Saraの人生右往左往

『人生は長い旅路である』
Saraの“あっちふらふら、こっちふらふら”な由無しごと

満月に臨時収入を願う

2007-06-30 23:12:47 | Hawai'ian Mana Card
今日は満月。
Mana Cardの先輩であり、
あたしのレイキのお師匠様でもあるモモさんのサロンで開催された
【Mana Card交流会】にお邪魔してきた。

ポットラック形式で、ひとり1品のお料理を持ち寄ってシェア。
あたしは悩んだ末、【スパムむすび】を持参。
朝から汗だくになりながら、6人分のスパムむすびを握った。



米3合。
ダンナが、『オレの分はないの…(寂)』って言うから、
仕方なくダンナの分も作成。

そして、最近作る楽しさを覚えてしまったリボンレイのストラップも持参。
作るのが楽しくて、毎日せっせと作っていたら、行き場所がなくなった
だから、みなさんに貰っていただこうと画策。



快く貰ってくださった皆様、本当にありがとう

本日のメインイベントは、ポットラックと【お財布フリフリ】なのだ。
【お財布フリフリ】とは、満月の日にお財布を振ること。
そうすると臨時収入があるというのだ

みんなでひとしきり喋って食べて、Mana Cardで遊んで…
その後、お財布を振ってみた。
方法は、お財布からお金を使うことに関するもの(クレジットカードなど)を
抜き取ってから振るだけ。
目をつぶって、『臨時収入がありました。ありがとうございます』と、
過去形でお礼を心の中で唱えながら振る。
これだけ。

ふふふ。
臨時収入あるかな
楽しみ

その後数名の方が帰り、あたしとRさんが残ってちょっとおしゃべり。
そこで出た話題が、【死】について。
モモさんはここ2週間で、死に立ち会う機会が2回あったそうだ。

実は最近、これについて考える機会が多かったのだ。
何かのリンクなのかも知れない。
Hokule'aのNavigatorの、Mr. Nainoa Thompsonの言葉、
『生と死を分けることは難しい』という言葉が、心に残っている。
いつか、この言葉の本当の意味も理解できるだろうか。

それにしても、モモさんのサロンは凄いパワーなのかな。
そこにいるときはあんまり感じないけれど、帰り道すごーく眠くなる。
今日も井の頭線の中であくびばかり。
帰ってからも眠くて眠くて…

睡眠は、死の世界と繋がる手段でもあるらしいから、
そのあたりに眠たい理由があるのだろうか

そう言えば、モモさんの頭の中の『Hokule'aを見に行く人リスト』に、
あたしの名前もあったらしい。
この人は絶対見に行く!っていう確信があったって言うから、
嗚呼、吃驚

The king of the kingdom

2007-06-27 23:55:40 | Everyday Life
6月27日は第30回帝王賞

毎年、帝王賞は競馬場まで見に行くのが、ダンナとあたしの行事。
この季節はトゥインクルだから、仕事が終わってから行ける。
大井競馬場に着く頃、ちょうど帝王賞のパドックが見られる。

大井競馬場の前のスリーエフで、ビールとツマミをちょっと買って中に入る。
でも今年は、スリーエフの前にビールを売るための水槽が出ている。
年々来場者が多くなっている印象のある帝王賞。
スリーエフにとっても、良い稼ぎ時のようだ



パドックを見ているとき、ふっと【的場】の文字が気になった。
でも、内田ならあるかなーって勝手に思ってしまったのが運のつきだったと、
分かるのはその1時間くらい後。

まぁ、ギャンブルなんて、そんなものさー





本馬場入場を間近で見られるのも、大井競馬場の魅力。
これは、内田騎手とトーセンジョウオー。
いやー、パドックでは物凄ーーくよく見えた、のに…
あたしの見る目なんて、その程度なのよね…

【帝王賞結果】
1着:ボンネビルレコード(的場)
2着:ブルーコンコルド(幸)
3着:サンライズバッカス(安勝)

あたしの結果は惨敗…
自分の直感を信じなかったからか?!
3連単で21,000円だから、そこそこの人気馬が来た。

それにしても…
ちょっと蒸し暑い夜にビール片手に大声で競馬観戦。
日ごろのストレスも吹っ飛びますわ。

次回は7月11日の【ジャパンダートダービー】に参戦だ

Groovy, Baby!!

