日本三代うどん 水沢うどんに行ってきました このうどん処は水沢観音というすばらしいお寺と有名な伊香保温泉の麓に十数件ひしめいている。
水沢観音は水沢というだけにおいしい水が湧き出している。

この清水を利用してうどんをつくる。
一件目に松島屋という友人お薦めのお店で頂いた。
かけとざるを食べた。
かけうどんはだしが京風でしょうゆだけでなく
しっかりとしただしの味がした。
しかしどうもざるにおもきを置いているためかすこしやわらかくゆがいてあるようで物足りなさを感じた。
そのあと食べたざるはさぬきよりやや薄い麺だがちゃんとエッジがきいていてしなやかでのどごしよくおいしかった。
つけだれも変わっていてスタンダードなつけだしの他に、水沢名物ごまだれ、そして山菜、なめおろしの4種類。
個人的には山菜がおいしかった。
2種類食べて気分的には満足そして支払い…
食べたもの、持ち帰り麺合わせて3000円 ひぇー(>_<)
おそるべし水沢うどん。そりゃうまくったって地元は食べにこないよ…
そして一度水沢観音に参拝にいく。お寺好きにはたまらないすばらしいお寺でした。
まだ時間もあったので伊香保温泉に疲れを癒しに行った。
元湯温泉の露天風呂に入り体をリフレッシュ。
湯加減、ロケーション申し分なし!!
そして何より群馬をあなどっていた。三方を囲む山々が本当に美しく
感動し、群馬のこと何も知らなかったんですが見直しました!
その帰りに400年の歴史を誇る水沢うどんの始祖の清水屋さんによった。ここはごまだれのみのシンプルな店。
店の入り口で職人達が見事な包丁さばきをみせている。
自分も魅せられて技を観察していたら、店の様子がおかしく
ざわついている。どうしたんやろと思っていると
「お兄さんテレビ出てたよね?」
って言われうどん職人というのがバレていたのだった…
事情を説明したところ熱い親方がやってきて
「だったら仕込みを見せてやる」
という思わぬ展開になり願ってもないチャンスがやって来たのだった!
作業場に案内されてまず驚いたのはめっちゃでっかいたらい。
それを使って粉一袋全部一回で練ってしまうのだ!
おそらく300食分はゆうにあるだろう。
その様子もしっかり観察。
そしてまた驚かされる。塩水でこねるところも一緒なのだが
練りあんばいが考えられないくらい荒練りであったところだ。

その生地をふんだり水沢独特の水を含んだ布巾にくるんで
下にお湯の入った鍋にのせ熱くなりすぎない程度であたためたりしながら2日かけてもち肌に仕上げていく。
そしてこうして手間のかかった純手打ちの
出来たてうどんをいただいた。
二日間の熟成を経たうどんは少しあめ色がかっていて見ただけで
うまいというのが伝わってくる。
まずは麺だけで食べてみる。思った通り!
麺自身に甘みと香りがありうどん本来の味がした。
ややここも薄めだが松島屋で食べたものよりコシがあり
しかもしなやかでしっかりとエッジがきいていて
喉越しが気持ちよくうまい!

つづいてごまだれでいただくだしが効いてさらりとしたつゆは絶妙で
これまたうまかった。ぺろりといっちゃいました。
ここからがさらにおもしろい展開で重要なんですが
親方の息子さんが香川にうどんを食べに行っていろんな有名店でたべたらしいのだが、水沢のこれだけのうどんを食べ慣れた息子さんが
満足できる店はなかったようだ。
その感想は麺自体が堅くいだけでしなやかな喉越しがなかった。
うまくないとのことだ。
おそらく山内にはいっておらず。
機械麺の店にしか行ってないから、ただ堅いという感想を持ったんじゃないかと思う。
本物の讃岐食べずして上手くないという烙印おされたんじゃ
讃岐を愛す自分としてもだまってられなかった!
「明日この生地がどうなるか見に来たら?」と親方が行ってくれたので
もう一度明日水沢にいくこと決めた。
しかも自分のうどんを持ち込み向こうで打たせてもらって食べてもらう
俺のうどんにどんな反応を示してくれるのか。
また彼等のうどんの概念を覆すことができるのか。
水も汲んで帰り土俵は同じだ!
明日は失敗は許されない真剣勝負で殴り込みかけます!!
結果を乞うご期待!!
人生ってほんと筋書きのないドラマですよ!!おもしろいっ!!!