レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新カミサン伝説?ホラの像編改35

2011-01-11 17:13:19 | 小説
新カミサン伝説?ホラの像編改35

もちろん、
男は木太郎教授の申し出に喜んで応じた。


そして、
男から像を受けた取った教授は、
早速、助手を集めて、
その効果を試すことにした。
「誰か、
絶世の美女になりたいのはいるか?」
教授は冗談半分に訊いたが、
さすがにいなかった。
すると、
「できれば、
世界一のイケメンにして欲しいです」と
助手の中でも
1,2を争うキモヅラのフケタがそう言いだした。
「おもしろい!
やってみるか!」
教授は、
早速、
フケタの提案を受け入れることにした。
「フケタは邪心がありそうだから、
誰かフケタのために祈ってやりたい
と思うものはいないか?」

教授が言って、
助手の顔を見回すと、
誰も俯いたまま手を挙げなかった。
「うーん。
みな、
フケタを心から、
イケメンにしてあげたい
とは思っていないわけだな。
嫉妬という奴だな。
嫉妬イコール邪心だとも言えるから、
カミサンのバチが恐いわけか?
うーん...」
教授が、
腕組をして考え込んでいると、
助手の太郎が、
手を挙げて、
「フケタのキモヅラを、
普通の顔だけにはしないでください、
というのであれば、祈りますけど」

発言したのだった。
この発言を聴いた助手たちは、
思わず笑ったが、
「うん。
それなら、
嫉妬もなさそうで、
邪心もなく祈れそうだな。
どうする? フケタ。
キモい、今の顔よりはよかろうが」

教授は笑いながら、
フケタに言ったのだった。
(続く)
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