Saraの人生右往左往

『人生は長い旅路である』
Saraの“あっちふらふら、こっちふらふら”な由無しごと

力強いハワイアン・ミュージック

2009-05-02 23:10:01 | No music, No life!
フラとハワイアン・ミュージックは誤解されている。
フラのイメージって、くねくね踊っているっていう感じらしい。
すごーく楽そうに見えるようだけれど、実は大変(苦笑)。
ずっと中腰だから太ももはパンパンなのだ。
フラを始めてから、1サイズは太くなったしなぁ…まさに太い腿。
カヒコをやっているから仕方ないけれどね。

ハワイアン・ミュージックも誤解されているんじゃないかな。
南国のリゾートミュージック。
そんな感じに思われていると思う。
これは、恐らくエルビス・プレスリーのせいだろうなぁ。
ブルーハワイのイメージが強すぎだんだと思う。
もともとのハワイアンは、打楽器とメレ(歌)のシンプルなもの。
歌う内容も自然の美しさ、人々の愛、神々への賛歌が多いけれど、
いかんせんハワイ語だから、理解するのが大変なのだ。

本当のハワイアン・ミュージックは力強い。
それを再確認させてくれたのが、Sons of Hawaiiだった。
ギャビー・パヒヌイ率いるSons of Hawaiiは、
ハワイアンの純朴なスピリットを体現しているような音楽だ。
あのライ・クーダーもギャビーの影響を受けたと公言している。
ライ・クーダーの【Chicken Skin Music】は、
ハワイアンをライ・クーダーがうまく消化していて、大好きな1枚だ。

ギャビーは写真でしか見たことがないけれど、
顔立ちから見ても純血に近いハワイアンなのだろうな~と思う。
ハワイは自分たちの文化に本当に誇りを持っていて、
それを伝承しようとする姿勢が清々しい。
そして彼のスラック・キー・ギターと歌声は、
ハワイアンの力強さを表していて、本当に素晴らしいのだ!!
こういう音楽でワヒネ(女性)ではなく、カネ(男性)が踊るのを見たいな~





2008-12-12 22:35:26 | No music, No life!
♪波に抱かれて潮の歌を歌えば、
涙がほろほろこぼれて落ちる♪

最近何かあるとこの歌を聞いている。
そして踊っている。

これは、元Bo Gumbosのヴォーカルだったどんとさんが作った【波】。
人間がどんなに海を汚したって、人間の世の中が終わったって、
海はずっとそこにあるって歌っている。
あたしは、この曲は永遠の名曲だと思っている。

どんとさんが亡くなってから、パートナーのち~こさんが歌っている。
ち~こさんは元ZELDAのベーシスト。
この歌にフラの振付をしたのは、サンディ&ザ・サンセッツのサンディさん。
日本人では初めてクムフラのウニキを終えられた方だ。



この歌にも歌われているように、
そしてヨットマンの白石康次郎さんも言っていたように、
人間が自然破壊と恐れているものは、人間にとって都合の良い自然。
どんなに破壊したって人間が滅びるだけであり、
地球にとっては痛くも痒くもないのだ、残念ながら。

今の自然を破壊したらどうなるか。
人間が滅びるだけ。
じゃあ、地球は?
きっと人間がいなくなればなったで、また新しい環境を作り出すはず。

だから人間は必死にならなければ、ならない。
自分たちを守るため、自分たちが美しいと思う景色を残すため。

♪この世が朽ちても終わりはしない♪
そうなのだ。
人間の世が朽ちたって、地球は終わらない。
それを理解したのはこの歌に出会ってからだ。

この歌のスピリットは、今はち~こさんが引き継いでいる。
彼女の歌う【波】は女神のような愛に溢れている。
彼女の歌う波を聞いていると、まだまだやれるじゃん!って思える。
まだ人間の世は地球上にある。
手遅れになる前に、必死になろう。


愛しのモンちゃんと13の月

2008-07-03 22:46:56 | No music, No life!
ハワイマニアは、モンちゃん=モンステラと発想するんだと思うけれど、
このモンちゃんは、永遠のあたしのアイドル、Michael Monroeのこと。
あたしが【Hanoi Rocks】の存在を知ってからすぐ解散してしまったので、
本当の全盛期のステージを見たことはない。
再結成されてからは、来日公演を見たりしているけれど。

