レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

カミサン伝説18「幸運の像編52」

2009-08-03 22:07:43 | 小説
カミサン伝説18「幸運の像編52」

 「うーん、
何かこの像磨いたら、臭うだすよ」
 「そうか。兄貴、
こっちは磨いたら、いい香りがしてきたぞ」
 「こっちはインチキみたいだすな。
 そっちが本物だすかなあ」
 「兄貴、
でも、
こっちも全然艶がでないだよなあ」
 「うーん、
インチキくさい像ばかりだすなあ」
 「でも、磨いて変化があったのは、
マジメさんのと、今磨いている像だけだよなあ」
 「僕のはただ臭いだけだすからなあ」
 「でも、他の像は磨いても変化はなかったぞ」
 「じゃあ、かおむ、
マジメさんと二人で祈るだすよ」
 「兄貴もいるんだから、
3人で祈ったらいんじゃないか」
 「だすが、これすごく臭くなってきただすよ。
 もう我慢できないだすよ」
 二人の会話にもかかわらず、
マジメは一生懸命、
艶のでた像に何か祈っていた。
(続く)


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