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竹原友徳のさすらいうどん武者修行道中記

香川でのうどん修業の後、2年間の日本一周うどん行脚の武者修行の旅を完遂!現在は京都・綾部での開店目指し奮闘中!

男前うどん

2007年10月21日 | 全国うどん食べ歩き情報
今週末はやまうちうどんの手伝いを再びさせてもらっていた。

香川に来てから時間があれば気になるうどん屋に何軒か調査に行っていた。

それぞれ個性があっておいしいし、安いなと感じていたけど、久しぶりに食べたやまうちうどんは他にないうまさがあった。

麺のエッジがするどく角が尖んがっている。
麺の顔立ちがはっきりしていてほりが深い感じ。
なんて男前うどんだ。

コシは強いけれどけっして硬い感じはなく歯切れよくうまい。
薪の強力な火力と遠赤外線パワーでうどんを茹がくからなのか…

日本各地でいろんなうどんを食べたり、意見を聞いて自分の理想のうどんを迷う事が多いけど、自分の好きなうどんはやっぱりやまうちだと感じた。
うまい!うどん目指して初心忘れず、挑戦していきたい。

女将さんからの
「いつまでもふらふらしてないで落ち着いて早く店出しなさい!」
期待の思いが込められた厳しい言葉が胸にガツンときて、少しでも早く開店もしなければと思った。


今週は徳島、高知行きます。
何か出張可能なイベントなどあれば紹介お願いします。

大阪うどん食べ歩き

2007年10月14日 | 全国うどん食べ歩き情報
大阪はうどん屋が多い。車で走っていてもかなり目にうどんという文字が飛び込んでくる。
讃岐系の店もかなりあるけれど昔ながらの大阪のうどん屋も多い。
うどん処大阪だ!

というわけで先日大阪にいた時にちょこちょこ食べに行ったうどん屋紹介。

お世話になった麺好きの方お薦め店
「樹」
此花区此花警察署のとなりあたりなぜか「うろん」の看板。
土曜日休み
さぬきの腰の強い麺とだしが合っていておいしかった。

ちょっと難しい店
「讃岐一番」
鶴見緑地近くにあります。
けっこう太麺。値段がお手頃。
お代わりが一玉100円。しょうゆうどん等どんぶりそのままでいけるものは可能で、かけ食べた後しょうゆでもいけました。
ですが、釡上げはどんぶりが新しくなるので新規料金となるようです。
ちょっと手強い店でした。

きつねうどんの元祖
「松葉屋」
南船場にあります。
あげがドーッンって乗っていると聞いてかなり期待して行ったが上品なおあげさんでした。
麺は柔らかい、しかしながらだしは効いていておいしかった。うまいだしに重きを置く昔ながらの大阪のうまいうどんだと思う。
あと大阪にはおじやうどんというものもあり鍋焼きうどんにごはん入っていてこれはこれでありですね

「ゆきの」
西田辺にあります。
かき揚げぶっかけのごぼうと人参などが入ったかき揚げがサクサクでうまい!
麺はつるりと喉越しのいい感じだった。
一人で厨房に立つ大将の仕事ぶりが美しく勉強になった。

釡上げうどん専門店
「一忠」
八尾市にあります。
湯煎であつあつになった徳利でだしがやってきて思う存分楽しめます。
細めんもあったが普通の太さの方が好みだった。
釡上げ専門店なのでお客さんみんな釡上げをふーふー言いながら食べていて、その雰囲気が良かった。

まだ気になる店があるのでまたの機会に食べに行きたい。



伊勢うどん

2007年07月30日 | 全国うどん食べ歩き情報
7月29日
生まれて初めて伊勢神宮に参拝。
外宮、内宮と参り、お目当ての伊勢うどんを食べに行く。

伊勢駅から程近いうどん通ならおもわずそそられる古びた歴史ある店構えの「山口屋」さんでいただいた。
三重に来て以来君は伊勢うどんを食べたか?と何度も聞かれたので
この瞬間をどれだけ待ちわびたことか。

注文し出てきたうどんにびっくり。
まるまるした太い麺にこってりとしてそうなつゆ。
まるで大蛇のようだ。
しかも想像では冷たいうどんだと思っていたが実際は温かいものだった。