先日の【Best Hit USA 2008】で、彼の誕生日を知った。
1960年6月17日Finland生まれ。
北欧圏ではDenmarkは4回行ったことがあるけれど、
さすがにFinlandは想像がつかないわ…

モンちゃんの誕生日を見てひらめいたのは、
『彼のkinはいくつ?』。
さっそく調べてみたら、【kin20 黄色い共振の太陽】だった。
GAP kinの日に生まれているのみならず、パカルヴォタンの特別な13日の生まれ。
銀河の音の【共振の】キーワードは、調律、通す(Channel)、呼び起こす。
太陽の紋章の【黄色い太陽】のキーワードは、
普遍的な火、照らす(啓発する)、生命。
なんとなく、納得。

まだまだあたし自身、この13の月の暦を使いこなしているわけじゃないけれど、
このキーワードと、あたしのイメージするMichael Monroeの姿って、
結構重なるように思う。

Finlandという小さな国で生まれながらも、
音楽という【普遍的な火】を使いこなし、
世界に自分の存在を知らしめる(照らす)。
音楽の起源は祝詞だという説もあるように、
音楽にはあの世とこの世をつなぐ役割もある。
それを手に世界を駆け巡り、Razzleの死も乗り越えていった。
そして、生まれた日のエネルギーがとても強いこともあり、
どんな苦境からも不死鳥のように蘇る。

なーんてベタぼめなのは、ひとえにあたしがミーハーだからなんだけど
それにしても、ホント48歳には見えないわ…
歌だって決してうまくはないけれど、
カリスマティックな美貌と、メロディーの良さがたまりません



The Rolling Stonesのメンバーもとっくに還暦を迎えたし、
カッコイイ人達って言うのは、いつまでもカッコイイのね

15年

2008-02-19 23:16:18 | No music, No life!
15年。
実に、発売から15年の時を経て、手元に来たアルバム。

それは、4 NON BLONDESの【Bigger, Better, Faster, More!】だ。
クレジットには1992年発売と記されている。

しかもこのアルバムに収録されている【What's Up】を初めて聞いたのは、
ヒットしていた頃よりいく分遅れていたように記憶している。
だからメロディーが頭に残っていても、誰の何と言う歌か分らなかったのだ。

でも、この歌がもう一度聞きたい。

そんな試行錯誤の中、何故かk.d.Langだと思いこみ、
当時発売された【Ingenue】を買ったけど、違っていた。

そして一昨年のGoodyearのCMで奇跡の再会を果たした。
ネットというのは便利なものである。
TVで耳にしたCM曲をいとも簡単に調べられる。
そして、4 Non Blondesというバンド名と、What's Upというタイトルを知った。

しかし、知ってから買うまでにさらに1年…
ようやく手元に来た。
国内盤はすでに廃番のようだ。

Linda Perryという女性ヴォーカルが歌っている。
音域の広いハスキーヴォイス。
この、裏声と地声を自在に使い分けるのは、
沖縄や奄美の島唄でよく聞く歌唱法だが、日本人には少ない。
きっと喉が強いのだろう。

そう言えば、水星の逆行が終わったらしい。
水星の逆行は様々な遅延を引き起こし、
特にコミュニケーションの分野において遅延が起こりやすくなるとか。
このアルバムが手元に届いたのを境に、物事がスムーズに進み始めるのかな、
なんて思ってみたりして。


型破り、万歳!

2008-02-12 16:52:03 | No music, No life!
今年もグラミー賞の発表が終わった。
一時期は迷走していた感のあるグラミー賞も、今ではずいぶんまとも。

最優秀新人賞はAmy Winehouseだったらしい。
あぁ、やっぱり…と言うしかない才能。

Amyのヒット曲【Rehab】を初めて聞いたのは、ベストヒットUSA2007でだった。
やけに貫禄のある女性シンガーのPVが流された。
一回聴いて、ノックアウト。

曲もまんまあたしの好みだけれど、【声】にやられたのは久しぶりかも…

イギリスのファンクバンド【M People】の女性シンガー、
Heather Smallの声以来かも知れない。
今までも、存在そのものにノックアウトされたミュージシャンは数々いれど、
声にビッと来たのは本当に久しぶり。

