レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

カミサン伝説20「ハッピー編」535

2013-08-18 01:29:34 | 小説

カミサン伝説20「ハッピー編」535


 キジロウの店に、木太郎教授たちも集まって欲しいと、
寿司屋にいた人間が言っていた
とキジロウが電話をして嘘をつくと、
  彼の予想どおり、
 木太郎は大喜びで快諾し、
すぐ親友のエイタ教授にも電話し、同じく快諾を得た。 
 だが、まだ、ほとんどよくわかってないキジロウが、
 「兄貴、あの大将の長女で、
俺がちょっとだけ、パエリアの作り方教えてあげたハルカってお嬢さん、
いいぞ!
 春美さんも若くて明るくていいけど、
  彼女の方が年上で、料理のセンスがあるから、
兄貴にはそっちの方がいいんじゃないかな」
などと、
 当日、ハルカが来られないと言ったのをすっかり忘れていたキジロウは、
自分の好みでそんなことを言ってしまったのだった。
 木太郎は、
 いろいろと情報を得て、ハルカには別に好きな人がいるらしいことがわかったところに、
 たまたまあった春美が、ハルカとは違うタイプだが、
ハルカは諦めて春美に気持ちが傾いていただけに、
迷いが生じてしまったのだった。
 そんな木太郎に、
 さらに、
 キジロウは、
 「あと噂のカレー屋の孫娘のナツキさんって言うんだけど、
可愛い感じなのに、結構、意思がはっきりしているし、
 あの日の料理はネットの情報だけで作ったから今一だけど、
ひとりで作った割にはまあまあだったが、
なんとなくセンスを感じた。
 あの子もいいぞ。
 兄貴も教授なんだから、
そろそろ身を固めた方がいいからな。
 当日はよく見比べておけよ」
と、
 さらに、調子に乗って余計なことを話してしまったのだった。


(続く)



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。