食べた感想は麺にはコシはなくやわらかい感じ。
つゆが見た目ほど濃くなくけっこう食べやすい。
これはこれで伊勢にきたら食べなくちゃって思いました。

7月30日
松阪にある30年以上前から自然食品店をされている「かねこや」さんでうどん打ちをさせてもらった。
夜、木材加工の方が食べに来てくれて、本物の割り箸の意味を教えてもらった。
今でこそ割り箸は中国で乱伐された木で作られていて森林を破壊しているから
悪いイメージで捉えられているが、本来は製材で出た材木としては使えないきれっぱしを利用し作っていたもったいない精神の賜物だそうです。
間伐材やきれっぱしの割り箸でまかなえるようにしたいですねー

山梨入り

2007年05月23日 | 全国うどん食べ歩き情報
長くお世話になった静岡を後にし、いざ山梨へ。

富士山の麓を東側から北上すると富士五湖の一つ山中湖についた。

その近くに忍野八海という富士山の名水が豊富に湧き出る名所があったので立ち寄る。

いい水ある所にいい麺ありということで隣町の有名うどん処富士吉田市の吉田のうどんを食べに行った。

吉田の有名店「白須うどん店」へ

看板やのれんさえも無くて発見するのに苦労した。
初めて香川に来た人が穴場の名店を捜す大変さがわかった気がした。

あったかいのと冷たいのと二種類食べた。

この地方独特の少し味噌が効いただしと湯がき刻みキャベツが不思議とよく合う。

麺は地粉のようで小麦の香りが強い。
コシが強烈なためあったかいのだとわりと食べやすいが冷たい方は喉で味わうという食べ方は困難で一本づつしっかり噛んで味わって食べるのがいいみたいだ。
なかなか通好みな店だと思う。

もう一件行った「麺許皆伝」という店は食べた感じがさぬきに近い麺で吉田って感じではないかもしれないけれど、つるりと食べれる好みの味だった。

来週くらいまで山梨にいる予定です。
まだまだ仕事出来る日あるので連絡お待ちしております。

月末には長野に行きたい考えています。


館林うどん

2007年02月26日 | 全国うどん食べ歩き情報
上州三大うどん、水沢、桐生を食べた。
となるとやはり最後館林も食べたくなってしまう…

行ってみることした。
館林は日清製粉の始まりの場所。
館林製粉としてスタートし日本各地の製粉会社と合併し今の日清製粉となる。
そんな小麦処館林でおすすめと言われた一軒

一升屋

駐車場に着くとうどん好きならわかるうどんのうまい店のオーラがでていた。
中に入ると個性的なオブジェが所狭しと飾られていておもしろい。
ざるうどんを注文した。

そしてやってくる。
衝撃的だった。

なんだこの盛は…

こんなにざるに盛に盛られた盛うどんははじめてみた。
その衝撃もさることながらその味もインパクトあり!

つるりと喉越しのいい好みのうどんだ。
食べ終わるとさすがにおなか一杯になった。

第三山本

2007年02月08日 | 全国うどん食べ歩き情報
群馬はうどん処。
国道を走っていてもそば屋よりうどん屋の方が多い。

群馬は昔上州と呼ばれた。そして地図を開くと気になる文字が…

上州三代うどん

水沢、桐生、館林
桐生は特に熱いという噂を聞いて行ってみることにした。
市内に入ると確かにうどんの文字がたくさん目に入る。
テンションもあがってくる。
そしておすすめと紹介してもらった第三山本へ。

第三ってことは第一、第二もあるのか?
あるんです。どうも弟子の関係がそこにはあるようだ。

桐生うどんは庶民に親しまれていて第三山本も地元客で賑わっている。
店に入ると一番最初に感じたのは気持ちのいい、いらっしゃいませの声と笑顔。

うどんを注文しざるとかけをいただいた。
茹でたての麺はにゅるにゅる、もちもちといった食感だ。
最後に少しだけ頂いた冬だけの幅広いきしめんのようなひもかわ。
これまたうまい。
冬の冷たく乾いた風があるからできる麺らしい。