そのAmy Winehouse、行動も型破り。
受賞の中継はイギリスからだったけど、
何と薬物中毒患者の施設から一時退院のような形で出てきて、
中継が終わったら、また施設に戻ったとか。

もう、拍手喝采
日本では、『悪ぶっていても、あの人結構良い人みたいよ』とか、
軟弱応援ソング(お好きな方、失礼!)がもてはやされるけど、
そんなのどうでも良いのである。
品行方正なだけでは、世の中動かせないことも多々あるのだから。

ねちっこい曲調も、いかにもイギリスのブルースロックだ。

グラミー賞受賞から全世界で500万枚のバックオーダーが来たらしいけど、
実は、あたしもそのひとり。
やっぱり、じっくり聞いてみなくちゃと思ったのだ。

ミック・ジャガーやブライアン・アダムスも大絶賛らしいけど、
なかなか時代に逆行するようなシンガーって残りにくい。
でも、今までの売れなかった素晴らしいミュージシャン達の怨念を引き継いで、
是非、彼女には残って欲しいな。

まだまだ弱冠24歳。
でも、貫禄はすでに大スターみたいだ。



【Back to Black】 By Amy Winehouse

どんとのマツリ

2008-01-27 00:18:46 | No music, No life!
昨年お世話になった縁で、
どんとのパートナーである小嶋さちほさんからお誘いいただき、
『Soul of どんと2008』へ行ってきた。
あたしとしては、どんと=Bo Gumbosであり、大学時代のアイドルだった。

Bo Gumbos解散後、どんとが亡くなったことも知らずにいたけど、
ひょんなところからさちほさんにお世話になり、
知念の八角堂に泊めていただき、またどんとと近づくことになった。



どんとのソロ作品「Deep South」の中に入っている【波】という歌に、
クムフラであるサンディさんが振り付けした【波フラ】。
沖縄でちょっとだけ教えてもらったけど、
ちゃんと踊りたいと思い、ターラ姉妹のたっかんに指導をお願いした。
フラカヒコにしか興味がなかったあたしが、
初めてフラアウアナを踊りたいと思ったのだ
それだけ歌の持つエネルギーが凄いのだろう

今年はどんとが亡くなって、ちょうど丸7年。
8年目が明けたところだ。
Soul Of どんとも歌中心のシンプルな構成に戻って行った。
何かひとつのサイクルが終わり、新しいフェーズに移った気がする。

トップバッターのうつみようこさんが村八分のカバーを1曲歌った。
うわー、懐かしい!
そして、ようこさんの声がすごい迫力。
その後、佐藤タイジさん、湯川潮音さん、浜崎貴司さん、山口洋さん、
さちほさんとラキ太の【波】で波フラを踊り、
藤井一彦さん、岸田繁さんへと歌い継がれていった。

初めて見るシンガーもいたけれど、ここの会場には愛がぎっしりだった。
さちほさんのどんとへの愛ももちろんのこと、
出演者のどんとへの愛、歌への愛、来場者同士のお互いへの愛。
そこにいないひとへの愛、地球への愛。
そんなことを考えていたら、とってもハートが温かくなった

どんとフリークのあやちゃんが、
『どんとの命日はあの世での誕生日』って言っていた。
おめでとうかんぱーい

18年ひと昔?

2007-11-02 16:29:54 | No music, No life!
歳がばれちゃうけど、ま、いっか。
今の年齢を半分にすると、だいたい高校卒業くらいの年齢になる。
今までの長いようで短い人生を振り返るといくつかのPhaseがあるんだけど、
高校卒業からの8年間くらいもひとまとまりの流れがあった。
この時代は、あたしにとって【音楽とバイクのPhase】。

その後流れは大きく変わり、海に関わる【海のPhase】になった。
変わらず音楽は好きだけど、ハワイ、海、島というのが意識の中心に来た。

そしてさらに意識はシフトして、【ちゃんぷるーのPhase】へ。
自分は世界の1ピースに過ぎないと思うようになった。
音楽、バイク、海、ハワイ、島、心惹かれる様々なもの…
あたしはこの世界をちょこっと借りて生きているだけなんだよね。

