先日、図書館でアガサ・クリスティーのポワロシリーズをごっそり借りてきた。
特に思い入れもないのに「この夏はクリスティーを読むぞ!」と決めた。横溝正史ほど陰気ではなく、赤川次郎ほど軽いノリでもなく、ほどよく異国情緒が感じられて好きだ。
映画のチケットもいただいた。2017年12月に公開された超有名作品『オリエント急行殺人事件』が、1日だけ上映されるというので申し込み、幸運にも手に入れることができた。
「映画を見るなら、原作は読まなくていっか~」
1冊くらいは楽をしても問題あるまい。うひひ。
さて、この映画、キャストがなかなか豪華である。ジョニー・デップ、ペネロペ・クルス、ミシェル・ファイファー、ウィレム・デフォーは、映画通でない者にもわかる。人件費がかさんでいるな、というのが第一印象だ。オリエント急行の車内や風景にも違和感がなかったので、大道具やロケ地などにも金をかけているのだろう。チャチな映画じゃなくてよかった。
しかし、ジョニー・デップには驚いた。「よくこんな役を引き受けたな!」と呆れるくらい、イヤなイヤ~なクズ野郎なのだ。ゴミ野郎、クソ野郎の方が合っているかもしれない。しかも、それが板についているところに感心する。俳優ってスゴいなぁ。
ところで、私は寝台特急に乗ったことがない。夜行バスに客をとられていても、サンライズ出雲、サンライズ瀬戸といった列車は運行しているようだ。個室のベッドで横になり、目が覚めたらあとちょっとで目的地、というのもエキサイティングである。機会があれば乗ってみたい。
体験談を読むと、パジャマは準備されているのに車内販売はないらしい。食料や飲み物は乗る前に購入し、シャワーカードもゲットして、快適な列車の旅を楽しめたらよいのだが。
話を元に戻そう。その快適なオリエント急行の車内で客の一人が殺される。刃物で胸などを10カ所以上刺されたのだ。犯人は一体だれ?
結論からいうと、この謎解きに納得してもう一度見たいと思う観客は少ないだろう。「ええ~?」とか「そんなんありか~?」と消化不良を起こすような気がする。私も「違う結末がよかった」とは感じたが、久々の映画だったし、クラシックな列車の旅に魅了されていたから、全体としては満足したようだ。
さきほど読み終えた『アクロイド殺し』も、キツネにつままれたような結末が待っていた。もちろん、伏線は随所に散らばっているのだが、相応の読解力がないと気づかずに通り過ぎてしまう。1冊目の『スタイルズ荘殺人事件』も完全な理解はできなかったから、これは読者である私の責任か?
クリスティーって、難しいんだなぁ!
負けずにメゲずに、3冊目を読みますよ。
↑
クリックしてくださるとウレシイです♪
※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
特に思い入れもないのに「この夏はクリスティーを読むぞ!」と決めた。横溝正史ほど陰気ではなく、赤川次郎ほど軽いノリでもなく、ほどよく異国情緒が感じられて好きだ。
映画のチケットもいただいた。2017年12月に公開された超有名作品『オリエント急行殺人事件』が、1日だけ上映されるというので申し込み、幸運にも手に入れることができた。
「映画を見るなら、原作は読まなくていっか~」
1冊くらいは楽をしても問題あるまい。うひひ。
さて、この映画、キャストがなかなか豪華である。ジョニー・デップ、ペネロペ・クルス、ミシェル・ファイファー、ウィレム・デフォーは、映画通でない者にもわかる。人件費がかさんでいるな、というのが第一印象だ。オリエント急行の車内や風景にも違和感がなかったので、大道具やロケ地などにも金をかけているのだろう。チャチな映画じゃなくてよかった。
しかし、ジョニー・デップには驚いた。「よくこんな役を引き受けたな!」と呆れるくらい、イヤなイヤ~なクズ野郎なのだ。ゴミ野郎、クソ野郎の方が合っているかもしれない。しかも、それが板についているところに感心する。俳優ってスゴいなぁ。
ところで、私は寝台特急に乗ったことがない。夜行バスに客をとられていても、サンライズ出雲、サンライズ瀬戸といった列車は運行しているようだ。個室のベッドで横になり、目が覚めたらあとちょっとで目的地、というのもエキサイティングである。機会があれば乗ってみたい。
体験談を読むと、パジャマは準備されているのに車内販売はないらしい。食料や飲み物は乗る前に購入し、シャワーカードもゲットして、快適な列車の旅を楽しめたらよいのだが。
話を元に戻そう。その快適なオリエント急行の車内で客の一人が殺される。刃物で胸などを10カ所以上刺されたのだ。犯人は一体だれ?
