レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新「ミケーレの蒼き仮面」238

2010-12-31 23:33:03 | 小説
新「ミケーレの蒼き仮面」238

第一話は下記から始まります。
新「ミケーレの蒼き仮面」


パティが、
チャーシューメンとアニーのそばに戻ってくると、
アニーの耳元で何か囁いた。
「ふーん。そうか」
アニーが黙って頷くと、
パティが、
「チャーシューメンは空を飛べるの?」
と試しに訊いてみた。
すると、
チャーシューメンは
「空を飛ぶ?」
と言って首を傾げた。
「わかった。
じゃあ、ちょっと行くところがあるから、
また来るよ」
パティがそう言うと、
「またな」

アニーも言って、
その場を離れようとした。
すると、
チャーシューメンが、
「あのー、
一つだけ訊いてもよろしいでしょうか」
とアニーに丁寧な言葉で訊いたのだった。
「何?」
「あそこにいるのは何ものなんですか? 
私のことを知っているようですが」

チャーシューメンが、
ラーメンの方に長い鼻を向けて
そう言ったので、
「子分みたいなもんだよ」

パティが横から小声で
そう言って笑ったのだった。
(続く)


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