Saraの人生右往左往

『人生は長い旅路である』
Saraの“あっちふらふら、こっちふらふら”な由無しごと

風の速度で進む

2008-10-12 21:43:45 | いざ、Kamakura
日本にも、ホクレア号のような航海カヌーを!
日本の素晴らしい海洋文化を、もう一度日本人の手に取り戻そう!
とタイガー・エスペリさんが言ったのかどうかは知らないけれど、
あたしとしては、そんな思いで参加しているカマクラ号ファンクラブ。

しかし、実はそこに集まってくるメンバーは、
カヌーのエキスパートは少ない…
どころか、あたしを含め、カヌー自体漕いだことがない人が多数…
パラオでシーカヤックはちょっと漕いだことがあるけれど、
パドルの仕方なんかも、きちんと聞いたことはない。
そんな中、茅ヶ崎のあめんぼビーチクラブの方のご好意により、
アウトリガーカヌーをパドルする機会をいただいた。



朝5時起きで、えっちら茅ヶ崎へ。
ピーカンの予想とは裏腹に、茅ヶ崎につく頃には曇り空。
昨日の雨を境に気温も下がり、北風が少々寒い…
それでもカヌーを漕げることに、期待が膨らむ。

あたしを含む超初心者のために、オールの持ち方や使い方を教えてもらい、
4人乗りのカヌーに初心者2名、ビーチクラブの方2名という完全装備で、
順番にいざ海へ!
15分くらいで左の二の腕が痛くなった…
これを3時間も漕いでレースする人って、どんな筋肉をしているの?!



風は強くても、海面は穏やか。
海を滑るっていう表現が、まさにぴったり。
海に出ると心がしーんとするのにワクワクして、ホント海って良いなぁ。

素晴らしい体験をありがとう!

その後、メンバーの中数名とランチ。
これからカマクラ号をどうするのか、どうしたいのか、どうなるのか?
そんな話をとりとめもなく話した。
本当に少~しずつ、少~しずつカマクラ号建造に向けて進んでいる。
こういうアウトリガーではなく航海カヌーのカマクラ号は、帆走である。
風の速度でしか進まないのだ。

目標を決めると、どうしても『早く、早くそこに辿り着きたい!』と、
焦ってしまいがちである。
しかし、風が凪いでしまうことも、暴風雨になることもある。
風任せ、波任せ、海任せ。
そんなことも学ばせてもらっているカマクラ号。
いつ、カマクラ号で出港できるか分からないけれど、
航海って人生と同じなんだなぁ。

目標に向かって風任せに進んでいこう


人と人、人と海、人と地球のつながり

2008-07-27 21:38:18 | いざ、Kamakura
今日は【横浜ハワイイ・フェスティバル】の最終日。
今年で7回目のこのお祭り、年々人出が多くなっている気がする。

そのお祭りで、今年はカマクラ号のハカのパフォーマンスと、
カマクラ号T-Shirts販売をさせてもらえることになった。
カマクラ号ファンクラブの面々、顔が広い方が多いのである。
いつも感心してしまう。

今日は新作T-Shirtsの他に、
新しくできた女性用キャミソールと男性用タンクトップがお目見え。



こういう暑い日は、やっぱりキャミソール!
自分の分を早速買って、着てからハカのパフォーマンスと販売。
朝は曇っていたけれど、パフォーマンスの時間にはピーカンになり、
会場の大桟橋のデッキはめちゃくちゃ暑かった…
おまけに裸足では、床も熱くて…
でも、楽しかった

ハカの効果も手伝って、
カマクラ号のコンセプトにたくさんの方が賛同してくださって、
数時間で50枚以上の売り上げ。
そして、カマクラ号ファンクラブの面々も、
すべて手弁当での参加なのに、いつも熱い思いで集まってくる。
本当に、素晴らしいことだ。

カマクラ号は、ホクレア号のような公開カヌーを通じて、
日本の素晴らしい海洋文化を次世代に伝え、
地球と人と自然のつながりを正しい状態に戻すことがコンセプト。
↑あくまで、あたしの見解だけど…はは。
でも、それで良いのだ。
ひとりひとりにとってのカマクラ号で。

