レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新第三弾「真犯人はおまえだ5」

2010-05-03 23:27:12 | 小説
新第三弾「真犯人はおまえだ5」


 第一話は下記から始まります。
 
 新第三弾丁稚作「カミサン研究会の謎」

 たまおはネネを睨みつけた後、
 「いいだすか?
 サヤちゃんの話が本当だすなら、
 永久の部屋を出て、
 それから、
 ひさめちゃんが
207号室を出たわずか30分くらいの間に
永久は殺されたことになるんだすよ」
 「そうなると、
 ひさめちゃんも、
 サヤちゃんも犯人じゃないとすると、
誰が永久を殺せるんだすか?」
 たまおはそう言って、
 4人全員を順番に睨みつけた。
 すると、
 サヤとひさめが何かいいかけたが、
 たまおに睨みつけられたので、
 黙り込んだ。
 そして、
 賢明が、
 「まず、
 二人とキミカが本当のことを言ってる
と仮定しよう。
 そうすると、
 次に問題となるのが、
 わずか30分の間に
誰が永久の部屋に入れたか。
 キミカを永久が拒絶したことから考えて、
 永久自らがドアを開けたなら、
 永久にとっては無視できない人間
としか考えられない」
 賢明がそう言った後、
 「何故、
 永久が交渉しに来たキミカに
居留守を使ったかというと、
 実は永久は俺たちキモ男3人衆
と手を組むことが決まっていたからなんだすな」
 たまおがそう言ったが、
 4人とも驚かなかった。
 「やっぱり、
 みんなここまで来ればさすがにわかるよな」

 賢明が笑って言う。
 「そうすると、
 コンクール出場が決まった、
 みはるちゃん、
 ひさめちゃん、
 僕たち3人衆には、
 コンクール出場の観点からは、
 まったく動機がなくなるんだ、
 それから、
 もとめ先生も、
 永久を入れた僕たち6人をコンクールに出したいから、
動機はなくなるだすな」
 ここで、
 たまおは不気味な笑い方をした。
(続く)


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