結論からいうと、この謎解きに納得してもう一度見たいと思う観客は少ないだろう。「ええ~?」とか「そんなんありか~?」と消化不良を起こすような気がする。私も「違う結末がよかった」とは感じたが、久々の映画だったし、クラシックな列車の旅に魅了されていたから、全体としては満足したようだ。
さきほど読み終えた『アクロイド殺し』も、キツネにつままれたような結末が待っていた。もちろん、伏線は随所に散らばっているのだが、相応の読解力がないと気づかずに通り過ぎてしまう。1冊目の『スタイルズ荘殺人事件』も完全な理解はできなかったから、これは読者である私の責任か?
クリスティーって、難しいんだなぁ!
負けずにメゲずに、3冊目を読みますよ。
↑
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「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
私はショーン・コネリーも出ていた1974年の映画が鉄板です~
意外なのは砂希先生は寝台列車の経験がないとは~
私は結構乗りましたよ~
アクロイド殺人事件は確かに消化不良な結末でしたね。
僕は子供の頃に寝台特急に乗りました。上野着の夜行列車・・・ってことになるのかな?座席をベッドにする過程はほんとワクワクものでしたね。
この夏、映画は『コード・ブルー』観たいと思ってます。、あと、話題の『カメラを止めるな』かな。口コミで人気が出て、僕の行ける映画館でも上映が決まりました。ポスターに写っている女優(秋山ゆずき)さんを応援しているので、コレは観たい。砂希さんも是非。
寝台車は合理的ですよね。
本来、寝ている時間を移動に使うんですから。
昔の車両は寝心地が悪かったようですが、今は快適になったと聞きます。
経験がないので説得力ないけど。
ショーン・コネリーが出ていた映画だったんですね。
見てみたいわぁ。
映画はわかりやすかったです。
しかし、小説は自分で理解しないと意味不明のままで終わります。
脚本家の読解力に敬意を払いたいです。
テレビで放映されていたんですね。
私も見ればよかったわぁ。
推理小説なら読めるという人は多いですね。
人間の心理なんでしょうか。
だれが犯人なのか知りたくて、最後まで読んじゃいます(笑)
お母様が松本清張を好んだ理由は何だったのかしら……。
悪くないけど、時代背景が違い過ぎて、納得できない部分も。
読書メーターというSNSでは、クリスティーを楽しめて当然という書き込みが多かったです。
私も地上波の映画は結構見ていました。
クリスティーもあったのかしら。
キャストが日本人ばかりだったので、なかったと思うのですが。
見たい映画があるっていいですね。
わくわくします。
『コード・ブルー』はブロ友さんがこの天気の中見に行くと言っていました。
人気あるのかな。
私ほとんど読んでないので、機会があったら。
名画のリメイク、豪華キャストだとお得感ありますね。
寝台列車で旅したいけど、今まで叶いませんでした。
老後、どこかに行けたらいいな。
実は、サッカー合宿で自由時間に読書タイムがとれると思っていたんですよ。
浅はかでした。
自由時間自体がありませんでした(泣)
ジョニー・デップを見ると長瀬智也を思い出します。
顔の造りが似ていません?
どちらもハンサムですからね。
今度は楽しい映画を観たいです。