新カミサン伝説?ホラの像編改35
もちろん、
男は木太郎教授の申し出に喜んで応じた。
そして、
男から像を受けた取った教授は、
早速、助手を集めて、
その効果を試すことにした。
「誰か、
絶世の美女になりたいのはいるか?」
教授は冗談半分に訊いたが、
さすがにいなかった。
すると、
「できれば、
世界一のイケメンにして欲しいです」と
助手の中でも
1,2を争うキモヅラのフケタがそう言いだした。
「おもしろい!
やってみるか!」
教授は、
早速、
フケタの提案を受け入れることにした。
「フケタは邪心がありそうだから、
誰かフケタのために祈ってやりたい
と思うものはいないか?」
と
教授が言って、
助手の顔を見回すと、
誰も俯いたまま手を挙げなかった。
「うーん。
みな、
フケタを心から、
イケメンにしてあげたい
とは思っていないわけだな。
嫉妬という奴だな。
嫉妬イコール邪心だとも言えるから、
カミサンのバチが恐いわけか?
うーん...」
教授が、
腕組をして考え込んでいると、
助手の太郎が、
手を挙げて、
「フケタのキモヅラを、
普通の顔だけにはしないでください、
というのであれば、祈りますけど」
と
発言したのだった。
この発言を聴いた助手たちは、
思わず笑ったが、
「うん。
それなら、
嫉妬もなさそうで、
邪心もなく祈れそうだな。
どうする? フケタ。
キモい、今の顔よりはよかろうが」
と
教授は笑いながら、
フケタに言ったのだった。
(続く)
にほんブログ村
もちろん、
男は木太郎教授の申し出に喜んで応じた。
そして、
男から像を受けた取った教授は、
早速、助手を集めて、
その効果を試すことにした。
「誰か、
絶世の美女になりたいのはいるか?」
教授は冗談半分に訊いたが、
さすがにいなかった。
すると、
「できれば、
世界一のイケメンにして欲しいです」と
助手の中でも
1,2を争うキモヅラのフケタがそう言いだした。
「おもしろい!
やってみるか!」
教授は、
早速、
フケタの提案を受け入れることにした。
「フケタは邪心がありそうだから、
誰かフケタのために祈ってやりたい
と思うものはいないか?」
と
教授が言って、
助手の顔を見回すと、
誰も俯いたまま手を挙げなかった。
「うーん。
みな、
フケタを心から、
イケメンにしてあげたい
とは思っていないわけだな。
嫉妬という奴だな。
嫉妬イコール邪心だとも言えるから、
カミサンのバチが恐いわけか?
うーん...」
教授が、
腕組をして考え込んでいると、
助手の太郎が、
手を挙げて、
「フケタのキモヅラを、
普通の顔だけにはしないでください、
というのであれば、祈りますけど」
と
発言したのだった。
この発言を聴いた助手たちは、
思わず笑ったが、
「うん。
それなら、
嫉妬もなさそうで、
邪心もなく祈れそうだな。
どうする? フケタ。
キモい、今の顔よりはよかろうが」
と
教授は笑いながら、
フケタに言ったのだった。
(続く)
にほんブログ村