そんなちゃんぷるーな意識の中、ちゃんぷるーの本家の沖縄にも結構通った。
仕事でも何度も行ったし、プライベートでも行った。

そして今年の冬至と満月の期間、また沖縄へ行く。
マナカードの師匠の関係で、とあるイベントに参加させていただく。
ここでマナカードリーディングをやるために。

そうしたら、何と
18年前くらいに友達がご縁があったアーティストも参加なさるそう。
あたしはその方と直接面識はないけれど、名前はよーく存じ上げている。

その方は現在沖縄在住で、
その方のパートナーは、7年前にBig IslandのHiloで亡くなった。
そう、ZELDAの小嶋さちほさん。
パートナーはBO GUMBOSのどんとさん。

縁とは異なもの味なもの。
ここでもハワイと沖縄だ。

今年に入ってバイク仲間と15年ぶりに、偶然の再会も果たしたし
時の流れってらせん状にクルクル回っていて、
同じ道筋をほんの少しずれながら通っていくような感じなのかな。
だから、分かれた人とまた手を伸ばせば会えるところに来るのかな。

すごく不思議。
でも、ワクワク。
久しぶりにBO GUMBOSのアルバムを引っ張りだしてみよう。



18年ひと昔。
でも、まだ青春。

自分のいる場所

2007-10-19 23:16:05 | No music, No life!
ここ数週間、なぜだかイライラしていた。
原因は色々。
主に人間関係。
あたしは、元々自分の心の中の恐怖や嫌な感情を、
必要以上に増幅させる傾向がある。
だから、これは与えられた学びなのだ。

そうは言っても、今日の気分は絶不調だった。
いつも10月のこの頃は不調なことが多い。
今日も最悪の気分。
もしかしてうつ病なのかと思ったり、
自殺するときってこういうときにふっと行っちゃうんだろうと思ったり。
まぁ、会社が合わないのだ。
誰が悪いというわけではなく、合わない。
学びなのだと思っても、どうにもダメなのだ。
何せ、【自分はここに留まって、ここで役に立ちたい】と一切思えない。

愚痴っぽくなっちゃったけど、もう何もする気もなかった会社の帰り。
俯きながら歩いていたら、東京メトロ銀座駅で無料コンサートをやっていた。
カナダ出身のカントリーデュオ【サウンドアルバータ】。
知らなかったけど最後の曲だから聴いて行こうと足を止めた。



『みんな一緒に歌ってください』と流れ出したのは、
Jhon Denverの名曲【Country Road】。

♪カントリーロード、故郷に連れて行っておくれ。僕がいるべき場所に♪

聴いているうちに自然に涙が…
そうか、無理しなくて良いんだ。

この会社に入った1年前、うまくやろうと躍起になり過ぎていた。
それから状況はどんどん変わり、あたしも変わった。
でも、過去を変えることは不可能だと思って、ますます頑なになった。

そうじゃない。
過去の自分に縛られることはないのだ。

ふっと気が楽になって歩いていると、マナカード仲間のMちゃんからメール。
11月に一緒に参加するイベントでのカードリーディングのお誘い。

あぁ、ここにちゃんと居場所がある。

そして、今日は瞑想なんて無理と思っていたけど気が軽くなったので、
YOGAスタジオへ。
ここでも、過去の自分を労わることをインストラクターが言っていた。

なんだかすごいなぁ。
いろんなところからメッセージが来る。
もう不安に思わないで、自分の心が喜ぶことをしよう。
会社に縛られることもないし。
今日は最後は笑って締めくくれそうだ。

本当の心の色

2007-10-07 22:36:52 | No music, No life!
祝・Best Hit USA復活。
って、2003年に復活したらしいけど。
あたしが気がついたのは去年の話だったりして…

本家本元のBest Hit USAは確か土曜日の深夜だったような。
当時はDVDなんて便利なものはなかったから、
ビデオに録って見たり眠い目をこすって起きていて見たり。

今のBest Hit USAも、
当時そんな状態で見ていたであろうあたしくらいの視聴者がターゲットだろう。
いつも『きゃー、懐かしいー』と騒ぎながら見ている。

そんな中、9月の初旬にCindy Lauperの
【True Colors】のビデオクリップが流れた。
これはまぁまぁ好きな曲だったし、
また『ぉお、懐かしい』と思いつつ見ていた。
まだ当時はLow-teenだったから、この歌は単なるラブソングだと思っていた。



でも改めて聞いてみて、そんなに単純なラブソングではないことに気がついた。
I see your true colors, That's why I love you...
この【You】は、恋する相手ではなく、独立した自分自身だと思ったのだ。

