goo blog サービス終了のお知らせ 

Oregon on The Breeze ~ サトリの森

Yaplog時代のブログをこちらへ引っ越ししました。

新しい1年の始まり・・・・

2017-03-18 16:56:13 | うちの動物たち
アメリカ、2017年の3月18日は朝から雨☔️です。
でも、去年のこの日からきっと2017年は☔️だとわかってた。
本当なら、スカッと青空で春の太陽☀️が輝くべきなんだろうけれど。

昨日の夜”Shack” と言う映画を観て来ました。(日本でやってるのかしら?)サトレラパパがみたいと言ってたのだけど私にとってタイムリーな映画になりました。
日本語で ”Shack” は「掘立小屋」を意味します。アメリカで前にベストセラーになった本の映画化で、キリスト教色の強い物ですが、作者が意味している”Shack”は、
「あなたが自分の心の痛みから築きあげる家」「あなたが傷つき、壊れ、恥や傷が寄り集まり、立ち往生した場所」のメタファーであるのです。
そう・・・・
去年のこの日、私たちの大事なペーハが我が家を去って行きました。サトレラパパがペーハを連れて行くので新しい飼い主さんと電話で話している所
*ペーハの話に興味ある方は
<Better Place, better life>     
<ペーハの場合・・・・・・>
私はペーハを他の人に譲らなくてはいけなくなった原因は自分にある、とずっと思ってましたからね。

だって、
あの時私が声をかけなければペーハはフェンスを越えて隣りへ行かなかったのだものって。
しばらくは、ペーハが越えたフェンスのそばへ行くたびに涙😢が出て、ペーハの話しが出れば涙😢が出て、ペーハと歩いた森を見ると涙😢が出て・・・。
サトリは虹の橋を渡って私たちのそばからいなくなったけれど、その悲しさとは違うものでした。
ある友人にその話をしたら
「ある意味、死に別れより生き別れの方がつらいかもしれないね。」と自分の経験を話してくれました。
そうなんですね。サトリの事は『覚悟』が決まってたし、この世界にはいなくなっても、私の心にはいつも一緒で、生前よりも何処へでも一緒にいけるんだ、って感じられるから・・・。
でも、ペーハはうちからで1時間くらいのところにいるのに、もういつも私のそばにいてくれるペーハじゃないんだって思うと胸がつまりましたね。森へ行く時は大抵いつも一緒だったペッペ

そう、で、なんでその映画がタイムリーだったのか・・・。
ネタバレになるので詳細は言いませんが、結局主人公が立ち往生していた状態から歩み出し、自分の心の痛みが創り出した”Shack(掘立小屋)”から出て行くと話です。

今までの1年は、ペーハとの思い出が毎日毎日あちこちにありました。
でも、もう今日、今のこの時から彼と共に過ごすと言う思い出を作る事はないのです。自分を責める事もやめました。だって、今のペーハは新しい家で幸せに暮らしているんです。広い土地で山羊の護衛をしてます2016年8月
先住の護畜犬(マレンマ)たちとも仲良くやってます。2016年8月
そして、飼い主さんもペーハを今まで一緒にいる自分の犬たちよりも可愛いと思ってるそうです。
今も高さ180cmもあるホットワイアーを飛び越えてしまうので😰 手に負えないと見放されたら、うちに引き取るしかないだろう、と言う心配ももはやしなくていいくらい、大事にしてもらってるらしいです。
『らしいです。』って言い方変ですよね。でも、この写真を撮ってくれたのはサトレラパパで、私はまた会いに行っていません。会えなかったんです。自分がペーハに再会した時のイメージが浮かんだだけで泣けてくるので行けませんでした。
でも、この前から思ってるんです。今年は会いに行こうって。
サトレラパパが訪ねた時、新しい飼い主とサトレラパパの間でどうしていいかわからない態度だったペーハだそうです。
私はあれから、もう1年も会ってませんし、今は信頼おける山羊の護畜犬として働いているペーハです。
どんな再会の図になるのか自分でもわかりません。
ただ、飼い主さんが私を心配してサトレラパパに言ったそうです。
「会いに来た時、彼は(私の)そばへ行っても私の方へ来てしまうかもしれないけれど寂しいと思わないで。」と。
わかってる・・・😔
それでも、やっぱりペーハは “永遠のMy Boy💖💖” で私の心に残ると思う。