2007-06-26 22:22:07 | No music, No life!
6月下旬~7月上旬の頃は、古い友人の命日である。

何故、日時が曖昧なのかというと、その友人が亡くなった10年前、
ちょうどあたしは生まれつきの疾患のために、
2ヶ月ほど入院していたのだ。
だから、お通夜に参列できなかったっていうのが理由かな。

その疾患は整形外科関係だったので、ずいぶん元気な入院患者だった
携帯電話もそれほど普及していなかった当時、
実家にあたしあての緊急の連絡が入り、
その友達に病院の公衆電話からCall Backしたら、
共通の友人が亡くなったという話だった。

その友人とは、今は懐かしい【イカ天】でイカ天キングにもなった、
【Grrovy Heels】のVocalだったボンバー。
仕事中の転落事故だった。

強いリーダーシップを持った人で、色々遊びに誘ってもらった。
革ジャンを着たバンドマン40人くらいでアスレチックに行ってBBQなんて、
今考えても笑っちゃう。
彼のお陰で、当時のBlanky Jet Cityのメンバー達と、
言葉を交わすこともできたし、ホントに楽しい時代だった。

彼は亡くなる直前にキレイな奥さんと結婚し、
2人の子供と幸せそうに暮らしていた。
なのに、急な事故
その後、別の友達の結婚式で奥さんと会ったときの、
気丈な瞳は今でも忘れられない。

そのGroovy Heelsが、好んでライブハウスで演奏していたのが、
Buddy Guyの【Sweet Home Chicago】だ。



あたし自身この曲が大好きで、この曲が始まると大騒ぎした。
今はもう吸っていないタバコとアルコール、ライブハウスでの大騒ぎ。
三軒茶屋の【Heaven's Door】は、今もあるのかな。

そしてあたしは退院後、実際にChicagoに行った。
街を彩る美術品と膨大な絵画を収蔵した美術館、
そしてBuddy Guyに会いに。

【Buddy Guy's Legend】で、
本物のBuddyが【Sweet Home Chicago】を演奏したとき、
物凄い鳥肌がたった。

♪Hey, オレの故郷のChicagoに来てみたくないかい♪

貧乏旅行でたどり着いたChicagoの、『HOTEL TOKYO』という安ホテル、
シャガールの壁画、ピカソの彫刻。
広すぎて気持ち悪くなったシカゴ美術館。
そして、Tibetan Freedom Movement。

昨年、仕事でアメリカの学会に行ったとき、Chicagoにも寄った。
お客サン連れなので、それなりの高級ホテルに泊まったけど、
Water TowerやMagnificent Mile(魅惑の1マイル)は当時のまま。
そして、『HOTEL TOKYO』は今も健在。
長期滞在のオカマのお兄ちゃんも元気かな。

この季節になると、ボンバーを思い出す。
今年はちょうど10年目。
あの夏も、今年と同じようなカラ梅雨だった。

彼は、この世での役目を、きっと早くに果たしてしまったのだろう。
あたしはまだまだこの世での修行が必要なのだ。
だから、ここにこうして残されているんだろうなぁ。

清廉な瞳の向こうに

2007-06-25 17:21:05 | 愛する土地のことを語ろう
あたしは、漫画好きデス。
【ガンダム】とか、【銀河鉄道999】とか、特定のものではなく、
漫画全が全般的に好き。
大学生の頃は、月曜日は【ビッグコミック スピリッツ】で始まり、
金曜日の【ヤングサンデー】で〆るという生活だった。
土日は何もなくて、ちょっとつまんなかったなぁ

