レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新第?弾もとこもとめ伝説「妙案?」

2011-01-20 22:59:24 | 小説
新第?弾もとこもとめ伝説「妙案?」

  しばらくの間、
にやける龍之介
を除いて気まずい沈黙が続いたが、
もとこが何かを思いついたようだった。
「そうよ!
サヤさんの所まで行って、
もとめ姉さんの部屋に行くの。
そこの様子は、
私の部屋から聞こえるようになっているから、
どうにかして残った4人
を私の部屋に誘導して扉の開け方を教えるのよ」
と、
もとえが思いついた案を話した。
「うーん、
だすが、
どうやって残った4人をもとえ先生の部屋に行かせるんだすか」
と、
あおむが首を捻ると
「無理、無理」
と、
直哉がつぶやいたところを、
龍之介に足を踏まれた。
「あっ! そうだ!
もっと簡単な方法あったわよ。
モニター室へ行きましょう」
と、
もとえは、
今度は、
モニター室へ4人を連れて行った。
「凄いだすなあ。
リビングと外が見えるんだすな」
「こうすれば、
リビングや各部屋の声も聞こえるのよ」
もとえは名前が書かれた下のボタンを押す。
「静かだすな」
「やすおの部屋は」
「うーん、静かだすな。
もう寝ただすかな」
「ソラの部屋は」
静かだすな。
アリハの部屋もひさめの部屋も静かだった。
「露店風呂にでも入ってるだすよ」
「本当、
こっちは閉じこめられているというのに」
と、
もとえはおもしろくなさそうに言った後、
モニター室前のマイクに向かって
「あーあー、只今マイクのテスト中」
と言うと、
「アーアー、
タダイママイクノテストチュウ」

変な声がどこかから聞こえてきた。
「あら」
「アラ」
「うーん、聞こえる!」
「ウーン、キコエル」
「おー、
直哉の身体から聞こえたぞ」
と、
龍之介が言うと、
直哉はばつの悪そうな表情をして、
そっと、
変な仮面をジャージの下から取りだしたのだった。
(続く)
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