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竹原友徳のさすらいうどん武者修行道中記

香川でのうどん修業の後、2年間の日本一周うどん行脚の武者修行の旅を完遂!現在は京都・綾部での開店目指し奮闘中!

かけつけ一杯

2008年03月23日 | 全国うどん食べ歩き情報
3月22日
石垣到着後すぐ沖縄そばとはまた違う「八重山そば」をまずは一杯食べに行く。

「来夏世(くなつゆ)」(石垣小学校横)
90歳のおばあちゃんがやっているお店。
店はさわやかな作りで気持ちがいい。

味は昔ながらのすっきりとしたとりがらだしの感じで好みでした。
麺は沖縄そばの平べったい感じとは違い、中華そばに似た麺でした。
沖縄の陶器がちょうどいいサイズで食べやすかった。

配膳などは若い定員さんですが釜を仕切るのはおばあちゃんがやっていていい雰囲気。
おばあちゃんに負けじと生涯現役のうどん職人目指して頑張ります。

沖縄そば北部編

2008年03月21日 | 全国うどん食べ歩き情報
沖縄は完全に沖縄そば文化だ!
至る所にそば屋があります。
そばといっても日本蕎麦とは全く違い、そば粉は使われておらず、小麦粉にカン水の役割をする木灰を水に溶かしたものをつかうようだ。
麺はお店や地域によって様々みたいですがラーメンとうどんの中間のような感じ。
スープも鰹節が効いたものや豚骨系など様々。
ちょこちょこ食べに行ったお店を紹介します。


八重食堂(名護)
スープがかかってない状態でやってきて、一緒に持って来てくれるやかんの中に入ったスープを自分で注ぐというある意味セルフのお店。

麺はきしめんのような感じの平麺でだしは豚骨っぽいあっさり味でした。
やかんだしがなんとも味わい深い。


きしもと食堂(本部)
100年の歴史を持つ老舗。
麺を茹でる釜は薪です。
運ばれて来た時は濃そうな感じでしたが意外とあっさりで和風のしっかり味でした。


おおしろ(名護市)
そばの上になぜかレタス乗ってます。
それが湯気やだしの温もりでしんなりしてきて意外と邪魔になりませんでした。

味はだしが効いて程よい塩加減で1番好みでした。
またがんこそうな親父さんの雰囲気がいい。沖縄の陶器で食べさせてくれるのもうれしい。

沖縄そばには「ジューシー」という炊き込みご飯が欠かせないようです。
発音はお肉がジューシーの使い方ではなく、シーで上がるようです。

沖縄の人はそばが習慣になっていて大好きなため、うどん作ってても「そば作ってるよ、そば食べる?」と常に言われます。
その度に
「いえいえうどんですから~!」って言ってます。



桜島をぶらり

2008年02月15日 | 全国うどん食べ歩き情報
2月11日
鹿屋市から鹿児島へ行く途中桜島を散策。

桜島は先日爆発したけれど行ってみると煙りは出ているもののいつもと変わらぬ雰囲気で穏やかでした。
でもドカンっといつ爆発するかわからないというのは不安だろうな。

大正、昭和の大噴火でできた溶岩の上の道を走り島をぐるり。
桜島の山をいろいろな角度から見れ、また溶岩がまだまだ荒々しく残り、非難シェルターもたくさんありました。

桜島からフェリーで対岸の鹿児島市へ。
15分の船旅。
鹿児島の人に美味しいオススメのうどんはどこかありますか?と聞くと
「桜島フェリーのうどんが好き」とよく言われる。

船に乗り込みさっそくデッキのうどん屋へ。
シンプルなうどんで、特にすごいうまいうどんではないのだけれど船の上で開放的な雰囲気の中で食べると、よりいっそう美味しく感じました。
香川だと瀬戸大橋できる前のフェリーのうどんが旨かったって人がかなり多いですよね。

船でうどん屋しようかな。
しかも帆船で。風に吹かれてうどん屋よどこへ行く…




魚うどん!!

