レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

第3弾リメイク「開かずの扉?」

2012-01-31 01:07:30 | 小説

第3弾リメイク「開かずの扉?」


 たまおは、 
 早速正面の扉まで行き、
 そのドアノブを捻ろうとしたが、
びくともしなかったので、
 何か仕掛けがないか、
 その扉の周りを懐中電灯で照らして調べたが、
 たまおにも、 
 それを見ていた賢明にも、
 仕掛けらしきものは見つからなかった。
 「うーん...」
 「とりあえず、
 諦めて、右の扉に行ってみよう」
 たまおが首を傾げている間に、 
 賢明がたまおが持っていた懐中電灯
をさっと奪うと、
 向かって右側の扉に歩いて行った。
 

 しかし、
 正面の扉同様、
 ドアノブも動かず、
周囲に仕掛けのようなものは見つからなかった。
 そこで、
 二人は賢明を先頭に、
向かって左側の扉まで歩いて行って、
 同じようにしたのだが、
 結果は正面の扉と右の扉と同様だった。
 「3つとも、
 外からは開かずの扉なんだすかな?」
 「うーん...
 内側から開く扉ってことか?
 じゃあ、
 諦めて、
 サヤちゃんのところに応援に行こうか」
 賢明はもう諦めかけていて、
そんなことを言いだしたが、
 たまおは返事もせず、
 黙って、
 賢明からさっと懐中電灯を奪い取るようにして手に取ると、
 今度は横の壁ではなく、
 天井を照らし始めたのだった。
(続く)



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