Saraの人生右往左往

『人生は長い旅路である』
Saraの“あっちふらふら、こっちふらふら”な由無しごと

63年前

2008-08-06 22:51:45 | Everyday Life
朝起きたら、空気の中に秋の気配が潜んでいた。
日中はまだまだ信じられないくらい暑いけど、
空がちょっとだけ高くなった。
明日は立秋。
ちょうど夏至と秋分の中間地点。
昨日の豪雨が、夏を少し洗い流してしまったのかも知れない。

63年前の今日8月6日、広島に原爆が落ちた日。
朝のNHKの中継とともに黙想。

人は、自分の生き方、そして死ぬ時期まで決めてから生まれてくるという。
原爆で犠牲になった方々は、その崇高な精神によって、
世界に平和とはいったい何か?という重い疑問を、
問いかけるために生まれてきたのかも知れない。
それでもこれだけ大勢の人が問いかけをしなければならないほど、
世界は自分勝手な方向へ進んでいたのだろう。

原爆ドームのそばにある、
【安らかにお眠り下さい。過ちは繰り返しませぬから。】
と書かれた石碑が映った。
そうだ、この犠牲になった方々の欲していることは、
供養してほしいとか憐れんでほしいとかではない。
過ちを繰り返さないという決意、そして祈りなのだ。

この方たちの魂に、愛と感謝を捧げなければ。
そんなことを考えていたら、涙が出てきてしまった。

ありがとう。

そして、この世界を、人間の勝手な都合で壊したりしないから。
これは決意です。


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