5月には新しいパピーが来るんだし!
春も来たんだし!
さぁ!前進、前進。


去年はこんなに満開だったアーモンドの花
今年は、やっと咲き始めた所です。




サトリの誕生日

2016-02-09 20:09:56 | うちの動物たち
(1週間前になりますが)2月3日、日本では節分ですがサトリの13歳の誕生日を無事に迎える事が出来ました
ペッペの姿勢の良いこと
実は、ペーハはいつもご飯をサークルの中で食べます。この日は、記念写真を撮りたかったのでサトレペパパが躊躇するペーハをサークルから出して座らせたわけです。(人間の勝手なんですが
それだからか、大体いつも座る姿勢はいいのだけど、この時は特別に直立不動的に固まってました。
もちろん、写真を撮るのに時間がかかったのでこの後姿勢は崩れましたが

サトリの親犬はかなり前にいなくなり、最後のきょうだい犬も去年サトリより先にの橋を渡って行きました。なのでサトリは今、Jan(ブリーダーさん)の繁殖した犬の中で一番の長老だそうです。
5月に13歳になる子がいるとは聞いていますが・・。
大型犬で13歳過ぎまで生きるのはかなりの『老犬』だとは思うけれど、14歳目指して元気でいて欲しいと切に祈ります

さてさて、の日が続いていたここ南オレゴンですが、昨日今日と結構良いお天気に恵まれ、昨日は外で仕事をしているとがにじんでくるくらいでした。ペーハも日向で気持ち良さそうです。はて、どこにいるでしょう。
山羊の花ちゃんもどこかにいます。私の仕事はこの写真の右側に写ってる金網フェンスの仕上げ。半分に切られた金網の上と下をくっつけます。くっつけると言うのは、クリッパーで切られた上の部分の網をへし曲げて下の網に結び付ける・・・・って言うイメージです。
だから、気をつけないと手首を痛めてしまいます。昨日の暑い中2時間頑張ってかきました。
都会育ちで、赤坂、銀座をスーツ着てハイヒールはいて闊歩していたわたくしめが、こう言う仕事をするようになるとはその時夢にも思いませんでした。ま、でも、これも結構楽しいと思えば楽しくなるものなんです

上の写真の中のペーハはここでした!
花ちゃんはここにいました!


ペーハ

2016-02-01 23:32:21 | うちの動物たち
カンガル犬のペーハは3歳と2ヶ月ちょっとになりました。
4ヶ月頃からの成長は本当に早くて8ヶ月頃にはサトリを抜いていましたが、足が長くて痩型。8ヶ月
”サトリの森”を散歩していても、何かが動くとすぐに走って行っちゃって数時間は戻って来ない。
こっちがちょっとよそ見をしていると、いつの間にか忍者のように消えて、これまた数時間帰って来ない。
サトレペパパが180cmを超える柵を作ってもそれを飛び越えて行ってしまうのを見た時は、超大型犬にしてはあまりの機敏さに口が開いたままふさがらない状態。
ホットワイヤー(熱線式フェンス)を勧められたけど、この広い敷地全部にそんなものをつける余裕はない。

サトレペパパとどうしたものかと頭を悩ませていた時、フト思ったのが毎朝の”サトリの森”散歩。
そして、散歩の後に朝ごはん。散歩は終わればご飯だ!と条件付けトレーニング。
と言うパターンを作ってみた。
勿論、オフリードで散歩するので歩く時はこちらが「sniff, sniff」(匂いをかいでいい)と言うコマンドを出さない限りは私たちの横か後ろを歩く・・・と言う事を心がけてみた。
ただ歩くだけでもつまらないから、時々はサトレペパパか私が隠れて「探せ、探せ」のゲームも入れてみた。
このゲームをやって気づいたのは、サトリは鼻より、目に頼ってて、ペーハは目より鼻。
犬が犬である事を実感させるのがこの「鼻」。臆病な犬やブルドッグのような闘犬として作られた犬種は鼻を使う訓練をすると「犬」の心を取り戻す事が出来るそうだ。

と、話しはちょっとそれましたが、そんな事を始めて数ヶ月。
ペーハは本当に3歳を境目に変わりました。
散歩の時は、必ず見える所にいるし、私が枝をかき集めるので立ち止まると、必ずといっていいくらい自分も座って待ってるし。「一緒に」のコマンドで一緒に歩く事も覚えたし。
子犬の頃から、感じてはいたけれど、サトリやレイラのようなトレーニングをしなくても、人のエネルギーやサトリとレイラが私やサトレペパパのコマンドに従っている様子を見て、覚えてしまうのがすごい!
これは、カンガル犬の特徴でもあるらしいが、やはり長い間、羊飼いと共に生活をして家畜を守って来た遺伝子何だねぇ。

3歳を目途に体つきも完全に大人です。初めて数字に出してみたのだけど、やっぱりデカイですねぇ!これだから、私が連れて街を歩いていると通りすがりの人たちに
「鞍を買って乗ったらいいんじゃない?」
「馬?」
なんて冗談を言われるんですねぇ・・・・
だけど、性格は可愛いんだよねぇ、ペッペ!