それにしても、短時間で50枚以上も売れたということは、
やっぱり、今地球が危ないと思っている人が多いのだろうなぁ。
環境、生活、人々のメンタル面、動物たち、そんなものをひっくるめた地球。
2025年にCO2を5割削減では遅いと気が付いている人がたくさんなのだ。

そして、人とのつながり。
今回のパフォーマンスとT-Shirts販売を許可してくれた事務局、
その事務局に顔が利くメンバーたち、
わざわざT-Shirtsを買いに来てくれたお友達のshinちゃん、
メンバーのお友達、本当に人とのつながりって大事。





美しいフラや歌を通して、様々なつながりを考えた。
この平和がいつまでもこの星の上にありますように。
今争っている国にも美しい時間が訪れますように。
すべての生きるものたちに調和がもたらされますように。



帰り際、高山求さんのブースに寄ったけれど、
大盛況だったため特にお声をかけずに帰ってきた。
でも、こういう美しい写真も、美しい地球があってのものなんだよねぇ。

Kama o ka la

2008-01-01 22:43:03 | いざ、Kamakura
最近、『徹夜なんてできなーい』って思っていたけど、
やってみればまだまだできる自分に気がついた

大みそか、年明け寸前に家を出て、自転車を漕ぎながら新年を迎えた。
向かった先は土地の氏神様である富岡八幡宮。



30分ほど並んで本殿でお参り。
そして、同じ敷地内にある恵比寿天にもお参り。

さらに、霊媒体質のあたしは、除霊効果の高いという深川不動尊へもお参り。
やっぱり、大勢の人の念を受けてちょっと怒りっぽくなっていた

ずっと右肩になにかあるなぁと思っていたんだけど、
深川不動尊で並んでいるとき、右肩に痛みが出た。
しっかり上にあがってくださるよう祈願。



家に帰って1時間ほど寝て、3時50分頃再び出発。
七里ヶ浜で初日の出に合わせてハカを奉納するためだ。

途中だいぶ眠くて辛かったけど、なんとか七里ガ浜へ。
藤色の富士山がとてもキレイ



カマクラ号ファンクラブのメンバー達が三々五々集まってきて、
misaさんの【E ala e】に合わせてチャンティング。
そばにいた高校生らしきグループは、かなり不審そうな視線を投げかけていた。
ま、いっか

そして、日の出。



【風の守り神】というハワイアンネームを持ち、
伝説的なビッグウェイバーだったタイガーさんの魂が来ていたのだろう。
七里ガ浜は結構な強風で、高い波が立っていた。
あたしが寒がりでなかったら、入りたいくらいの良い波だ。

メンバー達と新年を祝い、ハカを奉納し、しばらくおしゃべりして解散。
その足で、せっかくだからとダンナと鶴岡八幡宮へ。

太陽が昇り始めると、さっきまでの寒さは嘘のよう。
やっぱり太陽の力って偉大だぁ





大銀杏にも参拝。
葉っぱは落ちても、その雄大なパワーは変わらず。

長い移動距離を経て、再び家へ。
この後は、もうぐっすり。
そして、アップルパイが500円で税抜き467円という初夢を見た。
税抜き価格が税込み価格と微妙に合っていない…
ま、夢だから。

落ち着いたところで、今年のマナカードを引いてみた。
【HUNA】が飛び出してきた。
サブでは【MENEHUNE】。
忙しくなりそうだけど、自分に限界をもうけずにやって行こう。
今年はスピリチュアルにどっぷりの年になりそうだな…

1月のカードは、【MAUI】。
1月20日に仕事をやめ、いわゆるぷー太郎になるけれど、
どんなことも楽しんでやって行きなさいというアドバイスなのだろう。

今年は地球という環境の大きな節目になる年の予感がする。
日々おごらず、環境問題に真剣に取り組みつつ過ごしていこう。

Haka三昧

2007-12-02 23:59:50 | いざ、Kamakura
この土日、まるでカマクラ号の伝道師のように、
カマクラ・ハカを踊る機会を頂戴した。

まず12月1日(土)。
マナカードアカデミーのクリスマスパーティ@原宿MAHANA。
このパーティも出席するか迷っていたけど、
モモさんから『'A先生からSaraさんを参加させるように言われたの』。
迷っているってことは出たいという気持ちもあるってことだから、
出席することにした。



