レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

カミサン伝説20「ハッピー編」426

2013-03-23 02:28:33 | 小説

カミサン伝説20「ハッピー編」426


 ハルカの母秋子は、ケンケンの吠え声を聞くと、
 「珍しいわねえ?」
とつぶやきながら、
 庭に出ると、
 ケンケンは何かを求める感じで、
その視線を庭から見える居間のある向けながら、
 「ワン」
 「ワン」
 「ワン」
と、
 3回吠えたのだった。
 「あらっ?
 食べ物じゃないの?」
と、
 秋子が普段と違う吠え方なので、
思ったことを口にすると、
 「ワン」
と、
 今度は一度だけ吠えたので、
 秋子はケンケンの視線の先を振り返って見ると、
 そこには、ある像が置いてあったのだった。
 秋子が、
 「ケンケン、あの像が欲しいのかい?」
と直感したとおりのことを訊くと、
 「ワン」
と吠えてから、
 ケンケンはそうだと言わんばかりに、
尻尾をふったのだった。


(続く)



 



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