レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

第14弾レイジーブラザース「カイミヤマのコワコワ御殿散策4」

2009-08-12 22:48:17 | 小説
第14弾レイジーブラザース「カイミヤマのコワコワ御殿散策4」

 「ちょっと例の手紙を見せていただけますか?」
 ジュウロウは例の手紙をもとこに見せた。
 「あら、イヤだ!
 漢字がない。
 それにテンバチ?
 つづく?
 うーん。でも、わざとらしいわねー」
 もとこは例の便箋を見ながら、ぶつぶつ呟く。
 「で、ジュウロウ先生、
この手紙はどうやって父の所に届いたんですか?」
 「あー、それを確認してなかった...
わしらとしたことが」
 ジュウロウがしまったというような顔でそう言った後、
横からマスターが口を出す。
 「封筒がないですし、
コワコワ先生の口ぶりからすると、
多分、コワコワ先生のデスクの上にでも
おいてあったんでしょう」
 「そうねえ。
 そこのお付きの方のいうとおりかもしれないわねえ」
 もとこはまた考える。
 そして、
 「つづくとありますから、
 もしかしたら、
 また、
こういう手紙が父の部屋のデスクに
のっているかもしれませんわよねえ?
 先生方これから一緒に行ってみませんか?
 また、手紙があれば、
犯人がこの家にいることが確実になりますし、
余計、推理しやすくなりから」
 もとこがそう言うと、
 「さすが、お嬢さん、
わしらはそこまで気づかなかったなあ。
 じゃあ、早速行きますか」
 ジュウロウが
もとこをおだてるようにそう言った。

 「処刑用のパンツ?」
 カイミヤマが驚いたように、
そのスケスケパンツを見る。
 「そうだすよ!
 そのパンツ一枚で1週間過ごすだすから、
凄い刑だすよ!
 僕たちはもう懲り懲りだすよ。
 おじさんもそうなるだすよ」
 「この私が?」
 「そうだぞ!嘘ばかりついてるからな!
 俺が、このおじさんが俺たちを騙して、
もとネエの部屋に入ろうとしたことを言いつければ、
確実だな!」
 永久はカイミヤマの顔を見ながら笑った。
(続く)


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