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薬草図鑑 カキドオシ

2025年04月15日 03時59分00秒 | 薬草

【驚きの効能】昔ながらの万能薬?カキドオシの知られざる力

「カキドオシ」という植物をご存知でしょうか?

野山に自生する身近な植物ですが、古くから様々な効能を持つとされ、人々の健康を支えてきました。別名「連銭草(れんせんそう)」とも呼ばれ、その独特な葉の形が連なった銭に見えることに由来します。

この記事では、そんなカキドオシの知られざる効能に迫り、その活用方法まで詳しく解説します。





カキドオシとは?どんな植物?

カキドオシは、シソ科カキドオシ属の多年草です。日本各地のほか、朝鮮半島や中国にも分布し、日当たりの良い草地や道端などで見られます。

つる性の茎を長く伸ばし、丸みを帯びたハート型の葉を対生させます。春から初夏にかけて、淡い紫色の可愛らしい花を咲かせます。

生命力が強く、一度根付くと長く生育することから、「垣根を通しても伸びる」という意味で「カキドオシ」と名付けられたと言われています。

驚きの効能!カキドオシが持つ力

昔から民間薬として利用されてきたカキドオシには、現代科学でも注目される様々な効能が含まれています。

1. 血糖値の上昇抑制

カキドオシに含まれる成分には、血糖値の急激な上昇を抑える効果が期待されています。これは、糖尿病予防や血糖値コントロールに役立つ可能性があります。

2. 利尿作用・むくみ改善

カキドオシは利尿作用があり、体内の余分な水分や老廃物の排出を促します。これにより、むくみの改善デトックス効果が期待できます。

3. 胆汁分泌促進・消化促進

カキドオシには、胆汁の分泌を促進する働きがあると言われています。胆汁は脂肪の消化を助けるため、消化不良の改善胃もたれの緩和に繋がる可能性があります。

4. 抗炎症作用

カキドオシに含まれる成分には、炎症を抑える効果が期待されています。これにより、関節炎皮膚炎などの炎症性疾患の症状緩和に役立つ可能性があります。

5. 抗菌作用

カキドオシには、細菌の増殖を抑える効果があることも研究で示唆されています。これにより、感染症の予防に役立つ可能性があります。

その他の期待される効果

上記以外にも、カキドオシには以下のような効果が期待されています。

  • 血圧を下げる
  • 便秘解消
  • 肝機能の保護

カキドオシの活用方法

カキドオシは、乾燥させてお茶として利用したり、生の葉を煎じて湿布として利用したりすることができます。

カキドオシ茶の作り方

  1. カキドオシの葉や茎を採取し、よく水洗いします。
  2. 細かく刻み、天日で十分に乾燥させます。
  3. 乾燥したカキドオシを、急須や土瓶に入れ、熱湯を注ぎます。
  4. 数分蒸らして、お好みの濃さになったらお飲みください。

飲む際の注意点

  • 妊娠中の方や授乳中の方、また持病のある方は、事前に医師に相談してください。
  • 一度に大量に摂取することは避け、適量を守って飲用してください。

その他の活用方法

  • 生の葉を揉んで、虫刺されやかぶれに塗布する(民間療法)
  • 乾燥させた葉をお風呂に入れて、入浴剤として利用する

注意点と副作用

カキドオシは一般的に安全な植物とされていますが、以下のような点に注意が必要です。

  • キク科アレルギーのある方は、アレルギー反応を起こす可能性があります。
  • 大量に摂取すると、お腹がゆるくなるなどの消化器系の不調を引き起こす可能性があります。
  • 薬を服用中の方は、相互作用の可能性があるため、必ず医師や薬剤師に相談してください。

まとめ

身近な雑草として見過ごされがちなカキドオシですが、古くから人々の健康を支えてきた素晴らしい効能を持つ植物です。

血糖値の上昇抑制、利尿作用、消化促進、抗炎症作用、抗菌作用など、多岐にわたる効果が期待できるカキドオシを、日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

ただし、利用する際には注意点を守り、ご自身の体調に合わせて適量を摂取するようにしてください。


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