2008年02月08日 | 全国うどん食べ歩き情報
日南名物「魚うどん(ぎょうどん)」

ぎょぎょぎょ…これは珍しい!

魚のすり身をこねてところてんのように麺にして冷凍したものをお湯でゆがいてその茹で汁に少ししょうゆで味付けしたものをいただく。
普通はトビウオがよく使われるそうですが、オススメと聞いて食べに行った

「えびす」さんはトビウオを使わず、タイ、ハモ、カワハギ、クエ、カンパチ、ヒラマサの6種類(高級魚ばかり)を混ぜているそうで、それぞれにうま味やだし、つなぎとなる粘りなど役割があるらしい。

食べてみると表現しずらいのですがプリッとした触感でありながら喉越しはブリッって感じなのか…
なんか不思議な麺です。
噛めば魚の味がして、蒲鉾のようだ。

そして感動的なのはだしです。
6種類の魚からでるうま味がとにかくうまい!
すっきりしながらこくがありいいですね。魚の臭みは全然ないのが不思議です。

いつか実験的に作ってみようかな
クエが手に入らなくなってきているのでいつかは作れなくなるかもねと女将さんは言われてました。

釜揚げうどんと緊急企画

2008年01月31日 | 全国うどん食べ歩き情報
宮崎県は釜揚げうどん専門のお店が多い。
またお店の数もたくさんあり宮崎はうどん処です。

その中の名店
「重乃井」(宮崎市)
に行ってきました。
プロ野球のキャンプで宮崎にやってくると長島さんや王さんがいつも食べに来るお店です。

うどんのメニューは釜揚げうどんだけで注文を受けて一人前づつ茹でるやり方でした。
もちもちした麺と濃いめつけだしが良い感じでした。

女将さんから老舗のうどん屋の心構えを教えていただく事ができ勉強になりました。


「釜揚げうどんふなや」(清武町)
大将のフナヤンさんと以前からインターネットで連絡を取り合っていて今回お邪魔してきました。
お忙しい中歓迎していただき、うどんを愛するフナヤンさんと熱いうどん話で盛り上がりました。

またお店の麺には全粒粉小麦粉を混ぜたものをだされていて 白い麺に小麦のふすまがちらちらと見えて香りもふわっとありおいしかったです。

さらに今は畑で小麦栽培にも挑戦されてます。お店の前にもプランターで小麦が植えられてました。
店の前で小麦の成長が見れるのはうれしいですね。

そして、ありがたい事にその夜は泊めていただいてしまいました。
夕食には宮崎名物チキン南蛮(甘酢にからめたから揚げにタルタルソース)を手作りでごちそうしていただきました。
これがうまい!
学生時代の学食「第三食堂」のから揚げ南蛮を越えてました。

夜な夜なうどんや旅の話で語り合いました。

そして緊急企画が決定!

2月3日(日曜日)
鬼がうどん屋ふなやをジャックします。

今回ふなやさんの定休日をお借りしてさせていただける事になりました。
うどん屋さんを完全に借りるというのはこの旅で初です。
ありがとうございます。

お昼のみの営業です。夕方には鬼は外へと退散します。福は来るかなぁ…

皆さんのお越しをお待ちしております。

大分のうどん

2008年01月25日 | 全国うどん食べ歩き情報
大分のうどん屋でよくあるメニューが「地鶏うどん」味付けして煮込んだものや炭火で焼いたものをのせたうどんなどお店によって様々でした。

けんちゃんうどん(日田市)
地鶏うどん食べました。少し甘めに煮込んだ鶏肉がだしにじわっとしみてきて美味しかったです。
麺もツルッとほどよいコシがありいい感じでした。

