レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

カミサン伝説?「謎の像303」

2016-02-01 01:38:15 | 小説

カミサン伝説?「謎の像303」


 そして、マジメは、あおむと直哉の待つ会議室の戻り、
 シゲタが一緒に戻らなかったので何かあったのだ
と不安げな表情をしている二人の前の椅子に腰掛けると、
 ハンドバッグの中から意識が未だに戻っていないかおむを優しくつかむと、
 前のテーブルの上に包んでいたハンカチーフの上にそっと載せた。
 「かおむだけは無事だったんだすか?」
 あおむは少しほっとしたような表情でそれだけ言って、
そんな、かおむの方を見、
 直哉の方は相変わらず不安そうな表情のまま、
 「でも」
とだけ言って黙り込んだ。
 マジメはそんな二人に対し、
 「落ちついて私の話をお聞きください」
と前置きして、自分が見聞したことなどを話しだしたのだった。

(続く)



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。