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秋田の田舎暮らし!
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3. 季節の健康茶レシピ

2025年06月15日 05時30分47秒 | ハーブ

3. 季節の健康茶レシピ

日本の四季はそれぞれに美しい表情を見せ、私たちに様々な体調の変化をもたらします。春の花粉症、夏の暑さ疲れ、秋の免疫力低下、冬の冷え込みなど、季節ごとの悩みに寄り添う健康茶は、日々の生活をより豊かに、そして健やかにしてくれます。ここでは、四季折々の素材を活かした健康茶レシピをご紹介します。

春:花粉症対策とデトックス

春は、暖かくなり活動的になる一方で、花粉や環境の変化によるアレルギー、デトックスの必要性が高まる季節です。

春の目覚め!スギナとネトルのデトックスティー

  • 目的: 花粉症対策、デトックス、むくみ改善
  • 材料:
    1. 乾燥スギナ:大さじ1
    2. 乾燥ネトル:大さじ1
    3. ミント(フレッシュまたは乾燥):小さじ1
    4. レモン(スライス):2枚
  • 効能:
    1. スギナ: 利尿作用が高く、体内の老廃物排出を促します。ケイ素が豊富で、肌や髪、爪の健康維持にも役立ちます。アレルギー症状の緩和にも効果が期待されます。
    2. ネトル: ヒスタミンの放出を抑える作用があり、花粉症やアレルギー性鼻炎の症状緩和に役立ちます。鉄分も豊富で貧血予防にも。
    3. ミント: 清涼感があり、鼻づまりや頭痛の緩和に。消化促進作用もあります。
    4. レモン: ビタミンCが豊富で、免疫力向上と爽やかな風味をプラスします。
  • 作り方:
    1. ポットに乾燥スギナ、乾燥ネトル、ミントを入れる。
    2. 熱湯(90℃程度)500mlを注ぎ、蓋をして5〜7分蒸らす。
    3. カップに注ぎ、レモンスライスを加えていただく。
  • ポイント: ネトルは独特の風味がありますが、ミントとレモンで飲みやすくなります。花粉症の時期は毎日継続して飲むのがおすすめです。

春の陽気を感じる!よもぎとカモミールのリラックスティー

  • 目的: ストレス緩和、胃腸の調子を整える
  • 材料:
    1. 乾燥よもぎ:大さじ1
    2. 乾燥カモミール:小さじ1
    3. 陳皮(乾燥みかんの皮):小さじ1/2
  • 効能:
    1. よもぎ: 体を温め、血行促進、デトックス効果。独特の香りはリラックス効果も。
    2. カモミール: 鎮静作用、抗炎症作用があり、ストレスや不安の緩和、安眠に。
    3. 陳皮: 気の巡りを良くし、消化促進、胃もたれ、ストレス性の胃痛に。
  • 作り方:
    1. ポットによもぎ、カモミール、陳皮を入れる。
    2. 熱湯(90℃程度)500mlを注ぎ、蓋をして5分蒸らす。
    3. 温かいうちにゆっくりといただく。
  • ポイント: よもぎの香りが苦手な方は、カモミールの量を少し増やしたり、ハチミツを加えても良いでしょう。

夏:夏の疲れと熱中症対策

夏は、強い日差しと高温多湿で体が疲れやすい季節です。体内の熱を冷まし、水分補給を促す健康茶がおすすめです。

夏の渇きを潤す!ハイビスカスとペパーミントのリフレッシュティー

  • 目的: 疲労回復、利尿作用、体内の熱を冷ます
  • 材料:
    1. 乾燥ハイビスカス:大さじ1/2
    2. 乾燥ペパーミント:小さじ1
    3. クコの実:小さじ1
  • 効能:
    1. ハイビスカス: クエン酸やアントシアニンが豊富で、疲労回復、利尿作用、美肌効果。鮮やかな赤色が食欲をそそります。
    2. ペパーミント: 清涼感があり、体内の熱を冷まし、頭をすっきりさせます。消化促進にも。
    3. クコの実: 滋養強壮、目の疲れに。甘みも加わります。
  • 作り方:
    1. ポットにハイビスカス、ペパーミント、クコの実を入れる。
    2. 熱湯(90℃程度)500mlを注ぎ、蓋をして5分蒸らす。
    3. 粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やしてアイスティーとしていただくのがおすすめです。
  • ポイント: 暑い夏には、氷をたっぷり入れて。お好みで少量のハチミツやアガベシロップを加えても美味しいです。

夏バテ知らず!緑茶と梅干しの元気チャージティー

  • 目的: 疲労回復、食欲増進、胃腸の調子を整える
  • 材料:
    1. 緑茶(お好みのもの):大さじ1
    2. 梅干し:1個
    3. 生姜(薄切り):2〜3枚
  • 効能:
    1. 緑茶: カテキンが豊富で抗酸化作用、疲労回復に。適度なカフェインが体をシャキッとさせます。
    2. 梅干し: クエン酸が豊富で疲労回復、食欲増進、殺菌作用。
    3. 生姜: 体を温め、消化促進、食欲増進に。
  • 作り方:
    1. 湯呑みに梅干しを入れ、フォークで軽く潰す。
    2. 緑茶と生姜の薄切りを入れる。
    3. 熱湯(80℃程度)200mlを注ぎ、蓋をして3分蒸らす。
    4. 梅干しの塩分があるので、味を見ながら調整していただく。
  • ポイント: 梅干しの塩分が気になる方は、減塩タイプを選ぶか、少なめにする。夏バテで食欲がない時でも、さっぱりと飲めます。

