カミサン伝説22「人首酒編」141
4月1日の分は無視してください。
第一話は下記から始まります。
カミサン伝説22「人首酒編」(ほ!改)1
ジュウロウは、
その刑事に訊きたいことがいくつかありましたが、
刑事の様子を見る限り、
ジュウロウたちが
インチキ人首酒の販売に加担していたことまでは
知らない様子に思えたので我慢していたのです。
が、
コワコワクエーが、
「今のお話を伺いますと、
その酒を販売していたご夫婦の死と
マスターの死が関係している
かのように思えるんですが、
どうなんですか?」
と
訊いたのだった。
すると、
「いや、正直言いまして、
はっきりした証拠はありません。
ただ、
3人も同じ酒に関係している人物が
死んでいる訳ですから、
無関係とはとても思えません。
しかも、
3人は知り合いのようですし」
その刑事はそこまで話すと、
タバコを口にくわえ、
思いっきり吹かすと、
再び、
二枚の写真を3人の方に向けて、
テーブルの上に置き、
「むしろ、
先生方の方の方がその辺の関係は
ご存じじゃないかと思いまして。
えー。
さっきの最初の絵と
今の酒についてるラベルを、
もう一度、
よく見てください。
この写真に写っている酒のラベルは
ほとんど同じですよね。
ただ、
よく見ていただければ
おわかりになるかと思いますが、
一箇所だけ違うのです。
そして、
まだ、
証拠というものはありませんが、
この最初にお見せした絵の方を描かれたのは、
そちらのカイミヤマ先生ではないかと、
我々捜査本部では考えているんですが、
いかがですか?」
その刑事はまたタバコを口にくわえてから、
今度は軽くふかしてから、
鋭い目つきで、
カイミヤマだけでなく、
他の二人の目も順に見たのでした。
(続く)
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カミサン伝説22「人首酒編」(ほ!改)1
ジュウロウは、
その刑事に訊きたいことがいくつかありましたが、
刑事の様子を見る限り、
ジュウロウたちが
インチキ人首酒の販売に加担していたことまでは
知らない様子に思えたので我慢していたのです。
が、
コワコワクエーが、
「今のお話を伺いますと、
その酒を販売していたご夫婦の死と
マスターの死が関係している
かのように思えるんですが、
どうなんですか?」
と
訊いたのだった。
すると、
「いや、正直言いまして、
はっきりした証拠はありません。
ただ、
3人も同じ酒に関係している人物が
死んでいる訳ですから、
無関係とはとても思えません。
しかも、
3人は知り合いのようですし」
その刑事はそこまで話すと、
タバコを口にくわえ、
思いっきり吹かすと、
再び、
二枚の写真を3人の方に向けて、
テーブルの上に置き、
「むしろ、
先生方の方の方がその辺の関係は
ご存じじゃないかと思いまして。
えー。
さっきの最初の絵と
今の酒についてるラベルを、
もう一度、
よく見てください。
この写真に写っている酒のラベルは
ほとんど同じですよね。
ただ、
よく見ていただければ
おわかりになるかと思いますが、
一箇所だけ違うのです。
そして、
まだ、
証拠というものはありませんが、
この最初にお見せした絵の方を描かれたのは、
そちらのカイミヤマ先生ではないかと、
我々捜査本部では考えているんですが、
いかがですか?」
その刑事はまたタバコを口にくわえてから、
今度は軽くふかしてから、
鋭い目つきで、
カイミヤマだけでなく、
他の二人の目も順に見たのでした。
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