パーティの3日前くらいに'A先生から、『パーティでハカやる?』とメール。
ハカメイトのMAMIちゃんは不参加だったから、
さすがにひとりではイヤかも…と思ってお茶を濁していたら、
前日にまたモモさん経由で要請が…
せっかくの機会なので、カマクラ号を広めるためにお披露目した。

しかし、前日に女性性を高めるようにという指令が出ていたのに、
ハカ=戦闘のダンスを踊るとは…
女性性と男性性のバランスを取るのは、遠い道のりなのであった…

A先生に北山耕平さんと内田正洋さんの前でもお披露目した話をすると、
『Saraさんはカマクラ号を伝道する役目があるのね』。
そうだと嬉しいな


その翌日の12月2日(日)は、
【LOCOMOCO SUNSET~Endless Summer】@晴海客船ターミナルホール。
この日はちびっこも入れて総勢9名で、
Keali'i Reichelが前をうろうろするTシャツ販売ブースでTシャツ販売しつつ、
みんなでOliの練習をしたりしながらのんびりムード。

なのに突然、『カマクラ号とHokule'aのハカを両方やろう』という話になり、
急いでJimboさんにHokule'aハカを習って練習
あたしは10月にTaua先生から習う機会を逸していたので嬉しかったぁ

しかし、急にやることになり、Oliも覚えなくてはならず、
misaさんみたいに普段はHulaを教えている人でも動きがままならず。
みんなで爆笑しながらいざステージへ。

Jimboさんはこの後すぐにIMUAとのライブがあるにも関わらず、
普段より迫力のあるパフォーマンスだった

ハカをご覧になったお客さんが、『かっこ良かったよー』とか
『Tシャツ買うよ』とか『練習参加したいんだけど』とか声をかけてくれた。
わーい
まさに伝道師の面目躍如

終わってからブースに戻り、
カマクラ号が出来上がったらこのハカでお見送りするんだよねーと、
みんなでワイワイ。

きっと、タイガーさんの魂が力添えしてくれたに違いない
そして、カマクラ号を作ろうというみんなの意気込みが、
会場の人たちに伝播したに違いない

年内はこれでハカ納め。
でも、初日の出ハカを計画中なのだ


IMUA


VAIHI

みんなうちのKumuも真っ青なくらいでかい…

ALOHAでLOHASな日

2007-11-05 14:28:27 | いざ、Kamakura
昨日は暑かった
11月ってこんなに暑かったっけ…
去年は10月の半ばにハイビスカスを室内に入れたはず。
今年はまだ蕾がいっぱい残ってるうちのハービーちゃん。

そんな晴天の中、行って来たのは【第2回 湘南ALOHASカーニバル】。
湘南に住む主婦の方々が始めたイベントで、ALOHAとLOHASの融合したイベント。
湘南ALOHASカーニバル

【LOHAS】って考え方はとっても素晴らしいのに、
それを商売にしようとした人やメディアによって、
どうも共感できない言葉になっていた。
何だかハリウッドセレブが自己満足でやってる運動みたいな気がしたから。
でも、友達の子供がアレルギーで食べるものを制限されている話とか、
最近の中国製の食品の話とか、環境破壊の話とか、
真剣に地球と共生することを考えなければならない事態になっている。

そんなこんなで、LOHASという言葉の意味を見直すのも良いかなーと思った。
LOHAS=Lifestyle of Health and Sustainability

しかし、このイベントに参加した真の目的は、
【カマクラ号を】広めることだったのである
カマクラ・ハカをお披露目するため、
そして建造資金を得るためのマナカードリーディングを行うために参加した。

