レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

真END「ミカエルの正体バレる3」

2009-03-06 21:52:52 | 小説
真END「ミカエルの正体バレる3」

 「フォフォフォ、楽しみは後にとっておこうよ。
まずは、いつきの話しを聞いてあげなよ。
フォフォフォ」
 ダミーは、仮面の声に従ったのか、
何か理由があったのか、
他のミカエルの仮面を剥がすのをやめる。
 「フォフォフォ、木太郎は素直だな。
フォフォフォ」
 「俺の話は長いぞ。」
 いつきは目をぎょろぎょろさせながら言う。
 「なるべく手短にな」
ダミーが言う。
 「それは難しいなあ」
 「なら、質問をこっちがするだすから、
答えてくれだす」
 「ああ、そうしてくれ」
 「いつきさん、オタクを脅したのは誰だすか」
 「わからない」
 「じゃあ、いつきさんは誰を殺しただすか」
 「誰も殺してはいないよ」
 「嘘だろう」
 「本当だ」
 「うーん。
じゃあ、棺からどうやって出してもらった」
 「自力で出た」
 「自力で?」
 「簡単に開いたよ。
入ってみれば、わかるよ」
 「うーん、
じゃあ、太郎の母ちゃんを殺したのはオタクか」
 「違う。誤解されてるようだが、
木太郎と口裏を合わせてアリバイを作っただけだ」
 「じゃあ、太郎の母ちゃんを殺したのは誰だ?」
 「知らない。」
 「じゃあ、ここで座っていたのは何故だ。」
 「フォフォフォに命令されたからだ。」
 「何故、従う。」
 「脅かされたからだ」
 「何を脅かされたんだ」
 「言えない。」
 「言うだすよ」
 「言えない」
 「うーん、ホウセイのことか」
 「いや、それだけじゃない」
 「じゃあ、何だ」
 「それ以上、いえない」
 「まあ、次にするだす。
この質問は。
両脇のミカエルは誰が連れてきただすか」
 「一つは俺が、もう一人は自力で」
 そういつきが言った瞬間、
3人は後退すると両脇のミカエルに注意を払った。
 「どっちかが人形で、どっちかは生きてるだす」
 三人は二人を見比べた。
(続く)  


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