レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

本編リメイク「隠し扉の発見と青虫とオチタ」

2009-04-30 20:00:56 | 小説
本編リメイク「隠し扉の発見と青虫とオチタ」

 青虫がトイレから戻りかけた時に、
 「こんな時に隠し扉がありました、
オチタくんの言葉で気がついたんです。
みなさん、こっちへきてください」と
 タヨウがみんなを呼ぶ。
 何が何だかわからないが、
青虫もそこへ行く。
 「キタジマさんと木太郎さんはここから、
地下に入ったのかしら」
 アユメの言葉に、
 「キタジマとキンタロウ?って何ですか」と
 青虫が訊く。
 アユメが笑いながら
 「青虫さんとオチタさんには
わからないでしょうけど、
キタジマさんというのは、
こちらのお母様の執事さんで、
金太郎ではなくキタロウさんというのは
青虫さんによく似た同じ高校生のことですよ」と
 アユメは自分ではまったく悪意がなく
優しく言葉をかけたつもりだが、
はたからみれば少し嫌みに聞こえる答えをした。
 「この子たちに今説明しても無理よ。アユメさん」と
 ヒトミが言うと、
 「でも、この下へ捜しに行くとなると、
この子たちの協力も必要だと思いますから、
事情を話してあげたらどうでしょう。」
 タヨウがいう。
 「そう言われれば、そうね。
あの木太郎も活躍したくらいですしね」
 ヒトミは考え直す。
 「私もそう思います。
それに、お二人とも、木太郎さんたちにはない力、
そうですね。
何かとんでもない勇気がありそうな気がします」と
 チウメが上手いことを言う。
 「じゃあ、タヨウさん、
リビングに戻って、説明してあげなさい」
 ヒトミはそういうと隠し扉を開けようとする。
 「お母様、開け放されたままにされたのには、
何か理由があるのでしょうから、
今はそのままの方がよろしいと思いますよ」と
 タヨウがアドバイスすると、
 「そうね、ヒラメみたいになったら、
困るわよね」と
 ヒトミは頷く。
(続く)


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