そして、自分自身が楽しんじゃいました

朝5時に起きて家を出て、

電車に揺られて約2時間弱、湘南は快晴

3人の有志によるマナカードリーディングは大盛況


勇壮なKane Hula、【Ka HONU i'ka i'ka】(勇敢な海がめの意味)。

可愛いちびっ子Kaneも参加

そして、カマクラ・ハカ。

来場者にワークショップへの参加を呼びかけているところ。

最初は恥ずかしがってた人も最後はみんなでハカを踊った。
ちびっ子達はとても楽しそう。
あぁ、いつまでもこの純真さを忘れないで、
楽しいことには飛び込めるように心の準備をしておこう。

マナカードも、
皆さんが欲しいと思うメッセージがそのまま出てくることに驚愕する人が多数。
そうそう、踏み出すための勇気をくれる、それがマナカード。

次回のカマクラ・ハカのお披露目は、12月2日のLOCOMOCO SUNSETだ
LOCO MOCO SUNSET

Typhoon Family、そして秋晴れ!

2007-10-29 23:08:24 | いざ、Kamakura
小さかった頃、台風一過は【台風一家】だと思っていた。
台風は一時期にまとめてやって来るから。

とうとう来週に迫ったALOHAS。
イベントでやるマナカードリーディングはどんな感じになるのかな。
ドキドキ

昨日は秋空というより夏の最後の悪あがきのような晴天の下、
今週も七里ヶ浜でカマクラ・ハカの練習。
来週のALOHASでお披露目するというミッションもあり、気合が入った。



が…

Oliが覚えられない…
HalauのOliもまだ覚えていないあたし、これは結構難敵である。
Hawai'i語ってゆっくりなら発音は難しくない。
意味も何となく分かる。
でも、しゃべり慣れていないと口が回らないのだ。

でも、大声で海に向かって叫ぶ。
これだけでも気持ちが良い

終了後、Hokule'a/Kamakura仲間のyummyちゃんと
そのお友達のMちゃんと長谷寺に行ってみた。
長谷寺は水子供養のイメージが強かったけど、海の守り神でもあるという。
タイガーさんが鎌倉に住居を構えるきっかけになった長谷寺を、
ちゃんと見ておかなくてはカマクラ号ファンクラブの名折れだもの。

初めてきちんとお参りした長谷観音様。
休日で人がワサワサしていたけど、平日はきっとゆっくり出来るんだろうな。
タイガーさんはこの観音様の慈悲深さに触れ、ここ鎌倉に居を構えた。
静かなときに、ここでゆっくり瞑想したいな。
そう思わせてくれる観音様のやさしいお顔。



海の守り神だけあって、境内から海が見える。

タイガーさんは日本語ができなかったけれど、
その長谷観音様に対する敬謙な気持ちで、地域の人に受け入れられていった。
日本人であるあたし達は、もっと自分達の財産に胸を張らないとね。

その後門前のお好み焼き屋さん【染太郎】で、
3人でビールを飲みつつお好み焼きを食した。
染太郎は実家のそばにも支店があり、めちゃくちゃ懐かしかったぁ
暑い中、昼の日中から飲むビールは最高

何故、昼間から酒を飲むと、休日を満喫している気になるのだろう…

そして、せっかくなので大仏様のところまで足を伸ばした。
大仏様にお参りするのも初めてではないけれど、
長谷にあるってことをすっかり失念していた。
常日頃、ぼんやり過ごして来ていたんだろうなぁ…反省。

大仏様ってあたしが幼少の頃は背中の窓から外を見られたと思ったんだけど、
今はもうできなくなっていた。
大仏様の胎内は秋の日差しに暖められていた。



ここ最近、鎌倉には頻繁に来ていたけれど、見て歩くことはなかった。
うーん、鎌倉満喫って感じだ。
そして、改めてHawai'iとの繋がりを見てみると、
また別の目線で感じることができる。
そんな機会もHokule'aに出会わなければなかったんだよね。

シンクロって起こるんじゃなくて自分で気がつくものなのだよね、本当に。



うちの近所の台風の残骸。
うーん…

贅沢だけど緊張した体験

2007-10-21 21:52:02 | いざ、Kamakura
あー、久々に胃が痛くなった

まさか、Kamakura号提唱者のひとりである内田正洋さんの前で、
カマクラ・ハカを披露するはめになるとは…
緊張、でもとっても贅沢な数分間だった。
でも、本当にまだ胃がおかしい。

