Saraの人生右往左往

『人生は長い旅路である』
Saraの“あっちふらふら、こっちふらふら”な由無しごと

Soul Of どんと - ハワイ島の聖地:South Point

2009-02-22 21:29:59 | 
【1月30日(金)】

今日はもうひとつのあたしにとっての聖地、South Pointへ向かうことにした。
ここはタヒチとハワイを行き来したカヌーを繋いだ場所という伝説がある。
繋いだという穴のあいた岩も残されている。

この日の朝はのんびり出発。
サウスコナのマナゴホテルからSouth Pointまでは車で1時間以上。
本当にハワイ島は大きいのだ!
途中、スーパーマーケットでお昼用のお弁当を購入し、
South Pointまでロングドライブ。

19号線を外れ、風車が見下ろすガタガタ道をひたすら走る。
風が強く高い木もなく、見晴らしはばっちり。
ガタガタ道をひた走って20分くらいでSouth Pointに到着。



足元10mくらい下に広がる水は、本当に青い!!
波が荒く風が強く、雲は吹き払われて遠くまで見渡せる。
まるでタヒチまで見えそうなくらい!
実際は地球が丸いので、5kmくらい先までしか見えないそうだ。

South Pointに復元されたヘイアウの前で、E ho mai。


日本から持参した、様々な聖地の水をまく場所を探してしばらく散歩。
垣花樋川や天河、日光などの聖地の水だ。
直接水をまけそうな場所を見つけ、足まで入って水をまいた。



水が本当に気持ち良い!!
それから、溶岩の上に腰をおろしてお弁当。
さすがアメリカ、サイズが大きい!
半分は明日の朝用に持って帰ることにした。

ぶらぶら1時間くらい散歩し、ロイヤル・コナのコーヒー博物館へ向かった。
ここではコーヒーの試飲ができるのだ。
しばらくコーヒーを飲んでいなかったので、たっぷり試飲させてもらった。
さらに北上し、Island Naturalsというオーガニックのお店へ。
これはヒロにもあるお店で、ヒロ店の方が大きい。
ホメオパシーのレメディーを10個ほど購入した。

それから再度かおりこさんのお宅へ。
最後の最後までお世話になりっぱなし。
途中でククイの木を見つけたので、お土産代りに実を持って行った。
ククイはハワイの叡智の象徴だ。
実は天然の抗生物質となる。
木から出ていた汁をなめて、Rちゃんが【苦~~~い!!】。

かおりこさんとカヒコやネイティブインディアンの話をしながら夜も更けて、
名残惜しいけれどお別れしてマナゴ・ホテルへ帰った。
翌31日の朝、日本へ向けてのフライトなのだ。

朝、ひとりで運転しながらコナ空港へ向かった。
土曜日の朝は道がめちゃくちゃ空いていた。
空港で珍しいリュウゼツランの花が咲いているのを見つけた。



飛行機の中から外を見たら、晴れた空にマウナケア。
白い山は雪をいただいて、美しく見送ってくれた。



視線を少し左にずらすと、マウイ島の最高峰のハレアカラ。



次回はマウイ島に行ってみようかな。
終わり。

Soul Of どんと - ハワイ島の聖地:Kawaihae~Pololu

2009-02-18 21:51:34 | 
【1月29日(木)】
朝7時半。
同じManago Hotelに泊まっていたあやちゃんを空港まで送るために、
ホテルを出発。
眠い…
昨日は遅くまでかおりこさんのお宅で大盛り上がりだった。
かおりこさんのお宅のあるHolualoaからManago HotelのあるCaptain Cockまで、
近いようで結構距離がある。
あやちゃんも眠そう。

平日朝の19号線は物凄く渋滞する。
これからKing Kamehameha Hotelにも寄って、
ちーちゃんとりえちゃんも拾ってから空港に向かうのだけれど、
約束の8時に間に合うか…やっぱり間に合わず。
8時10分にホテルのロビーでピックアップして、空港へ。
空港には8時半ちょっと過ぎに到着。

間もなく、ち~こさんやしかぼん、マナちゃん達もお見送りにやってきた。
今日買えるのはあたしが乗せていた3人のみ。
残りのメンバーも、今日からは別々の行動になる。
3人をゲートで見送り、あたしはひとりで車に乗った。
コナ空港の駐車場料金が3ドルに値上がりしていてびっくり。
まぁ、今は円高だから良いけどねぇ…

ひとりでコナ空港を後にして向かった先は、まずKawaihae Beach Park。
港は今はテロを警戒するという名目で入れなくなっているが、
ビーチパークはいつも開放されている。
着いた途端、昨夜の寝不足が祟ったのか、途方もない眠気に襲われた。
車を停めて、30分くらい仮眠。



