レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

カミサン伝説18「幸福の像編79」

2009-08-31 21:47:51 | 小説
カミサン伝説18「幸福の像編79」

 あおむは、
龍之介から受け取った像の中から臭い像を探し、
それを磨きだした。
 「うーん。臭いだすなあ」
 あおむはぶつぶついいながら、
もう一つの像、復活の像も磨いて臭いをごまかすことにした。
 「おー、こうすればマシになるだすなあ」
 あおむはぶつぶついいながら
二つの像を磨きていた。

 「これから、マジメさんのお母さんを送りに行くから、
龍之介も一回家に帰って一晩寝ろ。
明日迎えに行くからな」
 「俺は、いや、私はここにいるぞー。
大丈夫だぞ」
 「龍之介さん、ダメよ。
 ちゃんと休まないとね。
 私もマジメは心配だけど、
今日はゆっくり休みますから。
 マジメが目を覚めたとき、
元気でいないと、マジメががっかりするでしょ」
 マジメの母親にそう言われると、
龍之介は不満そうだが、頷いた。
 そして、かおむは二人を家に送って、
すぐ病院に引き返した。

 「あー、このニオイだ」
 かおむは病室に戻ると、そう呟いた。
 そして、かおむはふと天井を見た。
(続く)


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