レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

第??弾「サルーラの蒼き仮面」42

2009-08-31 22:58:50 | 小説
第??弾「サルーラの蒼き仮面」42

 「何だ?あのチンパン!
 踊りだしたぞ」
 「アニー、聞こえないけど、
なんか歌歌ってるみたいだよ」
 「あの変な男、笑ってるぞ。
 なんかあのチンパン怪しいなあ」
 「アニー、見てよ。
 チンパンがあの人の後に回った」
 「ウトー、やっぱり、あっちを見ろ!
 チンパンたちがゆっくりあいつのところに迫ってるぞ」
 「マヌケだね。あのおじさん。
後からやられるね」
 「ああ、でも、あのチンパン賢いなあ。
俺たちも危うくやられてたかもな」
 「僕はあんなにマヌケじゃないよ」
 ウトーはアニーの方を見る。

 ケイブはチンパンの変な踊りと、
変な歌のような泣き声に魅了されていた。
 後からチンパンの群れが迫っているのも知らずに。

 凄い音と共に、樽が縦に動かされたと思うと、
サギーの目の前が急に眩しくなった。
 「オーラ」
 「???」
 サギーは暗闇で目がなれていないせいか、
 変な声を出して樽を覗き混んでいるのが
何者かわからなかった。
(続く)


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