今日は【アース○サークル】という団体が主催の【時の輪】講座に参加した。
お題はHokule'a号だったので、講座があると知った瞬間に申込み。

朝7時に家を出て、
カマクラ・ハカのメンバーと11月のイベントについてミーティングを行い、
それから時の輪講座へ。
他のメンバーたちは他のお話し会に行ってしまったんだけど、別れ際にOさんが
『MiddlesのNさんが、カマクラ・ハカできる人参加しないかなって言ってた』。
んー、できますけどぉ…

開催場所の極楽寺のアナン邸に着いて、腹を括ってNさんに声を掛けた。
カマクラ号建造のために、色んな人に知ってもらうのも使命だから。
そうしたら、Hokule'a Hakaを踊れるイケダキョウコさん(ホクレアクルー)と
JimboさんがHokule'a Hakaを踊り、
そのお返しとしてNさんと2人でカマクラ・ハカを踊るという筋書きに決定。
ひゃー

急いでチャンティングを復習し、いざ!

何とか無事終了。
この講座は北山耕平さんがメイン講師ということもあり、
ハワイ文化というよりネイティブアメリカンの文化に興味を持っている方が
たくさん参加していたようだけれど、皆さん興味深げに見てくださった。
こうやって色んな文化と交流していくのって、素晴らしい

帰り際には、初めて内田さんとたくさん言葉を交わすことができた。
タイガーさんとの思い出話やHokule'a裏話など、
楽しい時間はあっという間。

講座の中で北山耕平さんが、
大地とつながって生きていくことの大切さを語ってくれた。
まさにグラウンディングだ。
大地と海、このかけがえのない財産とともに生きること。
NainoaさんのEducation Programもここが原点なのだろう。

MauiのKahunaであるKeli'i Taua師も立ち寄って、またBlessingしてくださった。
こんな贅沢な講座、なかなかないよねぇ

ハワイアンであろうと、ネイティブ・アメリカンであろうと、
ネイティブ・ジャパニーズであろうと、大地と海なしでは生きていけない。
富士山がきれいに見えた秋晴れの湘南で、こんなことを考える贅沢な1日だった。


Blessing

2007-10-08 23:07:04 | いざ、Kamakura
【カマクラ号ファンクラブ】というクラブ(?!)がある。
カマクラ号とは、ポリネシア語のKama Ku R(L)aから作った名前で、
Hokule'a号の日本版のカヌーの名前だ。
Kama=子供 Ku=立つ、昇る R(L)a=太陽で、
太陽の昇る国の子供という意味だ。
まるで、【日出づる処の天子】のようだ。
子供=天子ではないので、痛いところだけど。

そのカマクラ号、まだできてはいないけれど、
作ろうという志を持って人々が集まっている草の根運動のようなものがある。
もともとの提唱者はTiger Espereさんとうハワイアン。
Tigerさんは、2005年7月22日に癌で亡くなったけれど、
その志を継ぐ人々が今も活動している。

昨日はそのTigerさんが、
2001年に【Earth Celebration】(新潟で開催)というイベントで行った
ハカのworkshopのDVDを見ようというイベントが江ノ島で行われた。
あたしもそこに参加させてもらった。

そしてそのDVDを見る会に、
Keli'i Tauaさんというカマクラ ハカを作ったKumuが参加してくださったのだ。
3日前くらいの情報では、
Tauaさんは都合が悪く来られないということだったけれど、
なんとか参加してくださった



Tauaさんはとてもお疲れのご様子だったけれど、
まず、この会のためにChantingでBlessingを行ってくださった。
先週の日曜日の雨は、この会のためのBlessingの一環だったと言う。
そして、Tauaさんにカマクラ・ハカを披露した。

そのハカの後、なんとTauaさんからはHokule'a Hakaのお返しがあった。
船の上陸の際のハカは、その船の自己紹介の意味合いが強いらしい。
だから、あたし達がカマクラ号の自己紹介をしたので、
TauaさんからはHokule'aの紹介があったのだろう。



