13/10/29 たそがれ詩集

図書館に13日に亡くなられたアンパンマンの生みの親、やなせたかしさんの詩集のコーナーが設置されています。
たくさんの詩集の中から、

90歳のときに出版された詩集です。
ページ裏のカバーには
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ぶっきらぼうな
この詩集
ぶっきらぼうに
読めばいい
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との言葉が。
ぶっきらぼうに読みました。
二つ紹介します・・・

老年ボケやすく
学ほとんど成らず
トンチンカンな人生
終幕の未来も
なんだかヤバイ
それでも笑って
ま、いいとするか

足が弱くて
すぐころぶ
耳は遠いし
眼はかすむ
まいにちあぶない
つなわたり
決死の冒険
サスペンス
これぞ老後のおたのしみ


子ども達が大好きなアンパンマンは、
「戦争を体験して本当の正義とは何かと考えるようになり、スーパーマンのようなヒーローはウソくさい。そう感じていたなかで出来た」そうです。
戦争体験の中で一番辛かった「飢え」がアンパンマンの原点だと、だから顔を食べさせるのだと聞いたことがあります。
アンパンマンには、「本当の正義を伝えたい」という思いが込められています。