レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

ループ「トイレ女を捕まえろ」改3 約1600字

2011-01-21 18:07:40 | 小説
ループ「トイレ女を捕まえろ」改3

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しかし、
待てど暮らせど
トイレ女は○○駅に現れなかった。
統計的には午後9時から10時くらいに
出没することが多かったので、
何日も粘ったがだめだった。
囮役の木太郎は、
やはりトイレ女は
都市伝説で存在しないのではないか、
と強く主張した。
そして、
日が経つにつれ、
木太郎が都市伝説説を強く主張して、
もうやめようと言いだしたので、
さすがのいつきも自信がなくなってきたのか、
木太郎の代わりに
あおむ、いつきの順で
あと3日づつだけ囮をやることを3人で決めたのだった。
そして、
まず、、
あおむが囮の番のときには、
トイレ女は現れなかった。
そして、
約束どおり、いつきが囮になった。
被害者になる可能性が低い、
痩せていて、
背の高い、
いつきが囮では、
トイレ女が現れる可能性はほぼない、
と考えて、
追跡役の木太郎は油断していたが、
なんと、
木太郎の目の前に、
いつきとトイレ女らしき女が現れ、
噂どおり、
いつきをタクシーに乗せて車を走らせて
どこかに行ってしまったのだった。
木太郎はあおむを連絡役にして、
トイレ女らしき女といつきをバイクで追った。
しかし、
木太郎はタクシーを見失ってしまったのだった。 
木太郎は、
連絡役のあおむにすぐ携帯で電話したが、
頼りにしていたGPSも、
いつきが油断して携帯自体を持ってくるのを忘れたようで、
まったく役にたたなかった。
噂のトイレ女からの逃亡マニュアル
をいつきが実践することだけを願って、
木太郎は、
あおむの待つ、、
いつきが乗せられたタクシー乗り場に戻って行った。
木太郎は腹もすいたし、
喉も渇いたので、
あおむをそのまま待たせて、
近くのコンビニへ軽食と飲み物を買いに行った。
しかし、
木太郎が戻ると、
あおむはいなかった。
タクシー乗り場には他の客もいなかったので、
客を待っている運転手に聞いてみると、
一台前の車に、
さっきまで自分と一緒にいた男、
すなわち、
あおむが、
女とタクシーに乗ってどこかへ行ったとのことだった。
木太郎は、
トイレ女に捕まったいつきが白状させられて、
あおむまで連れて行かれた
と思い込み、
怖くなって自宅へバイクで逃げて帰ってしまったのだった。


木太郎は家に帰ると、
トイレ女の恐怖というサイトへアクセスして、
事の顛末を書いた後、
二人の当日の服装や風貌も詳細によく書き、
そういう服装や風貌で目がおかしい奴がいたら、
すぐ警察に連絡するよう書き込んだ。

そして、
恐くなった木太郎が家に籠もったまま、
いつきとあおむの連絡を待ったが、
二人から1週間過ぎても、
連絡は来なかった。
(続く)


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