レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

もとこもとめ伝説以下略「級臭発売」

2013-08-18 23:13:01 | 小説

もとこもとめ伝説以下略「級臭発売」


 この学校周辺には変態が多数出没。
 とくにスニーカーを履いたおじさん。
 でも、弱点発見。
 それが、
 ここにおいてあるかおむ先生開発の香水。
 おそらく、
 その他の変態野郎にも効果抜群よ。
 臭い匂いもこれをつければ、消臭効果抜群。
 スプレー式で、携帯用のアトマイザーも今回だけ特別サービス。
 今回は特別に税込みで1箱2000円、3箱で5000円。
 明日からは1箱4000円だから、
 今日だけのお買い得品よ。
 それから、
 今日からこの香水を級臭とします。
 でも、
 この香水をつけてない生徒をこのクラスの生徒とはみなしません
というわけではないので、
 無理してつけなくてもいいのよ。
 本当よ。
 もちろん、いじめもないわよ。
 無視もね。


 といつものように、
 販売商品の宣伝文とかが、
 黒板に書いてあり、
 机の上に香水と金を入れる缶がのっている。


 「うえー、級臭って、ひでー。
 今までで一番最低かつ最高価格のインチキ商品だ。」
 「かおむのハナクソが入ってるんじゃないのか」
 「私、絶対にあれだけはつけない」  「でも、もう一度、注意書き見ろよ。
 
 この香水をつけてない生徒をこのクラスの生徒とはみなしません
というわけではないので、
 無理してつけなくてもいいのよ。
 本当よ。
 もちろん、いじめもないわよ。
 無視もね。

 
 これははっきり言って脅しだよ。」
 「えー、じゃあどうすんのよ」
 「誰か香水の臭いを一瞬で消すものしらないの」
 「あきらめることだな。
 どうせ、
 鼻栓と同じですぐ忘れるから、
 最初だけつけまくって捨てることだなあ」
 「それにしても高い。」
 「かおむにマージン払ってるんじゃないのか」
 「そうか、かおむと山分けか」
 「多分、龍之介への仕返しだ。
 龍之介、アリハ、直哉の責任だから、
 今回は3人で支払え。」
 やすおが言うと、
 「俺は慰謝料もらいたいくらいだけどな」
と顔にバンソウコだらけの龍之介が言うと、
 「しょうがないだろう、
 あのおじさんを騙して結構小遣い貰いまくった罰だよ」
と、
 直哉が言う。
 「直哉だって、
 ああ、もうやめようあのオヤジの話しは、とにかく払うぞー。
 えーっと3人でいくらだー」
と、
 龍之介があきらめたように言うと、
 アリハが
 「ひさめ、ソラあんたたちも
お金受け取ったんだから5人で割り勘ね」
と言った。
 「それもそうだな」
と、
 直哉が言って、龍之介が頷き、ひさめもソラも渋々頷く。
 「臭いのはイヤだけど、ただなら我慢しよう」
と、
 他の生徒が言うと、
 サヤが、
 「今日は簡単ね。
 全部で5万円だから、
 龍之介くん、アリハさん、直哉くん、ひさめさん、ソラさんそれぞれ1万円頂戴」
と言って、
 金を集めると例の香水を配布した。
 「くさー」
 「バーカ、洋服につけるなよ」
 「ハナクソ入りかもしれないのに、皮膚につけられるかよ」
 そんな会話がされているところに、
強烈な臭いと共にピンクのベレー帽を被ったもとえが登場したのだった。


(続く)



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