レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

カミサン伝説?「謎の像283」

2016-01-04 01:28:22 | 小説

カミサン伝説?「謎の像283」


 すると、
 あおむが、
 「直哉が言うとおりの可能性は低いとは思うだすが、
 あの像はとにかく危険だす。
 直哉はおっちょこちょいなところがあるだすから、
あの像には慣れている僕が確認に行くだすよ。
 念のため、
 マジメさんたちはこの部屋から出ていいてくれないだすかな」
と言うと、
 シゲタが、
 「直哉さんの性格は存じ上げませんが、
もし、像が、そこの靴の中にあるなら危険です。
 もし、そうであれば、その可能性に気づかず、
ここまで持ち込んでしまった私に責任があるので、
私にその役をやらせていただけませんか?
 お願いします。
 弟さんに危害が加わるようなことは決して致しませんから」
と言い出すと、 
 あおむは少し考えてから、
 「だば、僕と先生だけで確認するだすよ。
 弟のこともあるだすし、先生はまだあの像に慣れてないだすからな」
と言うと、
 「お気遣いありがとうございます。
 では、よろしくお願いします」
とだけ言って、
 シゲタが深々と頭を下げると、
 マジメが唇に人差し指をあてて、
 「直哉さん、そうしましょ」
とだけ言って、
隣に座っていた直哉の手を握ってからそっと立ち上がると、
 直哉もおとなしくマジメの言葉どおりに立ち上がったのだった。

 
 そして、
 あおむとシゲタは
直哉とマジメが研究室を出て、その扉を閉めたの
を確認すると、
二人揃って立ち上がり、シゲタの机の前までゆっくりと歩いていったのだった。

(続く) 
 
 



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