レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

第?弾BADEND.C-23「あたしもっとキレイに8」

2009-08-12 21:52:09 | 小説
第?弾BADEND.C-23「あたしもっとキレイに8」

 「やすお!帰るぞ」
 その父親が
やすおたちのそばにやってきて声をかける。
 「オヤジ、俺たちだけか?」
 「俺の車には6人も乗せられないだろうが!
 ただでさえデカい奴らなんだから」
 「おまえのことだぞ!」
 「おまえだって、デブだろう!」
 龍之介とソウセキは互いに指さす。
 「あおむ先生たちをおいて帰るのか」
 「しょうがないだろう。
 どっちにしろ、全員は乗せられないんだから、
こうして気づかれないように、
そっと呼びにきてやったんだぞ!
 デカいのがいるんだから、
4人でちょうどいいだろうに。
 あの先生たち乗せたら、
暑苦しいし、
おまえたち3人のうち
誰か一人はおいていかないといけないだろうが」
 「おお、ありがとう」
 「どうも」
 龍之介とソウセキは
やすおの父親に頭を下げる。
 「うーん?
 でも、オヤジちょっと気になることがあるんだけど...」
 「早くしろって。
 俺も忙しいだよ。
 残りたいなら、
 先生とあのキレイな子を先に連れて帰るから、
 やすお、おまえだけここに残るか?
 その代わり、一人で帰ってこいよ」
 「やすお、もう帰ろうぜ!」
 「そうそう」
 
 「ああ、あそこー」
 「うーん?なんだすかあ?
 見えないだすよ」
 「あたし、
みんなと一緒に帰って、早くあのキレイな人に会いたいなあ」
 アリハは凄く目がいいのか、
遠くにいるやすおたちの方を指さした。
(続く)
  
 
 
 
 
 


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