「そして3人しかいなくなった?」63
3人が、
また、
本屋に行こうとしたとき、
たけるが何か閃いたのか、
巨大ディスプレイを先に見に行こう、
と言いだした。
みつるもタケも時間がたくさんあったので、
反対する理由もなく、
たけるの意見に従った。
その場に行ってみると、
巨大ディスプレイには
相変わらず見たことがないものが写されていた。
みつるもタケも、
何かほっとしたような顔をしていたが、
たけるだけが少し興奮気味に、
「あれ、おかしいぞ」
と言いだした。
しかし、
みつるにもタケにも、
その巨大ディスプレイのどこが
おかしいのかわからなかった。
そこで、
みつるが、
「おい、どこが変わったんだよ」
とたけるの顔を見て訊くと、
「何かが、
あそこに写ってるのはわかるよな」
と、
たけるは
確認するように二人の顔を順に見た後、
「おかしいのは、
何かが、
あそこに写っていること自体なんだ」
と言ったのだった。
(続く)
3人が、
また、
本屋に行こうとしたとき、
たけるが何か閃いたのか、
巨大ディスプレイを先に見に行こう、
と言いだした。
みつるもタケも時間がたくさんあったので、
反対する理由もなく、
たけるの意見に従った。
その場に行ってみると、
巨大ディスプレイには
相変わらず見たことがないものが写されていた。
みつるもタケも、
何かほっとしたような顔をしていたが、
たけるだけが少し興奮気味に、
「あれ、おかしいぞ」
と言いだした。
しかし、
みつるにもタケにも、
その巨大ディスプレイのどこが
おかしいのかわからなかった。
そこで、
みつるが、
「おい、どこが変わったんだよ」
とたけるの顔を見て訊くと、
「何かが、
あそこに写ってるのはわかるよな」
と、
たけるは
確認するように二人の顔を順に見た後、
「おかしいのは、
何かが、
あそこに写っていること自体なんだ」
と言ったのだった。
(続く)