今は、それほど時間もないので、
週に1度、なぜか【少年サンデー】だけ買っている。
これって本当に子供向けなのかなぁーって思うくらい内容が素晴らしい

漫画は手塚治虫の時代から、世相を反映している(と思っている)
漫画礼賛。

最近AERAという雑誌で書評を見て、気になっていた漫画がある。
比嘉慂さんの【美童物語(みやらびものがたり)】。

沖縄はone of most favorite placesである。
あたしがいわゆる【うちなぁじら】と言われるからかも知れない。
食べるもの、気候、そして海。
すべてがしっくり来る。
でも、あたしの両親は沖縄出身ではない。
それどころか、北陸の方の出だから不思議なもんだ。

この【美童物語】は、戦前から戦中の沖縄が舞台である。
沖縄の島で生まれたノロ(村の神事を司る女性で、世襲制)の4代が主人公。
その中でも、思春期のカマルの目線で書かれている。

これは太平洋戦争の時代が舞台だけれど、戦争批判の物語ではない。
もちろん、戦争は悲惨なものとして書かれている。
でも、あたしが感じたのは、
『マブイ(魂)について』書かれている話だということだ。

漢字で書くとタマシイだけれど、マブイという言葉には、
もっと根本的な生きる力を感じる。
Hawai'iでは【MANA】、Indeiaでは【Purana】と言われるものだろうか?
実はHawai'ianでも、MANAをきちんと定義できる人は少ないという。
マブイも同じらしい。

あたしはMANAもマブイもよく分からないけれど、
何か生きるための強い力、そして曇りのない心、
こういったものがこれらの言葉には宿っている気がする。

マカトのまっすぐな、そして力強い眼差しの向こうには、
どんな風景が広がっているのだろうか。

ちなみに、沖縄では【マブイ落ち】という言葉があって、
生きていてもマブイを失くしてしまうことがあるという。
マブイを落とした人間は、人間として生きていくことができなくなるという。

これは漫画で書かれているけれど、こういう話こそ子供たちに読んで欲しい。
世界の歴史は侵略の歴史である。
でも、過去を見つめれば、これから先は最良の道を選べるはず。
自分達がしたことをしっかり見つめること。
嘘偽りなく理解すること。

これが、新たな一歩には必要なのである。


夏の(大)反省会orz

2007-06-23 22:58:07 | Cosmetixx Maniaxx
6月22日(金)は、毎年恒例Guerlainの【TERRACOTTA】シリーズの発売日。
会社帰りについふらふらと…

つい数年前までは、実際に日に焼けていた現在三十路も半ばのあたし。
シミは当然ばりばりあるけど、
シワは焼いていたにも関わらずそれほどまでではない。
でも、さすがにヤバイかなーと思ってきた。
日常紫外線は気にしないけど、海でガンガンに焼くのは控えよう

でも…
小麦色の肌は、永遠の憧れ。
じゃぁどうするか?
っていうので、異常なほどBronzing Powder好きになってしまったorz


【TERRACCOTA BLUSH&SUN 02Sun Kissed】GUERLAIN

懐さえ許せば、01Sun Tanedも欲しかった

でも、あたしのBronzing Powderコレクションはこれだけじゃないから…

まず、GUERLAINシリーズ。

左:【TERRACOTTA Sunset Celebration】
右:【TERRACOTTA LIGHT Blondes01】

Sunset Celebrationはなんと30g…
いつ使い終わるのかは、まったく不明。

MACシリーズ。

左:【BRONZIN GPOWDER Refined Golden】
中:【PLATINUM BRONZE POWDER Bronze tease】
右:【PLATINUM BRONZE POWDER Gorgeous Gold】
PLATINUMシリーズは、SPF27 PA+という優れもの。

