レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

サクラナ外伝フォー「ストライキ」

2016-03-11 06:41:29 | 小説

サクラナ外伝フォー「ストライキ」


 「どっちも電源切ったまま...」
 「もう1時よ」
 「相当怒ってるのね。
 今日は来ないわよ。
 一種のストライキね」
 「ちょっと意味違うんじゃない?」
 「とにかく、黙示の抗議よ」
 「余計わからない。
 そうだ!
 トンちゃんに電話してみたら?」
 「うーん...
 今度はサクラナしてよ」
 「多分、トンちゃん知らないと思うし、
 結構、口軽いから余計なこと話して、
あおくん、余計にヘソ曲げるかもよ」
 「それもそうねえ」
 結局、タマキとサクラナは、
例の鉄板焼きの件で割り勘だと嘘をついたことがバレて、
あおむがカンカンに怒っていると思い込んだまま、
そんな話しをしていたが、
あおむもウメナも電話に出ない以上静観するしかない
との結論で一致し、あのトンペイにも電話しないことにした。


 「懐かしいだすなあ」
 実は、
 あおむはトンペイから例の鉄板焼屋に行く際に着ていくスーツなどを選ぶのに付き合ってくれ
と電話で頼まれたので、
昔あおむがウメナと一緒に訪れた某デパートのメンズ館に来ていたのであった。

(続く)



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