心の中にいる本当の自分自身。
もしかしたら、インナーチャイルドと言っても良いのかも知れない。

究極の癒しとは、自分自身を否定しないこと。
自分自身を認めること。
ありのままの自分を素晴らしいと思えれば、怖いものなど何もない。

あたしが今やっているAnusara Yogaのマントラも、
【自分自身の中にいる本当の師に捧げます】という文言から始まる。
自分の中には既にPerfectな師がいると言うことのようだ。

あたし自身はまだまだ自分の中の師に出会えていないけれど、
ありのままの自分自身を認められるようになったら、
ものすごーく楽な気持になるんだろうな

まだまだ自分を否定し、他人も否定してしまうことも多々ある未熟者だけどね。

乾いた大地にて

2007-09-04 22:27:55 | No music, No life!
昨日、通勤電車ひと駅分で、とても印象的な夢を見た。
なのに詳細は忘れている。
夢とは摩訶不思議なものなり…
とある外国の方と、その方の名前について話していた。
見慣れない文字を指差して、『これは古代の文字で、●●と読むんだよ』。
しかし、その●●が思い出せない…

それはさておき…
Big Islandの溶岩の中の一本道を走っているとき、
一番聴きたくなった曲は、Lynyrd Skynyrdの【Sweet Home Alabama】だった。


【Second Helping】By Lynyrd Skynyrd

溶岩大地の乾いた殺風景な景色を延々と走っていると、
この明るく叙情的なギターのサウンドが、ふっと頭をよぎる。

Hawai'iでSouthern Rock…
あたしはこんなにHawai'iを愛しているけれど、
実はHawai'ian Musicはあまり詳しくない。
Hulaをやっている人たちはみんなHawai'ian Musicに詳しいのだが、
あたしのやっているのはHula Kahiko(古典フラ)で、
Chanting(詠唱)と打楽器に合わせて踊るのだ。
なかなかHawai'ian Musicに詳しくなれない

Hawai'iでカーラジオを聴きながら車で走る。
こんな一瞬が大好きである。



大地は今までの出来事をすべて記憶している。
死も生も神への祈りも。
【Ua Mau Ke Ea O Ka Aina Pono(大地の生命は正義によって保持される)】
これはKamehamehaⅢの言葉で、今でもHawai'i州のモットーとされている。

Lynyrd Skynyrdのメンバーは飛行機事故で亡くなった。
きっとそれも大地は記憶している。
もしかしたらあたしが昨日見た夢は、
大地の記憶を忘れちゃダメだよってことなのかも知れない。


It's only R&R

2007-07-14 22:56:32 | No music, No life!
学生時代によく友達との間で交わされていた質問。
『StonesとBeatles、どっちが好き?』

今考えると、答えは『比べる方がおかしいだろ?!』なんだけどね

まぁ、あとは好みの問題ってだけ。
StonesもBeatlesも、出すアルバムごとに表情が変わる。
だから、一概にどっちが好きかなんて決められない。

好きか嫌いかではなく、憧れるのはThe Rolling Stonesの方だけど。

1990年の来日は、仲間内では大イベントだった。
当時はインターネットなんて普及してなかったから、
チケット入手の手段は電話で予約するか、店頭で購入するかしかない。
友達と色々相談して出た結論は、【徹夜で店頭に並ぶ】だった。

大学のそばの池袋の東武にあったチケットぴあに並ぶことにしたんだけど、
発売日は寒い時期だった…
友達4人で発売日の前日から重装備で並んだ。

この列には、あたしたちと同じ10代の人々以上に、
一回り以上年上の人たちが多かった。
リアルタイムでStonesを聞いている人たちだ。
あたし達のすぐ後ろに並んでたおっちゃんも、そういう中の1人だった。
池袋で中華料理屋を営んでいると言っていたそのおっちゃんは、
あたし達とStones話で意気投合し、お店の中華まんを振舞ってくれた。

寒い中でワイワイ食べる中華まんは、
実際の味以上においしく感じたのだ
実際おいしかったのかも知れないけど、ね。

そして、3公演分のチケットを買い、大興奮で東京ドームへ行った。
ホント感無量、大興奮。
徹夜のお陰でアリーナ席は取れたけど、
やっぱり大豆程度の大きさのメンバー達。
そんな小さく見えるくらい遠くのメンバー達でも、
同じ空気を吸ってるっていうだけで、非日常の世界。