それにしても、Tauaさんのハカはもんの凄ーい迫力だった。
あたしはいつも自分のHalauのKumuのOli(Chanting)しか聞いていないので、
こんなに迫力あるChantingは初めて聞いた。
DVDの中のTigerさんのChantingも凄い迫力だった。
Tigerさんは普通の声が穏やかだったので、そのギャップにびっくり。
HulaのChantingとハカとの意味の差かな。
このChantingでその場の空気が【ピッ】と締まった

そしてTauaさんからは、
Hokule'a号がHawai'ianにとってどんな意味があったのか、
お話を聞くことができた。
Hokule'a号の成功により、
それまで自信を失っていたHawai'ianは自分たちの伝統に目を向け始めたこと。
もしかしてTigerさんが日本人のためのカヌー建造に尽力したのも、
日本人はもともと素晴らしい民族であるにも関わらず、
自分自身を見失っているように見えたのかも知れない。

ハワイ好きの日本人って多いけれど、
日本にSympathyを感じるHawai'ianも多いようだ。
昨日のイベントはこじんまりと手作りで行われたとても温かいものだった。
でも、いつか、たくさんの人が自分たちの伝統文化を知るために、
その手がかりとしてカマクラ号を知ってくれたら…
そう願っている。

昨日は【日本晴れ】で、日本流のBlessingを受けた。
Hawai'iのBlessinng、日本の祝福。
カマクラ号がHawai'iまで航海する日を夢に見ながら、
自分たちの文化をもう一度見直してみよう。




さて、戦闘モードへ

2007-09-10 21:41:10 | いざ、Kamakura
台風が夏を再び連れてきた昨日、鎌倉は七里ガ浜に出没。
何のためかと言うと、【Kamakura Haka】の練習のために。
朝引いてみたカードは【Wa'a】。
まんまカヌーのカードが出た

日本版Hokule'a号とでも言うべきKamakura号。
鎌倉にお住まいだった初代Hokule'aクルーの故タイガー・エスペリさんと、
海洋ジャーナリストの内田正洋さんが言いだしっぺなのだそうだ。
※内田正洋さんの本【祝星「ホクレア」号がやってきた。】に、
そう書いてあった。

日本も元々海洋民族、その誇りを取り戻そうというプロジェクトだ。

Kama=子供 Ku=立つ La=太陽というポリネシア語と、
鎌倉=Kamakuraという発音が同じということで、Kamakura号となったのだ。
そのKamakura号のHakaの練習に参加してきた。

Hakaとは元々Maori族の民族舞踊なのだ。
New Zealandのラグビーチームの【All Blacks】が行っているのが有名かな。
英語では、War Cry(鬨の声)と言うらしい。

朝はピーカンだった空も、七里ガ浜に着く頃には100%の曇天…



まず、海岸を掃除してからHakaの練習。
台風での漂着物もたくさんあったけど、空き缶などもゴロゴロ。
ちょっと悲しい気分。

そして、いよいよHakaの練習開始。
JimboさんがまずKamakura号についてお話してくれた。
その時ふっと感じたのは、『タイガーさん、見に来てる…』。
3列になった2列目と3列目の間。
これからのKmakura号を見守っているかのような気配がした。

もちろん、あたしはタイガーさんにお会いしたことはない。
でも、大きな存在を感じたのだ。

さらに振り付けの練習。
この日初参加のあたしはドキドキ…
でも、実際に始めてみると…

おぉ、何だかカッコいいぞ。

とても勇壮な振り付けで、何だか自分が強くなった気がする。
このHakaの内容は、
Hawai'iの神々に【Kamakura】というカヌーができたことをご報告するもの。
自分も踊っているから、その写真が撮れなかったのが残念。

江ノ電も久しぶりに乗ってみたけど、やっぱり風情があるなぁ
そして、七里ガ浜を離れるにつれて、だんだん青空に。
あの曇り空でもしっかり日に焼けたから、ピーカンじゃなくて却って助かった。



それから夕方は、マナカードリーディング。
また新しい出会いがあり、本当に感謝だ。
Wa'aのカードのように、自分の進む方向をしっかり見つめて行こう



それにしても、暑い1日だった。