五条(別府市鉄輪)
炭火焼きの地鶏でグワッという歯ごたえがいいですね。
かなりボリュームもありました。
麺は歯切れのいいシコシコした感じでした。

つね三(佐伯市)
ご当地うどんのごまだしうどんと名物あじの握り
釜揚げのうどんを茹でた湯に軽く浸してありその上に漁師街ならではのごまとたいとえそなどの魚のすり身と少し味噌を合わせたペーストがアイスクリームシングルのように乗っかっていてそれを溶いてうどんにからめて食べる。
これがなかなかうまい。
セットで付いてくるアジのにぎりがうまい!コリコリしてました。
少しうどんのだしを残し、アジの握りのアジだけ食べてしゃりをだしに入れて混ぜて食べても美味しかった。ついつい邪道な事をしてしまいました。
つね三はうどん屋ではなくお寿司屋さんです。
気合いの入った大将がカッコイイですよ。

大分のだんご汁が食べれなかったので次回は食べてみたいです。
練った生地を小さなだんごにしてそれを手でびよーんと延ばしてみそ汁などに入れて食べるようです。

宮崎県は釜揚げうどんのメッカなので楽しみです。

福岡のうどん

2008年01月18日 | 全国うどん食べ歩き情報
福岡県は日本のうどん文化発祥の地と言われている。

遠い昔、中国や朝鮮の文化が日本にやってきた頃その玄関は福岡であったようだ。麺文化もやってきて、福岡から日本各地に広がったといわれているからだ。


福岡のうどんは太めでしっかり茹でてあるようで麺の外はフワッと中心にコシがある感じのお店が多かったです。
うどんの値段も安いお店がほとんどです。
トッピングは短冊に切ったごぼうの天ぷらを5、6個のせたごぼ天うどんが定番です。
何件か行ったので紹介します。


大力うどん(大牟田市)
太い麺でフワッニュルって感じでした。

大国屋うどん(朝倉市)
少しコシのあるうどんでした。
大将の麺のお湯をきるときの気迫がすごい!

牧のうどん(福岡市今宿店)
福岡のチェーン店。
麺の硬さが選べます。店員さんが商売上手です。
社員教育を徹底されてるそうです。
お店の隣りにある「日本一たい焼」というお店のたい焼きが薄皮でカリカリしていて中はほどよい甘さのあんこぎっしりでなかなかおいしかった。

井戸(うきは市)
好みの太さの麺でコシもちょうどいい感じ。
そしてだしもすっきりおいしかったです。
しみじみとおいしいうどんでした。


福岡のうどんはもっちり柔らか目でしたが自分の好みとしてはもう少し締まったうどんがいいですね。

また何件かオススメ店を聞いたので北上の際に寄って紹介します。

地産地消のうどん屋

2007年12月07日 | 全国うどん食べ歩き情報
岡山は全国で1番早く有機農業を推進した県だそうです。

自家栽培した有機無農薬小麦を石臼で挽いて出しているうどん屋があると知り岡山県瀬戸内市にある「一文字」というお店に食べにいってきました。

お店に入るとうどんが大きく2種類あって一杯100円~の国産小麦で作ったセルフのうどんと一杯550円のしらさぎうどんというのがある。

しらさぎうどんというのは岡山で昔、栽培していた小麦の品種「しらさぎこむぎ」をご主人の大倉さんが無農薬有機栽培し、石臼式の自家製粉で出来た小麦粉を使った手打ちうどん。

これはうどん屋として自力でやれる究極の世界ですね。

ざるでしらさぎうどんを食べる。
石臼挽きのせいか少しつぶつぶしていて、これまで食べた地粉にはないもちもち感と小麦の香りと甘味がありました。

大倉さんとお話させてもらう事ができいろいろ質問させてもらいました。

自家栽培、自家製粉でやるというのは本当に大変で、ここまで何年もかけてようやく花開いてきたそうです。

なかなか出来る事ではないですが実際にされている方がいるというのは将来チャレンジする時に心強いなと思います。


また一文字さんでは地産地消を広げようとしらさぎうどんだけでなく、地元でとれたもので天ぷらやおにぎり、郷土料理の復活もされてました。
お店の一角には近くの生産者の方の信頼の作物や商品の販売コーナーもあり、さながら自然食品店のようです。

