新作ディープ(?改)「部屋の外の誰か3」
「でも...誰がそんなことしたの」
ヒトメが小声で訊くと、
みんな下手なことを言うと、
また、
ヒトメが興奮するのではないか
と心配して、
しばし黙り込んでいたが、
アユメが、
「この部屋の外にいる誰かなの?
それもわかるわよねえ」
と、
やさしく答えた。
「うーん?
もとこは本当に殺されたの?
あたしが怖がっているから、
嘘をついてるんじゃないの?」
「本当に本当よ。ヒトメ!
あたしもアユメを自分の目で
確認したから」
アスカが、
ヒトメの頭を撫でながらいう。
「でも、
それじゃー?
さっきのはオオシマ?
それとも、
チウメなの?
レイカなら、
声をかけてくれるはずだから」
ヒトメのその言葉から、
ヒトメは、
もとめが死んでいることはわかっていて、
それで怖がっているように
その場の生徒は感じた。
また、チウメの名前が出ないことも、
皆疑問に感じたのだった。
(続く)
「でも...誰がそんなことしたの」
ヒトメが小声で訊くと、
みんな下手なことを言うと、
また、
ヒトメが興奮するのではないか
と心配して、
しばし黙り込んでいたが、
アユメが、
「この部屋の外にいる誰かなの?
それもわかるわよねえ」
と、
やさしく答えた。
「うーん?
もとこは本当に殺されたの?
あたしが怖がっているから、
嘘をついてるんじゃないの?」
「本当に本当よ。ヒトメ!
あたしもアユメを自分の目で
確認したから」
アスカが、
ヒトメの頭を撫でながらいう。
「でも、
それじゃー?
さっきのはオオシマ?
それとも、
チウメなの?
レイカなら、
声をかけてくれるはずだから」
ヒトメのその言葉から、
ヒトメは、
もとめが死んでいることはわかっていて、
それで怖がっているように
その場の生徒は感じた。
また、チウメの名前が出ないことも、
皆疑問に感じたのだった。
(続く)