GIVENCHYシリーズ。

左:【PRISMISSIME 34Sunset】
右:【PRISMISSIME 35Sunlight】

最後は、Estee Lauder。

【AMBER BRONZE 01Mideum Duo】
これはチークとして、かなり使いやすい。
という言い訳をしてみたり。

これ以外に、セルフタンニングシリーズ。
全て日本未発売。


実はこれ以外にも、
Attenirの限定Face PowderのBronzeっぽいのとかあったりする。
もちろんあたしの顔はひとつだけ。
これだけあっても、また気に入るBronzing Powderが出たら、絶対買う

どんだけ小麦色に憧れているのかっていう話ですよ。
紫外線の害さえなければ、一年中でも焼いて小麦色にしたい

最後に…
今回のTERRACOTTAと一緒に、
【L'INSTANT DE GUERLAIN Mandarin Flower】も購入。
限定の言葉につられて。


正直言って、アホです。

楽園って何だ?

2007-06-21 22:37:46 | Hawai'i
【地上の楽園】などと形容されることの多いHawai'i。
年中温暖で、海が美しい。
文明もあり、自然も豊か。

多分、楽園はこんなイメージ。
バカンスに行ってお買い物して、気分リフレッシュー!

もともと、そんな旅には興味のないあたしが、ここまで惹かれるHawai'i。
何かあるのだろうと思っていた。

今日、その答えのひとかけらを受け取った。

【楽園写真展-ハワイアンスピリッツ-】という写真展が、
三越日本橋本店で開催されている。
あたしはこのPhotographerの方を存じていなかったが、
お友達が招待券をくれたので行ってきたのだ。



【楽園】なんて気軽に使っているのだから、たいしたことないでしょー!
なんて、気軽な気持ちで行ってきたのだが、写真を見て打ちのめされた。

Hawai'iが何故楽園と呼ばれるのか。
神々と一緒に生活している島だからって言うのはよく言われる。
そんなこと、わかってるつもりだった。

でも、それを写真で切り取って表現している人がいた。
まざまざと見せられる、Hawai'iの本質に近い部分。

Kaua'i島の海に向かってHulaを奉納するKane Dancerたち。
その視線の先には、Double Rainbow。
Ipuを抱えて、天に向かって大きな声で歌うKumu Hula。
Kilaueaから流れ出る溶岩。
あたしは、その写真の前で思わず涙を流した。
そして、心の中でずっと『生きている、生きている、生きている』という
言葉が自然と繰り返された。

全てが生きている。
死ぬことさえ、ここでは生きている。

溶岩で燃えて倒れたOhia Lehuaの木。
でも、その足元からは新しい芽が、溶岩の間から顔を出している。

何故、美しいのか。
それは、すべてのものが連鎖しているから。
他を尊重しているから。

このときあたしの心をよぎったのは、柳澤桂子さんの
【生きて死ぬ智慧】の中の一文。
『…無常の中で暮らしながら 楽園を発見し…』
『苦の中にいて 苦のままで 幸せに生きることができるのです』

買い物天国でも、Surfing天国でもない、真の楽園。
艱難辛苦さえも甘んじて受け入れ、自分の中で昇華させる。
あたしは俗物だから、こんな境地に達するなんてあり得ないけど

Hawai'iはただ癒しを与えてくれる場所ではない。

自分から与えること。
これだけが、受け取るための資格なのである。


逢魔が刻

2007-06-19 23:34:16 | No music, No life!
夕暮れ時。
昼と夜が入れ替わる時刻。
昔から、この時刻は禍が起きると言われている。

夜は死の世界が支配する時間であり、朝は再生のとき。
世界は、毎日毎日滅して再生を繰り返す。

夕暮れ時の妖しい美しさに魅入られてしまうのは、
人間の手ではコントロールできない何かを感じているからかも知れない。

死と生は紙一重である。
Hokule'aのNavigatorであるMr. Nainoa Thompsonは、
『死と生を分けることは難しい』と語っていた。
生まれた瞬間からすべての生命は死へ向かって歩き出し、
死んだ瞬間から、次の生の準備を始める。
火葬にされちゃう人間は、他のものに命を繋ぎにくいのが難点だなぁ。

