ー低体温症と事故の教訓ー

気象条件がよければ、このコースは特に問題なく歩けるという認識があり、実際にそのような好条件であれば重大な問題は起こらなかった可能性は高い
どんな悪天候下でも行動できるようになったわけではない、人間の体感機能が進歩したわけでもない
もっと自然と対話しながら、ゆったりと自然に身をゆだねる心が、山登りの原点である
「低体温症を起こす環境」夏山
・雨
・気温10℃以下
・風速10m以上
・湿度、濡れ
・疲労、脚力が弱い
・栄養状態
・ウェアの条件
「体力トレーニング法」
・目的とする山を想定して、様々なシミュレーション・トレーニングをすることが、最も効果的な方法であり、事前の疑似体験によって本番でも余裕が生まれる
知的レベルでの高さが、すなわちその人の登山の知識や技術のレベルということになる
体格が小さいと低体温症になりやすいと言われ、この本を読んでみた
体格が小さい女性(68歳、147cm、51kg、登山経験13.5年、登山状況月に2~3回)が自力下山されている
目的の山に見合った体力や技術、知識を身に付けていきたいと思う