さらにお店の近くの広場では月に一度の「福の市」という産直市もされていています。

まずその地域で販売できお金になる。
そんな地産地消から地域活性化そして地域独自の食文化の復活というのはすばらしい事だな感じました。


松山をぶらり

2007年11月23日 | 全国うどん食べ歩き情報
大学一年の夏休み初めての一人旅で最初に訪れたのが松山。
旅の原点だなぁ~なんて思いに浸ってみながら松山をぶらっと歩く。

NHKで松山ゆかりの小説「坂の上の雲(司馬遼太郎)」がドラマ化されるらしく町は坊ちゃんよりも坂の上の雲をプッシュ。
「坂の上の雲ミュージアム」も出来ていて入ったけど小説読んでないので大きな感動はなかった。
いつか小説を読んでみようという気にはなったけど分厚い文庫八巻に渡る長編だけに本が睡眠薬な存在だけに手が出そうにない。


松山のうどんといえば鍋焼きうどんが有名のようで食べに行く。
値段は450円と安いのだが鍋が衝撃的でアルミでした。
給食って感じでした…
やっぱり土鍋がいいです。


松山にはさぬきうどんコンテストグランプリをさらった職人の店「踊るうどん永木」があると聞きやはり行く。

若き大将は旅人だ。
旅のファイルが本棚にあり、キリマンジャロ、ミャンマーなど。ファイルをちらりとみるとアフリカでうどん作ってる写真が…。
世界にうどん広める同志がここにもおられました。

しかも麺棒がなかっというかなんでもうどんを延ばせるようでワインのボトルでうどん打ってました。その技いただきました。
かなりのやり手です。

そんな永木のうどんはもっちり縮れ麺で口の中で踊る?あっさりとしただしでした。
おにぎりが玄米で柔らかくてうまかった。

愛媛にはゆっくり滞在できず、週末の京都府綾部での「くにうみまつり」参加のため昨夜のフェリーで四国を離れ綾部に帰って参りました。

24、25日と綾部市奥上林でいのちを活かしていくために伝えられてきた食や農や環境の知恵を学びあい共生、共存を目指すイベントくにうみまつりにてうどん作りさせてもらいます。
すばらしいイベントですのでぜひ来て下さい!


徳島うどん巡り

2007年11月01日 | 全国うどん食べ歩き情報
徳島もけっこううどん屋が多く、近年さぬき系うどん店も増えているらしい。

そんな中、鳴門うどんの噂を耳にした。

「鳴門うどんの特徴はとにかく刻みのおあげがのっているのがポイントじょ。麺は軟らかい麺やけど、あげの油がジワーってだしに溶けてだして味がワンランク上がってうまいんじょ」

これはいってみねば…

おすすめと聞いた大井食堂と船本という二軒にいった。

まずは大井食堂。
鳴門の商店街の裏にひっそりとある小さなお店。
うどんは350円。
輪切りの竹輪が入ると400円。
うどんを注文。
噂のきざみきつねが乗ってでてきた。
麺は太いのやらそうめんみたいなものまでかなりふぞろいで短い。こしはないけどぼそぼそではなくやさしい麺で田舎そばのうどん盤という感じ。後半はだしと一緒にかきこむ。

その麺に細く刻んだやわらかいあげがよくからみ食べやすかった。
だしは昔ながらの味。
何度も食べると癖になりそうです。


二軒目の船本は海の近くの住宅街にひっそりありました。
味は大井と似たような感じでしたが麺が少ししっかりしていてだしがさっぱりした感じだった。

二軒とも捜すのに苦労するのがさぬきっぽいので楽しいかも…


土成のたらいうどんも有名なので新見屋というお店に食べにいってみた。
釜上げのうどんがたらいに入っていて、ほのかに木の香りがしました。麺はかなり太い。
つけだしは川魚も使っているそうでこくがありおいしかった。

沢蟹のから揚げがかりかりで美味しかった。珍しくてついつい食べてしまったけど、昔は沢蟹も日常的に食べてたのかな。