レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

レイジーブラザース「鼻くそは鼻くそで制す?オヤジの知恵炸裂?バカなチビ猿を騙せ!」

2013-04-14 23:30:56 | 小説

レイジーブラザース「鼻くそは鼻くそで制す?オヤジの知恵炸裂?バカなチビ猿を騙せ!」


  
 「直哉!
 騙されるんじゃないだすよ!
 僕とあのオヤジは共犯じゃないだす。
 ダメだす!
 来るなだす!」
 アホな直哉は、
 マスターの鼻くそらしきものがついた指を見て、
 あおむとマスターが共犯で、
 用がなくなった自分をカイミヤマと同じように、
 毒殺しようとしているのだ、
と思い込んで、
 攻撃の対象をウメナから、
 あおむの方に変えて、とびかかろうとしていたので、
 あおむは両手をあげて、そう大声で話した。
 「あおむくん、
 さっきの鼻くそ猛毒は、
 首にも塗ってありますから、
 チビ猿1匹ならすぐ殺せますよ」
と、
 マスターは、
 直哉がうまく自分の作戦にひっかかったことを利用し、
 直哉の思い込みを確信に変えさせるような言い方をした。
 「違うだすよ!
 直哉」
 だが、
 もともと臆病な直哉はマスターの言葉に見事に騙され、
 「俺は騙されないぞ!」
とわめきながら、
 マスターがわざと入口からどいた隙をついて、
 ガラス張りの応接室から逃げ去ったのだった。
(続く)





最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。