レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

第11弾「散った研究員を捜せ」

2009-04-22 20:25:58 | 小説
第11弾「散った研究員を捜せ」

 「はっきり言います。
ウイルスグループか戦闘グループのどちらか、そして」
 「既に一つのウイルス開発グループは全員死亡してる。
残るは二つだ。問題は戦闘グループだ、
各自、諸国へ散っている。
これはやっかいだ」
 「途中で先輩が話したので続きです。
可能性が高いのはウイルスグループの方だと思います」
 「何故だ。私は研究員の中に、
最初から基礎データに誤りがあることを知っていた奴が
いると考えているんです」
 「何故、ウイルスを開発するためです」
 「そんな目的のために、
データを偽装したというのか」
 「そうです。
それにデータを教授や我々にもわからないように
偽装できる技術を持っているのはウイルス開発グループだけです。
彼らは人類の研究もしていましたから」
 「ウイルス開発して何の得になるんだ。
下手すると自分や家族の命まで犠牲になるんだ」
 「それは。しかし、そいつが悪魔だとしたら」
 「そいつは最初から、人類の滅亡を狙っていたというのか」
 「そうとしか考えられません」
 「うーん、とにかく散った研究を探して、
当たるしかない。時間はないんだ」
 「では、ウイルス開発グループから」
 「ああ、それでもいい、早くしろ」
(続く) 
 


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