死んでいるみたいに生きたくない、
けれど、生きているみたいに死にたくない。
いや、これはあり得ないか…

Mana card Readingをやるようになってから、
睡眠時間が長くなってきた。

明確な理由は分からないけれどね

夕暮れ時、暮れ行く空を見ると思い出す曲がある。



【Take it to the limit】By Eagles

夕暮れ時は、美しい女性にたとえられることがある。
自分の思い通りにならないものは、女性性を持っているのかな。

年で一番夜の短い夏至までもうすぐ。
今年は6月22日。

まだ中国が発展する前だったら、こんな時刻に胡同を彷徨ってみたかった。
2度と戻って来られなくなるかも知れないけれど。





新月に願いを

2007-06-17 21:21:54 | Everyday Life
2日前の話になるけれど、6月15日は新月だった。
6月15日(金)12時13分に新月を向かえ、
それから月はまた満月に向かって成長していく。

人間は月の影響を受けている。
人間の体は、約70%が水分だと言われている。
新月と満月は海も大潮だ。
人間の体の中の水分は海水と同じ塩分濃度だから、
月の影響を大いに受けるのだと勝手に推測している。

満月はいらないものを手放すのに最適の日。
そして、新月は願いを叶えるのに最適な日。
満月でいらないものを手放したスペースに、新たな願いを仕舞っていく。

うん、うまくできてる

あたしは新月を迎えてから8時間以内に、手帳に願い事を書く。
そうすると、願い事が叶いやすくなるのだ。
早いときは、2~3日後に、何らかのサインを受け取ることがある。

願い事の書き方は簡単。
手書きで
過去形、もしくは叶うのが決まっているような文章で
いっぺんにたくさん書かないように

そして、書いたらあんまり見ないようにする。
叶わなくても次回の新月にまた書けば良いのだ

たったこれだけで願いが叶うなら、疑うよりやった方がずーっと楽しい。
でも、願い事の中身は内緒にしとかないとね。
Hawai'iのKahunaも言っているように、願いは人に告げてはいけないのだ。


Eddie would go

2007-06-16 00:53:44 | Hokule'aの教えてくれたこと
『Eddie would go!』
エディなら行くさ。

これは、Big waveの前にビビッているSurferに言う言葉なんだって。
Eddie would go.

Eddie Aikauは伝説のBig wave surferであり、
Oahu島WaimeaのLife Saverだった。
そして、Hokule'aの2度目の航海で、
他のクルーの命を救うために自らの命を犠牲にした人。

以前にも、このEddieの話は聞いていた。
その時は、常識的に『なんて無謀なんだろう…』って思った。
自分が死んでしまっては、他の人も助けることができない。
他の人たちと一緒に救助を待てば良かったのにって思った。

でも、今回Hokule'aが来ることを知って、
Ohanaの言葉により改めてEddieの話を読んだ。

そして、あたしはとうとう理解できた。
何故Eddieが自らの危険を犯してまで海に出たのかを。

人間の願いを叶えるとき、ときどき生贄を要求される。
その願いが大きければ大きいほど、大きな犠牲を要求される。
Eddieはそれを知っていたのだろう。
何故なら、彼はHawai'iの神々と生活を共にしてきたHawai'ianだから。

だから、Hokule'aがMolokai沖で転覆したとき、
EddieはSurf Boardだけ抱えて海へ出たのだろう。
自分の命と引き換えに、他のクルーを助けて欲しいと神に祈りながら。

そして、その願いは聞き入れられてしまった。
Hokule'aはEddieというHokuを失ってしまった。

最近、自分の進むべき方向を見失っていたあたしに、
神様は『Eddie would go.』という言葉を与えてくれた。
人生だって、荒れた海と同じだ。
だから、自分自身の手で漕ぎ出しなさい。
波を恐れなかったEddie Aikauのように。
この言葉を見て、涙と一緒に心の中のモヤが晴れた。

