これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

冬の朝はなぜ起きられないのか

2023年01月15日 22時04分26秒 | エッセイ
 スマホアプリのスリープマイスターを使って、毎日の睡眠を記録している。
 起床時にはアラームも鳴り、とても便利だ。
「はっ、4:50。起きなきゃ」
 11月までは寝起きがよく、さっと支度して家を出られたのだが、12月から寝坊が増えた。
「えっ、5:20? 急がなきゃ!」
 睡眠時間が短くなったわけでもないのに、なぜかスムーズに起きられない日が続いていた。考えてみたら、毎年、寒くなると布団から出られなくなる傾向がある。
 なぜだろう。気合いが足りない?
 それはあるかもしれないが、11月だって足りなかった。もっと別の理由なのではないか。
 スリープマイスターの「統計」ボタンを押したとき、すぐにヒントが見つかった。
「あれえ、睡眠周期のレベルが低いな。どうしたんだろう」



 五角形を無理やり小さな箱に押し込めて、上部をつぶしたようなレーダーチャートになっている。12月だけでなく1月も同様で、平均のグラフ自体も無残だ。



 そもそも睡眠周期とは何なのか。
「レム睡眠とノンレム睡眠のサイクルのことなのね。そういえば最近、夢を見なくなったな。年とったせい?」
 しかし、6月のレーダーチャートはつぶれていない。



 どうやら年齢のせいではなさそうだ。
 では、2021年の12月はどうだったのか。記録をさかのぼり調べてみたら、2022年の12月とまったく同じく、睡眠周期がつぶれていた。
「これは気温が関係しているね。寒いと睡眠周期が悪化するってこと?」
 仮説を裏付けるサイトが見つかった。どうやら、体温が低いときは、消耗度の低いノンレム睡眠を増やして、体を守ろうとする働きがあるらしい。すると、レム睡眠が少なくなり、バランスが崩れてよい睡眠がとれず、朝起きられないという結果につながるわけだ。レム睡眠とノンレム睡眠は、片方だけに偏らないよう、つり合いのとれた周期がよいという。
「てことは、暖かくして眠ればいいってことね」
 湯たんぽなどを入れる手もあろうが、私は床に布団を敷いているので、床暖房をつけることにした。もっとも、つけっ放しにすると暑くて汗をかくから、最低限にしなければならない。寝る前の30分で布団を暖め、OFFにしてから眠る。夜中に一度、タイマーでONにして、30~40分ほどしたら切る設定にしてはどうか。



 ためしに、これで寝てみたら、翌朝すっきり起きられたので驚いた。
「おおっ、素晴らしい!」
 かくして、今日まで何とか寝坊せずに起床できるようになってきた。今朝のレーダーチャートはとりわけ満足できたので、見ていただきたい。



 でも、油断すると寝過ごす気がする。
 やっぱり気合いも必要かな。

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コメント (4)
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