レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

第??弾「サルーラの蒼き仮面」88

2009-10-17 23:10:00 | 小説
第??弾「サルーラの蒼き仮面」88

 ラーメンに怒鳴られまくられたあげく、
 元右大臣は結局自称樽男と同じ格好にさせられていた。
 「いいの?」
 「この国のためだ!
 俺はこれでもいろいろわかるんだ!
 こうして恥をかかせれば、
 もう、2度と王になるとはこの男も言わないし、
 誰もそうは思わないからな!」
 「これで済むのなら王になるなんて、
2度と言いませんから、
 早めに...」
 「ダメだ!
 そんなことを言ってるってことは、
まだ、反省してない証拠だ!
 しばらく、
その格好でいろ!」
 ラーメンは元右大臣を怒鳴りつけた。
 「結構、厳しいんだねえ」
 「そうだ!
 いいか!
 もう2度とか言う奴に限って、
同じことをするんだ!
 チビも覚えておけ!」
 「そうなんだあ?」
 「それにしても、遅いなあ」
 「少々、お待ちください。
 私が見てまいります」
 左大臣が話しの途中で、
そう言うと、一人の家来を連れて、
王とパティが向かったところへ行ってしまった。

 「おー、こんなことしてる場合じゃないのう」
 「僕が先に持っていくよ」
 パティはそう言うと、
焼きリンゴを3つ持って中年女の家を出て行った。
(続く)


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