まだまだ大変なことはたくさんある。
でも夢があるのに、前に進めないなんておかしいよ。
そう、Eddieが背中を押してくれた。

そうしてHokule'aが、あたしの目の前に姿を現した。
きっと、前に進めなくなっていたあたしにはHokule'aが必要だった。

Eddie would go.
あたしもきっと前に踏み出せる。



Eddie Aikau
May, 4, 1946-March, 18, 1978
No greater love has a man than this,
that he lay down his life for his freinds.

みんな地球の一部なのだ

2007-06-14 22:27:17 | Hokule'aの教えてくれたこと
会社をサボって、Hawai'i好きのOhanaたちとHokule'a号を見に行った。
会社の仕事は毎日綿々と続く。
でも、Hokule'aを間近で見て乗ることができるなんて、多分一生に一度。
それなら、仕事は後で取り返せば良いから、Hokule'aに乗ろう!



水上バス待合所の緑の屋根の左側、
2本の割り箸が突き出しているように見えるのが、Hokule'a号のマスト。
カヌーの全長、約20m。
これで、13,000km以上も旅してきたのだ。

今年1月にOahuを出航して、半年。
とうとう、今回の航海の最終目的地の横浜へ。

Gaia Symphony-地球交響曲-第3章で、
この航海のNavigatorであるMr.Nainoa Thompsonが言っていたこと。
『わたしたちはみんな、地球という大きな命の一部である』
『わたしたちがしたことは、良いことも悪いことも、自分に返ってくる』

すごく当たり前なのに、忘れてしまう。



そして、民族としての誇り。
75年のTahitiへの航海後、Hawai'i各地でHawai'i文化の復興があった。
Eddie Aikauの死は、まさに民族を団結させる力があったのだろう。



星を目印にして、ずっと航海してきたこの船は、
あたしたちが本当に地球の一部なんだと、実感させてくれる。

また、Mr.Nainoaはこうも言っていた。
『今、新しい時代、文化が始まろうとしている』

何か分からないけれど、何かが変わり始めている。

風を読み、星を読み、雲を読み、鳥を読む。
そうすると、おのずと自分達の進む道が見えてくる。
今、あたしには道を見極めるパワーが足りていない。
でも、Hokule'aは教えてくれた。
自分の身の回りを見渡すだけで、答えは見えてくること。
そして、全てのものに敬意を抱くこと。

注意深く、そして周囲と調和すること。
不必要な自己主張はいらない。
あたしはあたしでいること、あなたはあなたでいること、
それだけで完全なのだ。

いつか、また道を見失ったら、注意深く周囲を見守ろう。
そうすれば、あたしを導いてくれる星が、きっとあるはずだから。



Oleは物語を作る力。
自分自身で、自分の進む方向を見極めればよいのだ

大海原を渡る蝶々

2007-06-12 22:27:09 | Hokule'aの教えてくれたこと
Hokule'aが横浜にとうとう入港したのは6月9日のこと。
17日まで停泊する予定のようである。

ttp://www.gohawaii.jp/hokulea2007/

古代のHawai'iの言い伝えでは、
Hawai'ian達はMakali'i(プレアデス星団)からやってきたと伝えられている。
実際は、同じ文化/言語のルーツを持つポリネシアから来たと言われている。

でも、長い間、ポリネシア説も疑われてきた。
なぜなら古代の人間が、
そんなに長い距離を耐えうる航海術を持っているなんて信じられなかったから。
しかも、その船を導くのは【Hoku=星】のみなのだ。

そして、Hawai'ianたちは自分達の誇りをかけて、
再び大航海に乗り出した。
古代のナビゲーション術であるスターナビゲーションのみで。

そんな大航海を経て、Hokule'a=祝星は横浜に来た。
なんと素晴らしいことだろう!