Mamala i ka 'Aina.
大地を養い、大地と共に生きよう。
ハワイアンは、海も大事にするけれど大地も大切にする。
その上に木が生え草木が茂り、人が暮らしていく大地だから。

1時間近くここで瞑想したり、ぼーっとしたり、水際で遊んだりした。

それから車で北上。
島の北東側はいつも乾燥していて晴天が広がる。
まず、Hawiの街で昼食。
薄暗くて地元の人しか来ないようなメキシカン料理の店を発見!
メキシカン料理大好き!!
店の雰囲気に入るかどうかちょっと迷ったけど、食欲には勝てず。
注文していると、お店の人に「ここに住んでるの?」と聞かれた。
やっぱり日本人に見えないくらい、ふてぶてしい態度なのかな^-^;;

昼食の残りを車に乗せ、さらに北上。
カメハメハ大王像で一時休憩。
【銅像に登らないように】と注意書きがあるにも拘らず、
この銅像にはいつもレイがかけてある。
ハワイ州の中にはカメハメハ大王像が3つあるが、これが第1号なのだ。



あたしの目線で写真を撮ってこの角度。
誰があの手の先に、レイをかけたのだろう?

1年半前に来たときは、ここまでで引き返したけれど、
今日はこの先に進んでみることにした。
目的地はPololu Valley。
ちょうどWaipio Valleyの反対側くらいに位置する渓谷だ。
細い道をくねくね曲がり、走り続けることどれくらいか。
突き当りがPololu Valleyだ。
最初は展望台から見るだけのつもりだったが、山道を降りることができるらしい。
【行ってみるか?!】と心の中でつぶやき、降りてみることに。



山の斜面に大きなHala(たこの木)が群生している。
道は最初は楽だったけれど、だんだん険しくなっていく。
でも引き返す方が癪なので、降りることにした。
汗びっしょり…



さぁ、下のビーチに到着。
冬の島の北側は、波が荒い。
ここも波しぶきが風に吹かれて、細かい霧のように降ってきた。



Pololu ValleyはWaipio Valleyほど有名ではないけれど、
波打ち際に立った時、強いエネルギーを感じた。
そして、Waipioより男性的だ。
ここで'ili'iliを拾うことにした。
'ili'iliは小石という意味のハワイ語で、フラの楽器として使う。
ちょうど習い始めたフラ・カヒコで使う予定なのだ。
ただ持って行くだけでは申し訳ないので、E ho maiを歌いながら探した。
そして、最後に去る間際にはOli Mahalo。

探している間に結構な時間が経っていたので、コナに戻ることにした。
そして散々迷った挙句に、再びかおりこさんのお宅にお邪魔することにした。
かおりこさんはとても温かい人で、昨晩「明日も来てね」と言ってくださった。
でも、こういうとき悪い癖で、「社交辞令では?」と思ってしまう。
口ではああ言っていたけど、実際は迷惑なのではないか?
何より、自分がKYだと思われることを何より恐れている。
まぁ、小心者だってことだ。

そのため、散々迷って自分の殻を破ることにした。
迷惑だって思われたって良い。
だって、あたしが行きたいと思ったんだものって。

実際行ってみたら、まだち~こさんとしかぼんがいて、
かおりこさんとお嬢さんのRちゃんとち~こさんとしかぼんでご飯を食べ、
食後はち~こさんがRちゃんにウクレレを教えながらフラを踊ったり…
かおりこちゃんもRちゃんも「泊まっていって!」って何度も言ってくれた。
汗で気持ち悪かったので、辞退したけれど…
とても嬉しかった。
小心な自分の殻を破って、人の好意を信じられたことも嬉しかった。
タイガーさんとカメハメハ大王の力添えかも…なんてね。

続く。

Soul Of どんと - どんとの最後の足跡を巡る

2009-02-13 23:24:40 | 
【1月28日(木)】

今日は、どんとさんがこの世で最後に縁があった土地を巡った。
ナヴィゲイターは、もちろんどんとさんのパートナーの小嶋さちほさん。

朝いちばんと言っても8時頃、まずレインボー・フォールズに出発。
昨年はキラウエア火山の噴火の影響で、ヒロの雨量が少なくなっていて、
虹が見られず残念な思いをした。
さて、今年はどうかな~と思いつつ到着。
やっぱり駄目だった(涙)
どんとさんが亡くなった後、ち~こさんは沖縄のユタに聞いたという。
どんとさんは白い服を着た、滝にある洞窟に住む女性に連れられて、
あの世に旅立ったと。
この女性は多分、ハワイの月の女神であるHinaだろう。
Hinaは黄泉の国を司る女神でもある。
そして、レインボー・フォールズに住んでいたという。

