カミサン伝説18「幸福の像編95」
「まだかあー!腹減ったぞー」
「うるさいだすなあ!
うとうとしかけてただすよ。
死ぬんだすから、
腹減ったもないだすよ。
目をつぶって、眠っていれば、
知らない間に死んでるだすよ」
「おおー、こんなに時間があれば、
あのカレー食っておけばよかったぞー」
「あー、龍之介はいい度胸してるだすな」
あおむは横に寝ているその顔を見て、
笑った。
その頃、
病室のマジメは、
「ママ、嘘ついてるでしょう!
どうして?」
母親を睨みつけていた。
(続く)
「まだかあー!腹減ったぞー」
「うるさいだすなあ!
うとうとしかけてただすよ。
死ぬんだすから、
腹減ったもないだすよ。
目をつぶって、眠っていれば、
知らない間に死んでるだすよ」
「おおー、こんなに時間があれば、
あのカレー食っておけばよかったぞー」
「あー、龍之介はいい度胸してるだすな」
あおむは横に寝ているその顔を見て、
笑った。
その頃、
病室のマジメは、
「ママ、嘘ついてるでしょう!
どうして?」
母親を睨みつけていた。
(続く)