Wa'a=カヌーは、Hawai'ianにとって生きるために重要な役割を担っていた。
通常、カヌーはオールで漕いで進んでいく。
だけど、このHokule'aは帆走だ。

大きなマストを掲げて大海原を渡るOutrigger。
白いマストを空から見たら、
懸命に海を渡る蝶々の羽のように見えたに違いない。
小さな命を懸けて海を渡る美しい蝶々。

この偉業を祝福しよう。
命を継いで走ってきた蝶々を祝福しよう。
この蝶々が日本に来たことを、誇りに思う。


夜への憧れ

2007-06-10 22:21:06 | No music, No life!
高校生のとき、好きだった男の子に彼女ができた。
その彼とは遊び仲間で、『結構イイ線いってるんじゃない
なんて思っていたものだから、結構痛かった

今になって思い返すと、かなーりカワイイ思い出だけど

その落ち込んでいたときに、
友達が編集してくれたテープに入っていた中の1曲が、
Tom Waitsの【Downtown Train】。

今夜お前に会えるかな。
Down Townに向かう列車で。

I will see you tonight,
In the downtown train.



【Rain Dog】By Tom Waits

Sugar Babeが歌っていた【Downtown】もそうだったのだけれど、
Downtownという言葉には、不思議な魅力がある。

東京のベッドタウンで過ごした青春時代。
それなりの進学校に行っていたけど、そんなに真面目じゃなかった。
でも、都会じゃなかったからこそ、憧れた夜の光景。

今は名前が変わってしまった【渋谷公会堂】にコンサートに行った帰り、
原宿駅前の大きな歩道橋から見下ろしたテールランプの列。
まるで、世界がこの手の中に全て入ってきたような錯覚。

あのときのドキドキは、今でも覚えている。

今となっては、友達や仕事上の付き合いで、飲んで帰るなんてザラ。
真夜中にふらふら出歩いているのも日常茶飯事。

それでも、夜中に酔っ払って帰る道の途中で、
ふと、高校生の頃を思い出す。
まぁ、あの進学校の中では、夜遊びしていた方だったと思うけど

憧れって手に入れても、憧れていたときの心はいつまでも残るものなのね。
あのときに戻りたいわけではないのだけれど、
何だか大切な宝物なのだ。

重荷の捨て方

2007-06-08 23:55:11 | No music, No life!
最近、Mana Cardを引くと、【Puolo】だったり【Naupaka】だったり…
いらないものや重荷を捨てなさいというメッセージが出る。
原因は自分でも重々承知。
何とかしたい気持ちもある。

でも、手放し方が分からない

他の方のリーディングをするとき、【Puolo】なんて出たりすると、
『背負っている重荷を解放した方が良い』なんて簡単に言っちゃうけれど、
なかなか手放せないから重荷になるのであって、
手放すのなんて、そんなに簡単じゃないのだ

満月が巡ってくるたびに、その浄化の力を借りて手放そうとするけれど、
やっぱり根本を解決しないといけないのだ。

あたしは、心に重荷を背負っているとき、体の一部に影響が出る。
それは、耳下から肩にかけて。
凝っているような痛みが常に出るようになる。
今、まさにそんな状態。
この痛みも、手放したい。

自分が重荷を手放すのか、この状況があたしを解放してくれるのか。
どちらか分からないけど、早く手放し方を学ばなくては。

Anyday, Anyday now, I shall be released...