【無情の世界- You can't always get what you want】では、
みんなイスに登ってライターの火を振ったりして、
警備員があちこち走り回っていたなぁ。
あたしも負けずにイスによじ登った

あれから17年。
Mick JaggerはSirになったりしたけれど、今でも健在。
Kieth Richardsも映画に出たりしている。
あたしたちより一回り年下の子達にも、きっとStonesの存在は偉大なはず。



R&R is not dead.
ではなく、
R&R is still alive.
なのだ

うざいLove Song?!

2007-07-12 00:14:02 | No music, No life!
いやー、自分がどうも【らぶらぶ体質】ではないので、
正直言ってLove Songに惹かれることって少ないのだ。
どちらかと言えば、社会的メッセージ性の強いR&Rに惹かれるかな。

それでも中学生~20代始めの頃は、
人並みにLove Songに憧れてみたりしたこともあったなぁ
それも、日本のPopsではなくて英語圏の歌。
そして、男性が歌うLove Songが好きだった。

だって、自分がそんなこと言われたら嬉しいでしょ
自分が言うより言って欲しいという、かなりの我儘っぷり。
でも、そんなもんよね

そしてこの曲は、そんな【非らぶらぶ体質】なあたしでも、
相当好きな部類に入るLove Songだ。



The Flame(永遠の愛の炎) By Cheap Trick

この声がずるいと思うのよね。
あたしの男性の好みは、女性性をしっかり持っている人なんだけど、
この頼りなげな声によって、2割増しで【グッ】と来ちゃう
Male Vocalistが一生懸命声を張り上げてるのに、すこぶる弱い

これもかなり大ヒットしたから、この曲自体魅力的なのよね、きっと。

でも、よく聞いていると結構うざいかも知れない。
Wherever you go, I'll be with you...だよ
あたしがこんな男と恋愛したら、
多分最初はよくても途中でキレそう

でも、幼い頃はこう言って欲しいと思ったのも事実。
今ではすっかり自分を持った立派なオトナになりました…

でも、たまに聞いちゃう乙女チックな部分もしっかり残っていたりする。
げに不可解な女心。

Groovy, Baby!!

2007-06-26 22:22:07 | No music, No life!
6月下旬~7月上旬の頃は、古い友人の命日である。

何故、日時が曖昧なのかというと、その友人が亡くなった10年前、
ちょうどあたしは生まれつきの疾患のために、
2ヶ月ほど入院していたのだ。
だから、お通夜に参列できなかったっていうのが理由かな。

その疾患は整形外科関係だったので、ずいぶん元気な入院患者だった
携帯電話もそれほど普及していなかった当時、
実家にあたしあての緊急の連絡が入り、
その友達に病院の公衆電話からCall Backしたら、
共通の友人が亡くなったという話だった。

その友人とは、今は懐かしい【イカ天】でイカ天キングにもなった、
【Grrovy Heels】のVocalだったボンバー。
仕事中の転落事故だった。

強いリーダーシップを持った人で、色々遊びに誘ってもらった。
革ジャンを着たバンドマン40人くらいでアスレチックに行ってBBQなんて、
今考えても笑っちゃう。
彼のお陰で、当時のBlanky Jet Cityのメンバー達と、
言葉を交わすこともできたし、ホントに楽しい時代だった。

彼は亡くなる直前にキレイな奥さんと結婚し、
2人の子供と幸せそうに暮らしていた。
なのに、急な事故
その後、別の友達の結婚式で奥さんと会ったときの、
気丈な瞳は今でも忘れられない。

そのGroovy Heelsが、好んでライブハウスで演奏していたのが、
Buddy Guyの【Sweet Home Chicago】だ。



あたし自身この曲が大好きで、この曲が始まると大騒ぎした。
今はもう吸っていないタバコとアルコール、ライブハウスでの大騒ぎ。
三軒茶屋の【Heaven's Door】は、今もあるのかな。

