レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

ドア女「ドア女Ⅵ」ケ

2010-09-02 00:56:27 | 小説
ドア女「ドア女Ⅵ」ケ

「ドア女Ⅰ」は以下から始まります。
 「ドア女Ⅰ」壱


 「ネネちゃん嫌いと言ったら、
 やっぱりひさめちゃんしかいないなあ?
 みはるちゃんはひさめちゃんが苦手なだけで、
 ネネちゃんは関係ないし。
 サヤちゃんは特にいないし、
 実際、ネネちゃんを
ライバル視してなかったからなあ」
 「たしかに、そうだすな」
 「まあ、そうなるなあ」
 「うーん、
 俺にも責任はあるかなあ?」
 「永久に?」
 「まあ、
 俺はひさめちゃんのデートの誘い
とか断りまくってきたから、
 ひさめちゃんは、
 何故か、
 俺がネネちゃんのことを好きだ
と思いこんでるんだよなあ」
 「それはみんな知ってるだすが、
なら永久を殺せばいいだすよな」
 「やめてくれって、脅かすなよ。
 今度やられるかもしれないじゃないか?」
 「なんか、
 急にひさめちゃんが
真犯人みたいになってないか?」
 「それはたまおが動機のことをいうからだよ。
 俺たちの知っている中で、
 ネネちゃん殺しの動機がありそうなのは
ひさめちゃんくらいだからな」
 「でもだすなあ。
 ネネちゃんが何かで脅かされてたとしても、
ひさめちゃんと組むだすかなあ?」
 「そう言われてみれば...」


「ドア女Ⅵ」コ(フぬけ)


 「だから、
 ネネちゃんはキミカちゃん殺しの際、
真犯人に何か弱みを握られたんだ。
 それなら、
 あのひさめちゃんとでも組めるんじゃないか?」
 「だすが、
 弱みを握られたのがひさめちゃんだったら、
 ふうたや僕に相談してくれてもいいだすがなあ」
 たまおが首を傾げる。
 「そうだよなあ?
 ひさめちゃんのことは、
 俺たちもわかってるから、
 逆に弱点を
教えてあげられたかもしれないからなあ」
 ネネちゃん無実説のふうたもこの点だけは、
 たまおの意見と同じである。
 「だから、
 ふうたやたまおには相談できない弱みを
ひさめちゃんが握ったんだよ」
 永久はそう言って
反対の意見を述べたのだった。


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