海に行く理由

2007-06-06 23:35:41 | つぶやき
お友達が海について日記を書いていたのを読んで、
自分にとっての海って何だろうって、改めて考えた。
97年4月にOWを取得してから、ちょうど10周年。
今では、海は体の中に存在しているみたいな気すらする。



Q:あなたにとって。海とは何?
A:あたしにとっての海は、死であり生である。

海中にいるときのあたしは【無】の存在である。
でも、無から生まれる何かを感じている。

Q:ダイビングの何が楽しい?
A:浮遊感。

人によってそれぞれ理由はあると思うけれど、
あたしが一番に挙げるのは浮遊感。
あたしたちは地上に生きている以上、常に重力を感じている。
体もそれに適応しているから、普段は意識しない。
でも、海に潜ると分かる。
いかに、いつも重荷を背負っているかが、ね。
そして、最初のうちは自分の体さえ、うまくコントロールできない。
でも、肺に空気をいっぱい入れるとふわっと浮き上がる。
宇宙遊泳って、多分こんな感じなのだろう。

Q:ダイビングしている時は、何を考えている?
A:死にたくないって思ってる。

インストラクター資格を取得して数年経ったころ。
それなりのタンク数に達したある日のこと。
いつものようにボートからバックロールで海に入り、5mくらい潜行したとき。
何の前触れもなく、心臓が苦しくなった。
それ以来、潜行してから最初の5分は怖くて仕方なくなった。

今でも、海に入る前は入念に機材を確認し、入ってからは呼吸を数える。
そうして、潜行してから数分後、ようやく恐怖感がおさまるのだ。
傍から見ていると、恐怖と闘っているなんてことは、
まったく分からないらしい。

普段は意識しない【死】というもの。
でも、本当は隣り合わせなんだということを、改めて思い知る。

そして、海から上がって海の中を思い出すとき、
自分の目線で思い出すのではなく、何故か自分の姿が見える。
まるで、幽体離脱でもしていたかのように。
おかしいけど、これが現実。
実際、海の中で、聞こえるはずのない声を聞いたことが数回ある。
これが、自分の内なる声なのか、それとも外からの声なのか、
音の伝わり方も地上とは違うから、何とも言えないのだけれど。

そして、圧倒的な水の力。
そこにちょっとお邪魔させてもらうという、謙虚な気持ち。
海は、あたしたちが入れば確実に汚れていく。
どんなに透明度の高い海でも、ダイバーが大挙して押しかければ、
確実に汚れていく。

だから、いつも謙虚でいなければ。

Q:なんで海に行くの?
A:好きだから

もう、これしか答えはない。
いくら怖くても、やっぱり海が好きだ。
海に潜っている間は頭の中を空っぽにして、
ただそこに【存在】することを味わえる。
肩書きも性別も名前すらない。
ただ、魂としての自分の存在。

だから、また海に行くのだ。



傾奇者

2007-06-05 23:27:26 | No music, No life!
【傾奇者(かぶきもの)】という言葉を知ったのは、
週間少年ジャンプに連載されていた【花の慶次】という漫画からである。

あたしはかなりの漫画好き

1つの作品を追求するというより、
常に何か漫画を読んでいるという感じ。

傾奇者っていうのは、派手な格好をした変わり者のことを言うらしい。
この言葉が、現在の歌舞伎の語源なのだ。

傾奇者ではないが、Rock界の孤高の人(悪く言うと変人)J.J.Cale。
インタビュー嫌いは有名な話。
でも、彼がデビューした30年ちょい前は、
メディアへの露出が少なくても、曲が良ければ売れたんだろうなぁ
今は、PV作ってインタビューに応えて、バラエティにも出なきゃ。
うーん、大変な時代かも

デビュー作の【Naturally】の1曲目、【Call me the breeze】は、
Lynyrd Skynyrdがカバーしたバージョンの方が有名なんじゃないかな。
でもあたしは、抜けの悪いドラムの音で始まり、
J.J.Caleが独特のぼそぼそ声で歌う、オリジナルバージョンの方が好き



いやー、とにかく渋い

そして、このアルバムに収められている【After Midnight】は、
Eric Claptonがカバーしている。
そしてそのバージョンの方が、先にヒットしている

よく言われるセリフ。
【あの人、変わってるけど本当は良い人なんだって】
これって、J.J.Caleのような変わり者からしたら、
意外と屈辱なのか、それとも気にしないのか…
それに応えてもらう機会はなさそうだけど…ね。