第??弾「サルーラの蒼き仮面」42
「何だ?あのチンパン!
踊りだしたぞ」
「アニー、聞こえないけど、
なんか歌歌ってるみたいだよ」
「あの変な男、笑ってるぞ。
なんかあのチンパン怪しいなあ」
「アニー、見てよ。
チンパンがあの人の後に回った」
「ウトー、やっぱり、あっちを見ろ!
チンパンたちがゆっくりあいつのところに迫ってるぞ」
「マヌケだね。あのおじさん。
後からやられるね」
「ああ、でも、あのチンパン賢いなあ。
俺たちも危うくやられてたかもな」
「僕はあんなにマヌケじゃないよ」
ウトーはアニーの方を見る。
ケイブはチンパンの変な踊りと、
変な歌のような泣き声に魅了されていた。
後からチンパンの群れが迫っているのも知らずに。
凄い音と共に、樽が縦に動かされたと思うと、
サギーの目の前が急に眩しくなった。
「オーラ」
「???」
サギーは暗闇で目がなれていないせいか、
変な声を出して樽を覗き混んでいるのが
何者かわからなかった。
(続く)
「何だ?あのチンパン!
踊りだしたぞ」
「アニー、聞こえないけど、
なんか歌歌ってるみたいだよ」
「あの変な男、笑ってるぞ。
なんかあのチンパン怪しいなあ」
「アニー、見てよ。
チンパンがあの人の後に回った」
「ウトー、やっぱり、あっちを見ろ!
チンパンたちがゆっくりあいつのところに迫ってるぞ」
「マヌケだね。あのおじさん。
後からやられるね」
「ああ、でも、あのチンパン賢いなあ。
俺たちも危うくやられてたかもな」
「僕はあんなにマヌケじゃないよ」
ウトーはアニーの方を見る。
ケイブはチンパンの変な踊りと、
変な歌のような泣き声に魅了されていた。
後からチンパンの群れが迫っているのも知らずに。
凄い音と共に、樽が縦に動かされたと思うと、
サギーの目の前が急に眩しくなった。
「オーラ」
「???」
サギーは暗闇で目がなれていないせいか、
変な声を出して樽を覗き混んでいるのが
何者かわからなかった。
(続く)