レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

カミサン伝説20真?ハッピー編「エイタの仮説」

2012-02-15 00:24:54 | 小説

カミサン伝説20真?ハッピー編「エイタの仮説」


 「あのー、
 こういうことは考えられませんか。
 ハッピーの像が効果を発動する前に
何らかの力で雲が集まる。
 あるいは雲の力がハッピーの像の効果
を発動するには必要だとは」
 「うーん。面白い考えだな。
 カミサンの像としては異例だが。
 検討する価値はあるな。
 やっぱり、若い子は頭が柔軟だな。
 自分はそんなこと考えもしなかった」
 ハゲタは感心したようにエイタの顔を見つめる。
 「さすがエイタ。
 でも、もっと早く気づいてくれればなあ。
 何かの力が働いて雲が集まってくるのか?」
 木太郎が鼻をほじりながら頷く。
 「でも、そうなると、
 ハッピーの像はカミサンの像の中でも
まったく異質のものだということになるな。
 そうだ。
 君たちはその像を誰からもらったんだい」
 「タロウって俺たちの仲間が変なおじさんから貰ったんだって」
 「変なおじさん?
 どこにいるかわかんないかな」
 「さあ?」
 「タロウに訊いてみれば」
 「タロウくんとやらはどこにいるんだい」
 「じゃあ、これから行こうか。エイタ」
 「そうだな。気になるしな」
 「そうか。
  タロウくんに会わせてくれるか」
 ハゲタがそう言うと、木太郎たちはタロウの家に向かった。
(続く)

 



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