秋:免疫力強化と乾燥対策

秋は、気温の変化が大きく、風邪を引きやすくなる季節です。免疫力を高め、乾燥から体を守る健康茶を取り入れましょう。

秋の恵み!柿の葉とローズヒップの免疫力アップティー

  • 目的: 免疫力向上、風邪予防、美肌効果
  • 材料:
    1. 乾燥柿の葉:大さじ1
    2. 乾燥ローズヒップ:大さじ1/2
    3. エキナセア(乾燥):小さじ1
  • 効能:
    1. 柿の葉: ビタミンCが豊富で、熱に強く壊れにくいのが特徴。免疫力向上、風邪予防、高血圧予防に。
    2. ローズヒップ: ビタミンCが豊富で、コラーゲン生成を助け、美肌効果、免疫力向上に。
    3. エキナセア: 免疫細胞を活性化させ、風邪やインフルエンザの予防、症状緩和に。
  • 作り方:
    1. ポットに柿の葉、ローズヒップ、エキナセアを入れる。
    2. 熱湯(90℃程度)500mlを注ぎ、蓋をして7分蒸らす。
    3. 茶こしで濾していただく。
  • ポイント: ビタミンCは水溶性なので、淹れたら早めに飲むのがおすすめです。甘みが欲しい場合は、メープルシロップを少量加えても。

ほっこり癒される!黒豆とシナモンの巡り改善ティー

  • 目的: 血行促進、体を温める、乾燥対策
  • 材料:
    1. 乾燥黒豆(炒ったもの):大さじ1
    2. シナモンスティック:1本
    3. ルイボスティー(ティーバッグまたはリーフ):1袋または小さじ1
  • 効能:
    1. 黒豆: アントシアニン、イソフラボンが豊富で、血行促進、デトックス、女性ホルモンバランスを整える。
    2. シナモン: 体を温め、血行促進、冷え性改善、消化促進に。
    3. ルイボスティー: ノンカフェインで、ミネラルが豊富。抗酸化作用も高く、アレルギー症状の緩和にも。
  • 作り方:
    1. ポットに炒った黒豆、シナモンスティック、ルイボスティーを入れる。
    2. 熱湯(90℃程度)500mlを注ぎ、蓋をして10分蒸らす。
    3. カップに注ぎ、温かいうちにいただく。
  • ポイント: 黒豆は軽く炒ってから使うと香ばしさが増します。市販の黒豆茶を使用してもOK。

冬:冷え対策と体質改善

冬は、寒さで体が冷えやすく、体調を崩しやすい季節です。体を芯から温め、免疫力を高める健康茶で冬を乗り切りましょう。

体を温める!ジンジャーと陳皮のぽかぽかティー

  • 目的: 冷え性改善、風邪予防、消化促進
  • 材料:
    1. 生姜(薄切りまたは乾燥):5〜6枚または大さじ1
    2. 陳皮(乾燥みかんの皮):大さじ1
    3. 紅茶(お好みのもの):小さじ1
  • 効能:
    1. 生姜: 体を芯から温め、血行促進、新陳代謝を活発にする。風邪の初期症状や吐き気にも。
    2. 陳皮: 体を温め、気の巡りを良くし、消化促進、胃もたれ解消に。
    3. 紅茶: 発酵茶で体を温める作用があり、香りのバランスを良くします。
  • 作り方:
    1. 鍋に生姜、陳皮、水500mlを入れ、沸騰したら弱火で5分煮出す。
    2. 火を止める直前に紅茶を加え、蓋をして2分蒸らす。
    3. 茶こしで濾してカップに注ぎ、お好みでハチミツを加えていただく。
  • ポイント: 生姜は、多めに入れると体が温まる効果が高まります。朝の目覚めの一杯にもおすすめです。

冬の乾燥に!ナツメとクコの実のうるおいティー

  • 目的: 体を潤す、滋養強壮、安眠
  • 材料:
    1. 乾燥ナツメ:3〜5個
    2. クコの実:大さじ1
    3. 蓮の実(乾燥):小さじ1
  • 効能:
    1. ナツメ: 脾胃(消化器系)を補い、体を潤し、精神を安定させる作用。貧血改善にも。
    2. クコの実: 滋養強壮、目の健康、アンチエイジングに。
    3. 蓮の実: 精神安定、滋養強壮、消化促進に。
  • 作り方:
    1. ナツメは種を取り除き、食べやすい大きさに切る。
    2. ポットにナツメ、クコの実、蓮の実を入れる。
    3. 熱湯(90℃程度)500mlを注ぎ、蓋をして10分蒸らす。
    4. 温かいうちにゆっくりといただく。
  • ポイント: 就寝前に飲むと、心が落ち着き、安眠につながります。乾燥肌や喉の乾燥が気になる方にもおすすめです。

これらのレシピはあくまで一例です。それぞれの季節の素材を組み合わせ、ご自身の体調や好みに合わせて、様々な健康茶を楽しんでみてください。自然の恵みを生活に取り入れることで、心身ともに健やかな毎日を送ることができるでしょう。


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