レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

第??弾「サルーラの蒼き仮面」27

2009-08-16 22:28:35 | 小説
第??弾「サルーラの蒼き仮面」27

 「ははあ」
 「たしか、ケイブだったな」
 「はあ」
 「じゃあ、まず、最初に確認するぞ。
 ケイブ、おまえは、
我々がどういう素性か本当に知っていて、
今までのような態度をとってきたのかな?」
 サギーは今までよりは少しやさしく訊く。
 「そ、そのつもりでしたが、
失礼な態度であったことは
私からお詫び申しあげます」
 ケイブはまた頭を深く下げる。
 「謝るのはあとだ!
 質問にまず、答えるのだ」
 「はあ」
 「我々を本当に知っているのだな?」
 「た、多分」
 「多分だと!」
 サギーが睨むとケイブは俯く。
 「えー、まず間違いないと思いますが、
 万一のことがありますので...」
 ケイブはそこで口ごもる。
 「とにかく正直に思ってることを話せばよいのだ!
 我々は嘘が嫌いでなあ」
 「はあ」
 「じゃあ、話せ」
 「はい。その伝説の...」
 「伝説?」
 サギーは
自信なさそうに話すケイブの目をじっと見た。
(続く)


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