帰り際少し話しをさせてもらった。
親子二代の心意気がすばらしかった。

気持ちのいい声と笑顔、職人の姿勢が産み出すまた来たいなって思える雰囲気。
同じうどん屋として学ぶべきものがたくさんあったお店です。

これから何代山本ができるかも注目である…

水沢うどんの名店

2007年02月07日 | 全国うどん食べ歩き情報
群馬県伊香保温泉の麓で水沢観音からの名水で作られるうどん処水沢。
水沢、讃岐、稲庭が日本三大うどんと呼ばれていて、ここ水沢にはうどん屋が十数件も軒を列ねている。

その中でも一番の老舗で江戸時代からの歴史を持つのが清水屋。

機械を使わず丸二日間かけ丹念に仕上げた生地は麺自身が旨い。
それを特製胡麻だれで頂く。
絶妙のバランスでペロッといけました。

宮内庁も御用達の清水屋、うまい!


さむらいSOUL

2007年02月06日 | 全国うどん食べ歩き情報
行ってきました、再び水沢の清水屋さんに!

3時過ぎに伺うと親方さんが水沢うどん食べてきた?と聞かれ今日はまだ食べていなかったので少し時間的に余裕もあり2件食べにいった。
昨日と今日で4件食べたが、やはり清水屋のうどんが一番うまかった。

再びお店に戻りさぬきのうどん打ちをさせてもらう。
その様子を興味深そうに見られた。

打つ、切る、久々の大釜でゆがく…

ゆであがり、ざるにあげさぬきらしくひやひやを食べてもらった。

親方さん、従業員の方含め10名ほどに食べてもらった。

その反応は従業員さんはちょっと固いかなと言いながらも機械の麺とは全然違って、おいしいというような感じだった。

しかし親方さんの感想は

こんなの固すぎるよ
…ガツン!

ダシが俺には合わねぇ
…ガツン、ガツン!!

と言われ口に合わなかったみたいだ。さぬきのおいしさが伝わらなかったのか…


しかし親方さんはこう言いました

「俺はさぬきの店ははみんな機械を使った手抜きのいい加減なうどん屋ばかりだと思ってたけど、今、君のうどんを食べて見直した。
手打ちで心のこもった麺作る店もあるんだな。
君のようなうどんを作る店がさぬきにもっとあればさぬきうどん界もよくなっていくんだろうけど…
君みたいな職人がこうして全国周って本物のさぬきうどんをがんばって広めていて、さぬきうどん界は救われてるよ!」

親方さんはからはうまかったって言葉は無かったけれど、この言葉だけで充分だった。
胸にジ~ンってきて思わず涙がこぼれそうになった…

その後、親方さんにじっくりとうどんに対するこだわり、心構え、人生感、子育て論など教わり同じ職人として大変勉強になった。

そして最後にこう言われました

「水沢とさぬきの製法は違う。でもそれを手間かけていいうどんにしていく所は同じ。お互いがんばろう!」

頑固な親方さんが時折見せるなんとも言えないやさしい笑顔。
どこか山内のおやっさんに似ていた…

そう言えば清水屋さんの店や従業員さんの持つアットホームな空気は山内と同じだった。

本当にお世話になった清水屋さんありがとうございました!


ドラマのように…1

2007年02月05日 | 全国うどん食べ歩き情報

日本三代うどん 水沢うどんに行ってきました このうどん処は水沢観音というすばらしいお寺と有名な伊香保温泉の麓に十数件ひしめいている。

水沢観音は水沢というだけにおいしい水が湧き出している。

この清水を利用してうどんをつくる。

一件目に松島屋という友人お薦めのお店で頂いた。
かけとざるを食べた。
かけうどんはだしが京風でしょうゆだけでなく
しっかりとしただしの味がした。
しかしどうもざるにおもきを置いているためかすこしやわらかくゆがいてあるようで物足りなさを感じた。
そのあと食べたざるはさぬきよりやや薄い麺だがちゃんとエッジがきいていてしなやかでのどごしよくおいしかった。
つけだれも変わっていてスタンダードなつけだしの他に、水沢名物ごまだれ、そして山菜、なめおろしの4種類。
個人的には山菜がおいしかった。
2種類食べて気分的には満足そして支払い…
食べたもの、持ち帰り麺合わせて3000円 ひぇー(>_<)
おそるべし水沢うどん。そりゃうまくったって地元は食べにこないよ…

