精華よもやま話   佐々木まさひこ議員のつぶやき

京都・精華町会議員佐々木まさひこのローカル日記

相手の立場  想像力  判断

2016年12月04日 19時30分03秒 | 議会・地方自治

 よく、「相手の立場で考えなさい」と言われていることがある。
  もっともなことだ。

 最近、思うことろがある。

 先日の議会の委員会でも気になった。
 今朝方の、川崎のバス会社のストライキでも気になった。
 さらには、先日国会で、強行採決された「年金カット法案」でも、気になった。

 年金カットは「高齢者の問題」ではないのですよ。
 若者の問題でもあるのです。
 確かに「現瞬間」は、年金もらっている高齢者のことだろう。しかし、若者も将来受給者になる。今頑張って、政治に声を届けておかないと、自分たちの問題になった時に怒っても「遅い」。
 いったん引き下げられた年金額は、次の時代に上がるとしても、「引き下がった金額がベース」となり、同じ10%でも額は異なる。
 若者は、「相手の立場」の逆の意味「自分たちの立場」として考えよう。

 労働者の当然の権利である「ストライキ権」をネット上で否定する面々がいる。
 「ストライキするなら、会社を辞めよ」とか「迷惑かけるな」とかだ。
 ストライキしなくても、生活が守れるならそれでいい。しかし、アベノミクスの失敗で、「ほんの一握りのお金持ち」の財産がこの間倍以上に膨らんだ。  一方、中間階層の所得は減り「貧困層の人数が激増している」という日本の現状では、実力行使しないと経営側が考えてくれなくなっているのも事実だ。
 もちろん、バス利用者は不便になるだろう。しかし、いつも当然だと思っているいろんなこと、例えば水道・下水道・電気・電車・バス・コンビニなどは、そこで働いている人がいるから維持されている。その人たちの生活が苦しくなれば、続けることができなくなるわけで、当然のことが当然でなくなる事態を招く。
 それこそ、「相手の立場」で考えよう。

 議会の委員会
 介護保険の議論だった。説明する行政側職員の口から頻繁にでるのが、「国の方針では・・」とか、「介護保険全体しては維持できる見通し」という類の言葉だ。
 一面では、間違っていない。その通りでもある。
 でもどうだろう。
 介護保険は「自治事務」。自治体の条例で独自に決められることもある。しかし、多くの自治体が、国の方針を尊重して運用を決めたがる。
 介護保険全体がうまくいくことと住民の暮らしがうまくいくことは、完全にイコールではない。
 全体の運営を無視してもいいとは言っていない。
 しかし、もう少し、「住民にとって」の視点で、制度を点検したり、運用したりできないものだろうか。

 今の社会が、「自分のこと」「自分の立場」いわゆる1人称でしか、モノゴトを見ることができない雰囲気を作っているのだろうか?

 もう少し「相手の立場」に立って
 
 「想像力むを十二分に働かせて

 「より良い判断」をしてほしい。


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