しかしゴミが半端ありません。以前はハングルのゴミが多かったのですが、韓国はゴミ処理をしっかりしてきたのか中国のゴミが多いです。
でっかいマンゴーや食えそうな玉ねぎも転がっています。
後やたらアナゴの仕掛けが流れ着いています。漁具のほとんどは北朝鮮のもの?
すぐ近くに流れる西目川の土手にカンゾウが至る所に群生しています。
カンゾウは、マメ科の植物で漢字では甘草と書き、中国から南ヨーロッパにかけて生息する多年草です。
その名前(甘草)からも分かる通り、カンゾウに含まれている甘味の主成分であるトリテルペンの配糖体のグリチルリチンは、砂糖の50〜250倍以上も甘みがあると言われています。
その他にもブドウ糖、ショ糖などの甘味成分も含まれています。そのため甘味料として、調味料、お菓子などの食品に利用されています。また、グリチルリチンには、美白効果もあることから化粧品などの原料としても使用されています。
カンゾウに含まれる主な成分は、トリテルペン、サポニン、イソフラボンなどのフラボノイド、ポリサッカロイド、ステロール、クマリン、アスパラギンなどです。
これらの成分によって、健康面での効能としては、抗炎症効果や抗アレルギー効果があり、息苦しさ、胃液分泌、消化器潰瘍、けいれん、咳、皮膚炎、口内炎、発疹などの抑制・治癒効果が得られます。
また、カンゾウは広く漢方薬に用いられており、日本国内で発売されている漢方薬の約7割から8割に含まれています。
使用上の注意としては、副作用として低カリウム血症や血圧上昇などが起こることが分かっており、多量に摂取しないようにすることが必要です。
やっとよもぎが芽吹いてきました。
私の母親の実家には田んぼがあってお米を作っていました。春の田植えや秋の稲刈りには、親戚総出で手伝いをしていました。まだ田植機や稲刈り機が普及していいなかったのですべて手作業でした。父の実家は漁師だったので、自分は半農半漁みたいな感覚でした。小学校の高学年にもなると鎌を持たされ実際に稲刈りをするようになります。多分小学校4年位だったと思いますが、軍手をして稲刈りをするように言われていたのですが、手は小さいし、軍手は大きい為、上手く稲を掴むことがでいないので、軍手をしないで稲刈りをしていました。作業をはじめてまもなく稲を刈った瞬間左薬指に激痛が走りました。やばいと思って手を見ると大量の出血です。指先の白い脂肪が裂けてバクバクと血が出ています。今の親だったら多分救急車を呼ぶとおまわれますが、家の実家のばあさんは、逆に頭を小突いて、「軍手なぜしなかった!」と大声で叱りつけ、指の付け根をぎっしり締め付けるように言うと、畦に生えている緑色の葉っぱを採ってきて血まみれの指に貼り付けて、ナイロン袋をかぶせて、麻縄でぐるぐるに縛りました。「左手上にして寝ろ」と言われ、1時間あまり倒れていたのを覚えています。真っ青な5月の空と草が萌える匂いとじんじんと痛む指の感覚が50年以上たった今でも鮮明に思い出されます。あれだけの傷でも、しばらくすると止血し、ナイロンをかぶせたままで軍手をして稲運びを手伝うことができました。帰ってから、赤チンが塗られましたが、今のように着ず絆創膏などない時代だったので、患部を乾燥させて1ヶ月くらいで治せました。その青い葉っぱこそよもぎだったのです。
よもぎは、擦り傷、切り傷、虫刺されの応用約として有効であると様々な書物に書いていますが、これは本当です。薬効様々ありますが、よもぎ茶、よもぎ酒などを毎年作っています。もうすぐよもぎの天ぷらの時期です。新年度のスタートに向けてよもぎでパワーアップします。明日はよもぎ団子を作る予定です。
ウドは酢水に漬けて灰汁を抜くと言いますが、それは一部間違いがあります。ウドの灰汁の成分はクロロゲン酸(ポリフェノールに一種)でアルカリ性で緑に変色します。よって灰汁を抜く時重曹などを使うと変な緑色になります。
直販店でウドが緑色になった水煮を売っていることがありますが、何かしらのアルカリ性の薬品を添加していると思われます。酢水に漬けるのは変色を防ぐだけで灰汁を抜くということではありません。ウドに苦みのクロロゲン酸は水溶性なので水にさらす事でアク抜きになるのです。
またワラビの灰汁の主成分はシュウ酸です。これも水溶性なので水にさらすだけでワラビの灰汁は抜けます。
なぜ重曹を使うかというとワラビに含まれる発がん物質のブタロギサイドを無害に変性させるためです。
よって、重曹を使うのは、正式にはアク抜きではないことを知っている人は少ないのです。