レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「謎の太郎との関係とキタジマとチウメ」

2014-08-23 00:40:25 | 小説

新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「謎の太郎との関係とキタジマとチウメ」



 「そうだ、チウメちゃん。
 これだけ教えてくれ!
 母親が殺されてから行方不明になったきりのことなんだが、
 太郎からゲームソフト借りたことあるか?」
 いつきがチウメに訊く。
 が、チウメは何故か答えない。
 「わしに殺させてくれ」
 「わ、わかりました。
 言います。
 あの太郎からゲームソフトは借りたことありません。
 もうこれで許してください」
 チウメはそう言って黙り込む。
 「収穫ないだすなあ」
 「じゃあ、
 次はキタジマさん」
 「それは...」
 キタジマは口ごもる。
 「太郎を知ってますね」
 キタジマが黙って頷くとみんな驚く。
 チウメも驚いたような表情をした。
 「なんで、エイタわかったんだ」
 いつきが訊くと、
 「キタジマさんが、
 太郎と付き合っていたという噂のあるチウメさんに悪意を抱いているのと、 
 同じく太郎を追い込んだかもしれない木太郎を野郎だ
と再三キタジマさんが言い張っていたからだ」
と、
 エイタが言う。
 「その女が悪魔じゃ。
 もうそれしか考えられん。
 アユメかチウメのどちらか
と、
 わしは思っていたが、
 アユメがああなった以上、
 チウメが悪魔じゃ」
 キタジマが興奮して言う。
 「落ち着いてください」
 エイタはそう言って、
 キタジマの肩をたたいたのだった。

(続く)




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