あたし達一行は、レインボー・フォールズの数量復活を願って、
【水を尊ぶ歌】を奉納した。

それからヒロのダウンタウンに戻って、朝一を冷やかした。
Peleに捧げる花であるLehuaの花から取った蜂蜜や、
ハワイ固有の有用植物であるMamakiのお茶などを買い、朝食も買った。

それから、再度キラウエアへ。
今日も硫黄の強いにおいが鼻をつく。
そして、キラウエア上空はどんより曇っていた。
一行のメンバーであるちーちゃんが、喘息のような症状に襲われたため、
どんとさんが倒れたボルケーノ・ハウスを早々に後にした。



それから、Na'alehuのPunalu'u Bake Shopで昼食をとり、
マーク・トゥエインのモンキー・ポッドを通り過ぎ、
16時くらいにPu'uhonua O Honaunau(ホナウナウの逃れの地)へ。

ここは以前も訪れたことがある。
その時はひとりだったので、思いっきり古代ハワイに思いを馳せた。
今回は総勢10名くらい。
あたしは案内役に徹することにした。

同行のりえちゃんの目から突然涙が溢れ、止まらなくなった。
彼女のお祖父さんはハワイに移住したのだとか。
彼女もハワイに縁が深いのだ。
このPu'uhonuaは罪を犯した人間が赦されるために逃げ込む場所だ。
古代ハワイの理不尽なカプを犯した人たちが、逃げ込んだ場所。
赦しを得て、再び生まれ変わる場所。
りえちゃんにも何か生まれ変わる理由があったのかも知れない。

5時半ごろ、Pu'uhonua O Honaunauを後にして、
あやちゃんとManago Hotelにチェックイン。
ヒストリカルなお気に入りのホテルだ。
しかも安い。



それからりえちゃんとちーちゃんをキングカメハメハ・ホテルに送り、
ち~こさんたちと合流してかおりこさんのお宅で夕食をご馳走になった。
アリシアさんも交えて、賑やかな夕食。

こうして、どんとさんの最後の足跡を巡る旅は終わった。

続く。


Soul Of どんと - 10回忌 @Hilo本願寺

2009-02-10 18:58:22 | 
【1月27日(火)】

ハワイ島に到着して、怒涛の流れでAia La O Pele I Hawai'iを奉納し、
倒れこむように眠った日から1日明けて、とうとうどんとさんの10回忌。
朝、おいしいというパンケーキ屋に出陣するも、
『今日は夜からしか営業しないよ』というスタッフの一言に玉砕。
踵を返して別の店に行こうとした瞬間、
マナちゃんの運転する車に地元の車がぶつかった。
それほどひどいぶつかり方ではないけれど、
レンタカーにわざとぶつかる車もいる。
保険で何とかなることが分かり、一安心。

事故現場の近くのドライブインで朝食。
その後、波フラの練習をしたいという要望と海に行きたいという要望を取り入れ、
リリウオカラニ庭園そばのココナツアイランドへ。
ココナツアイランドは人工島で、地元の人の散歩コースだ。
ハワイは常夏と思っている方が多いが、緯度は石垣島と大して変わらない。
つまり、冬の水温は20度を少し超えるくらい。
結構冷たいのだ。
なので、水温28度超えないと水に入りたくないあたしは(苦笑)、
ビーチに足をつける程度で満足した。

その後、ヒロのダウンタウンで買い物。
30分しかない中で、シグ・ゼーンまで走った。
ヒロまで来たからには、シグ・ゼーンのアロハを買わないと気が済まない!
この滞在では、ここしかチャンスがない!
店に飛び込んだら、見知った顔が。
マイカイ・オハナ・ツアーズのビッグ・ジンこと大高仁さんだ。
お久しぶり~~と挨拶して、仁さんは仕事に戻った。

あたしはワンピースとダンナのアロハ、パレオ2枚を購入し、
いざ、ヒロ本願寺へ。
キラウエア通りにヒロ本願寺はあった。
こんな場所にあったなんて、知らなかった。



中はまるでキリスト教と仏教の融合!
午後2時、しめやかにどんとさんの10回忌が始まった。
最初は住職のお話があり、その後ち~こさんらが音楽を捧げ始めた。
現地に住む人、日本から来た人、カリフォルニアから来た人…
様々な地域から、様々な人種が駆け付けた。
総勢40名ほどだろうか。

ち~こさんの歌に合わせて、ハワイ島在住の舞踊家シズノさんが踊った。
法要をイメージした、静かな舞だ。
それからち~こさんがどんとさんの波を歌った。
海の幸のケニーさんとキャシーさんが歌い、
ハワイ島在住のオキナワン=ハワイアンのジーン玉城さんがジャンベを叩き、
それから、『地球の上に生きる』の著者であるアリシア・ベイ=ローレルさんが、
どんとさんのあの世での誕生日を祝う歌を歌い、
そして、ハワイ語で【波】を歌った。
あたし達は、そのハワイ語の波に合わせてフラを踊った。