そしてあたしは退院後、実際にChicagoに行った。
街を彩る美術品と膨大な絵画を収蔵した美術館、
そしてBuddy Guyに会いに。

【Buddy Guy's Legend】で、
本物のBuddyが【Sweet Home Chicago】を演奏したとき、
物凄い鳥肌がたった。

♪Hey, オレの故郷のChicagoに来てみたくないかい♪

貧乏旅行でたどり着いたChicagoの、『HOTEL TOKYO』という安ホテル、
シャガールの壁画、ピカソの彫刻。
広すぎて気持ち悪くなったシカゴ美術館。
そして、Tibetan Freedom Movement。

昨年、仕事でアメリカの学会に行ったとき、Chicagoにも寄った。
お客サン連れなので、それなりの高級ホテルに泊まったけど、
Water TowerやMagnificent Mile(魅惑の1マイル)は当時のまま。
そして、『HOTEL TOKYO』は今も健在。
長期滞在のオカマのお兄ちゃんも元気かな。

この季節になると、ボンバーを思い出す。
今年はちょうど10年目。
あの夏も、今年と同じようなカラ梅雨だった。

彼は、この世での役目を、きっと早くに果たしてしまったのだろう。
あたしはまだまだこの世での修行が必要なのだ。
だから、ここにこうして残されているんだろうなぁ。

逢魔が刻

2007-06-19 23:34:16 | No music, No life!
夕暮れ時。
昼と夜が入れ替わる時刻。
昔から、この時刻は禍が起きると言われている。

夜は死の世界が支配する時間であり、朝は再生のとき。
世界は、毎日毎日滅して再生を繰り返す。

夕暮れ時の妖しい美しさに魅入られてしまうのは、
人間の手ではコントロールできない何かを感じているからかも知れない。

死と生は紙一重である。
Hokule'aのNavigatorであるMr. Nainoa Thompsonは、
『死と生を分けることは難しい』と語っていた。
生まれた瞬間からすべての生命は死へ向かって歩き出し、
死んだ瞬間から、次の生の準備を始める。
火葬にされちゃう人間は、他のものに命を繋ぎにくいのが難点だなぁ。

死んでいるみたいに生きたくない、
けれど、生きているみたいに死にたくない。
いや、これはあり得ないか…

Mana card Readingをやるようになってから、
睡眠時間が長くなってきた。

明確な理由は分からないけれどね

夕暮れ時、暮れ行く空を見ると思い出す曲がある。



【Take it to the limit】By Eagles

夕暮れ時は、美しい女性にたとえられることがある。
自分の思い通りにならないものは、女性性を持っているのかな。

年で一番夜の短い夏至までもうすぐ。
今年は6月22日。

まだ中国が発展する前だったら、こんな時刻に胡同を彷徨ってみたかった。
2度と戻って来られなくなるかも知れないけれど。





夜への憧れ

2007-06-10 22:21:06 | No music, No life!
高校生のとき、好きだった男の子に彼女ができた。
その彼とは遊び仲間で、『結構イイ線いってるんじゃない
なんて思っていたものだから、結構痛かった

今になって思い返すと、かなーりカワイイ思い出だけど

その落ち込んでいたときに、
友達が編集してくれたテープに入っていた中の1曲が、
Tom Waitsの【Downtown Train】。

今夜お前に会えるかな。
Down Townに向かう列車で。

I will see you tonight,
In the downtown train.



【Rain Dog】By Tom Waits

Sugar Babeが歌っていた【Downtown】もそうだったのだけれど、
Downtownという言葉には、不思議な魅力がある。

東京のベッドタウンで過ごした青春時代。
それなりの進学校に行っていたけど、そんなに真面目じゃなかった。
でも、都会じゃなかったからこそ、憧れた夜の光景。

今は名前が変わってしまった【渋谷公会堂】にコンサートに行った帰り、
原宿駅前の大きな歩道橋から見下ろしたテールランプの列。
まるで、世界がこの手の中に全て入ってきたような錯覚。

あのときのドキドキは、今でも覚えている。

今となっては、友達や仕事上の付き合いで、飲んで帰るなんてザラ。
真夜中にふらふら出歩いているのも日常茶飯事。

それでも、夜中に酔っ払って帰る道の途中で、
ふと、高校生の頃を思い出す。
まぁ、あの進学校の中では、夜遊びしていた方だったと思うけど

憧れって手に入れても、憧れていたときの心はいつまでも残るものなのね。
あのときに戻りたいわけではないのだけれど、
何だか大切な宝物なのだ。