第??弾「サルーラの蒼き仮面」27
「ははあ」
「たしか、ケイブだったな」
「はあ」
「じゃあ、まず、最初に確認するぞ。
ケイブ、おまえは、
我々がどういう素性か本当に知っていて、
今までのような態度をとってきたのかな?」
サギーは今までよりは少しやさしく訊く。
「そ、そのつもりでしたが、
失礼な態度であったことは
私からお詫び申しあげます」
ケイブはまた頭を深く下げる。
「謝るのはあとだ!
質問にまず、答えるのだ」
「はあ」
「我々を本当に知っているのだな?」
「た、多分」
「多分だと!」
サギーが睨むとケイブは俯く。
「えー、まず間違いないと思いますが、
万一のことがありますので...」
ケイブはそこで口ごもる。
「とにかく正直に思ってることを話せばよいのだ!
我々は嘘が嫌いでなあ」
「はあ」
「じゃあ、話せ」
「はい。その伝説の...」
「伝説?」
サギーは
自信なさそうに話すケイブの目をじっと見た。
(続く)
「ははあ」
「たしか、ケイブだったな」
「はあ」
「じゃあ、まず、最初に確認するぞ。
ケイブ、おまえは、
我々がどういう素性か本当に知っていて、
今までのような態度をとってきたのかな?」
サギーは今までよりは少しやさしく訊く。
「そ、そのつもりでしたが、
失礼な態度であったことは
私からお詫び申しあげます」
ケイブはまた頭を深く下げる。
「謝るのはあとだ!
質問にまず、答えるのだ」
「はあ」
「我々を本当に知っているのだな?」
「た、多分」
「多分だと!」
サギーが睨むとケイブは俯く。
「えー、まず間違いないと思いますが、
万一のことがありますので...」
ケイブはそこで口ごもる。
「とにかく正直に思ってることを話せばよいのだ!
我々は嘘が嫌いでなあ」
「はあ」
「じゃあ、話せ」
「はい。その伝説の...」
「伝説?」
サギーは
自信なさそうに話すケイブの目をじっと見た。
(続く)