演奏後のアリシアさんと。

アリシアさんの声は透明感にあふれて美しく、本当にラブリーだ。
声を張り上げるわけでも何でもないのに、本当に心にしみる。
こんな声に合わせて踊れるなんて、何と素晴らしい体験をさせていただけたのか。
しかし、ハワイ語になると振り付けが出てこない…
いつも、日本語の意味に合わせて踊っていたんだな~って改めて思った。

法要にはハワイ島在住のホクレア関係者、ニック加藤さんもいらしていて、
カマクラ号が進んでいることをお知らせすることができた。
力になれることがあったら言って欲しいと、暖かいお言葉をいただいた。

法要が終了し、みんなでどんとさんの新しい門出を祝った。
それから買い物したりない女子たちは、わずかな時間をぬってダウンタウンへ。
打ち上げで【みよず】に行き、お腹も満ちてホテルへ戻った。

シャワーを浴びた後、あやちゃんと話していたらしかぼんが部屋にきた。
ハワイの神話などについて話しつつ、夜は更けていったのだった…

続く。



Soul Of どんと - Hawai'iへ上陸

2009-02-07 22:57:02 | 
今年は元ボ・ガンボスのボーカリストだったどんとがこの世を去ってから9年。
1月27日はどんとの10回忌だった。
あたしはどんとさんとお会いしたことはないのだけれど、
縁あって、どんとさんのパートナーの小嶋さちほさんと
何度かお会いし、この旅のハワイでもご一緒させていただくこととなった。

昨年11月の沖縄滞在から、
いくつかこの旅に関係するのではないかというメッセージを受け取っていた。
あたしが受けるメッセージは、大抵単語のみ…
意味や関連については、自分で調べたり推測したりするしかない。
11月に来たメッセージは珍しく文章になっていた。

【ペレ(ハワイの火の女神)とポリアフ(ハワイの氷の女神)の源は同じ】
でも、それをどうしたら良いのかは分からなかった。
今回ハワイに行ったら、何か分かるかな…という期待もありつつハワイへ。

【1月26日】
旧正月のこの日、成田を発ってコナ空港へ。
ウッドバレーに滞在している小嶋さちほさんや、
以前のターラワークで一緒だった姉妹たちと会うために、
車を飛ばしてウッドバレーへ。
しかし、彼女たちは30分前にキラウエアに向けて出発したという。

そのままキラウエアに向けて出発。
ボルケーノビレッジでち~こさんや姉妹たち、
【地球の上に生きる】のアリシア・ベイ=ローレルさん、
Little Eagleというブランドの服を作っているかおりこさん、
舞踊家のしずのさんと合流した。

しずのさんのお宅で昼食をごちそうになり、
キラウエアのハレマウマウが見える場所へ移動した。
その場所は、昨年ハワイ島のカフナ・ヌイであるイカイカさんと
一緒に訪れてご神事をした場所だ。
やっぱり、エネルギーが強い場所なのだろう。

ここで突然、
E ho maiとAia la o Pele i Hawai'iを奉納しようということになった。
E ho maiはハワイの伝統的なチャントである。
Aia la o Peleは、どんとさんがこの世で最後に聞いた歌で、
古典フラの有名な歌だ。
その曲を、マナちゃんと一緒に踊ることになった。

昨年以上に噴煙の上がっているハレマウマウ。
しばらくいるだけで気管が痛くなる。
そして、小石の上で踊る。
肺も苦しいし、足も痛い。
え~~、なんじゃそりゃ~~~、と思っていたけれど、
実際に踊りだしたら、ペレ様のご加護なのか痛さも苦しさもなかった。

日本人が集まって変なことをしている。
他の観光客からはそんな風に見えたかもしれない(苦笑)
でも、ハワイを愛する気持ちは強いのだ。
ハレマウマウの上空で雷が鳴った。
きっと、この祈りの気持ちが届いたのだろう。

大きなキラウエアの火口の前に立っていると、
人間って小さいな~~と思う。
普段の生活ではそんな単純なことを見失ってしまうけれど、
自分以外の大きな存在に触れるのって、とっても気もちが良い。

さすがに空気が悪いので、
そこを移動してチェイン・オブ・クレーターズ・ロードへ向かった。
カラパナの少し手前のトレイルを歩いた。
まるで宇宙空間にいるかのよう。

しばらく散策し、みんなでヒロへ向かい、その日の宿のシーサイド・ホテルへ。
着いて時差ボケも収まらないうちからいろいろ活動したが、
ハワイ島にいる時って不思議と疲れない。

と思っていたが、さすがにシャワーを浴びたらネム~~zzz
明日はどんとさんの法要だ。