そして一度水沢観音に参拝にいく。お寺好きにはたまらないすばらしいお寺でした。

まだ時間もあったので伊香保温泉に疲れを癒しに行った。
元湯温泉の露天風呂に入り体をリフレッシュ。
湯加減、ロケーション申し分なし!!
そして何より群馬をあなどっていた。三方を囲む山々が本当に美しく
感動し、群馬のこと何も知らなかったんですが見直しました!

その帰りに400年の歴史を誇る水沢うどんの始祖の清水屋さんによった。ここはごまだれのみのシンプルな店。
店の入り口で職人達が見事な包丁さばきをみせている。
自分も魅せられて技を観察していたら、店の様子がおかしく
ざわついている。どうしたんやろと思っていると

「お兄さんテレビ出てたよね?」

って言われうどん職人というのがバレていたのだった…
事情を説明したところ熱い親方がやってきて

「だったら仕込みを見せてやる」

という思わぬ展開になり願ってもないチャンスがやって来たのだった!
作業場に案内されてまず驚いたのはめっちゃでっかいたらい。
それを使って粉一袋全部一回で練ってしまうのだ!
おそらく300食分はゆうにあるだろう。
その様子もしっかり観察。
そしてまた驚かされる。塩水でこねるところも一緒なのだが
練りあんばいが考えられないくらい荒練りであったところだ。



その生地をふんだり水沢独特の水を含んだ布巾にくるんで
下にお湯の入った鍋にのせ熱くなりすぎない程度であたためたりしながら2日かけてもち肌に仕上げていく。

そしてこうして手間のかかった純手打ちの
出来たてうどんをいただいた。
二日間の熟成を経たうどんは少しあめ色がかっていて見ただけで
うまいというのが伝わってくる。
まずは麺だけで食べてみる。思った通り!
麺自身に甘みと香りがありうどん本来の味がした。
ややここも薄めだが松島屋で食べたものよりコシがあり
しかもしなやかでしっかりとエッジがきいていて
喉越しが気持ちよくうまい!



つづいてごまだれでいただくだしが効いてさらりとしたつゆは絶妙で
これまたうまかった。ぺろりといっちゃいました。

ここからがさらにおもしろい展開で重要なんですが
親方の息子さんが香川にうどんを食べに行っていろんな有名店でたべたらしいのだが、水沢のこれだけのうどんを食べ慣れた息子さんが
満足できる店はなかったようだ。
その感想は麺自体が堅くいだけでしなやかな喉越しがなかった。
うまくないとのことだ。

おそらく山内にはいっておらず。
機械麺の店にしか行ってないから、ただ堅いという感想を持ったんじゃないかと思う。

本物の讃岐食べずして上手くないという烙印おされたんじゃ
讃岐を愛す自分としてもだまってられなかった!

「明日この生地がどうなるか見に来たら?」と親方が行ってくれたので
もう一度明日水沢にいくこと決めた。

しかも自分のうどんを持ち込み向こうで打たせてもらって食べてもらう

俺のうどんにどんな反応を示してくれるのか。
また彼等のうどんの概念を覆すことができるのか。

水も汲んで帰り土俵は同じだ!

明日は失敗は許されない真剣勝負で殴り込みかけます!!

結果を乞うご期待!!

人生ってほんと筋書きのないドラマですよ!!おもしろいっ!!!


おすすめうどん屋情報

2007年02月04日 | 全国うどん食べ歩き情報
栃木のさぬきうどんファンに朗報です。

宇都宮の東に位置する芳賀町の国道123号沿いを走っていて発見し食べてみたさぬきうどん店

宝来家

値段は500円と若干高めですがしっかり手打ちで作られているようでつるりと喉越しのいいさぬきうどんでした。

うどんジャンキーをけっこう満足させてくれるうどんだと思います。

しかし営業が土日祝のみでありいつもは食べれません。

時間は11~18時

興味のあるかたはいってみてもいいかもしれないです