元祖「見せてください」改19
第一話は以下から始まります。
元祖「見せてください」改1
直哉は少し考えて、
「ネネちゃんが話したキミカちゃんのことって、
この前、
ネネちゃんが、
僕がキミカちゃんに会ってるとき、
電話してきたときのこと」
と
思い出したことを話した。
「やっぱり。
あのときに、
ネネはあたしのことをバラしたのね。
それで、
今日も、
先輩から脅すように、
30万円も借りることに成功したのね」
と
キミカは電話の向こうで言った。
「脅す?」
直哉はそんな覚えはないので、
思わず、それだけ言うと、
「庇ってくれなくてもいいんです。
あたしが悪いんですから。
でも、
ネネには、
お金を貸さないでいいですよ。
あたしが、
ちゃんと話しをつけますから。
先輩、ごめんなさい。
もう二度と電話もしませんし、
お会いもしません。
でも、
ネネから聞いたあの話しは、
絶対に誰にも内緒にしてください。
それから、
ネネからの電話にも
絶対にもう出ないでください。
あとは、
あたしが自分で決着をつけますから。
では、さようなら。
お元気で」
キミカはそう言うと、
電話を切ってしまったのだった。
(続く)
にほんブログ村
第一話は以下から始まります。
元祖「見せてください」改1
直哉は少し考えて、
「ネネちゃんが話したキミカちゃんのことって、
この前、
ネネちゃんが、
僕がキミカちゃんに会ってるとき、
電話してきたときのこと」
と
思い出したことを話した。
「やっぱり。
あのときに、
ネネはあたしのことをバラしたのね。
それで、
今日も、
先輩から脅すように、
30万円も借りることに成功したのね」
と
キミカは電話の向こうで言った。
「脅す?」
直哉はそんな覚えはないので、
思わず、それだけ言うと、
「庇ってくれなくてもいいんです。
あたしが悪いんですから。
でも、
ネネには、
お金を貸さないでいいですよ。
あたしが、
ちゃんと話しをつけますから。
先輩、ごめんなさい。
もう二度と電話もしませんし、
お会いもしません。
でも、
ネネから聞いたあの話しは、
絶対に誰にも内緒にしてください。
それから、
ネネからの電話にも
絶対にもう出ないでください。
あとは、
あたしが自分で決着をつけますから。
では、さようなら。
お元気で」
キミカはそう言うと、
電話を切ってしまったのだった。
(続く)
にほんブログ村