Saraの人生右往左往

『人生は長い旅路である』
Saraの“あっちふらふら、こっちふらふら”な由無しごと

新年、神々の国へ - おじいちゃんとたまゆら

2008-02-09 22:45:54 | 
【2008年2月9日(土) 旧暦1月3日】
昨日までの麗らかな天気はどこへやら、名古屋はどんより曇り空。
中央線特別快速で米原へ向かう。
ここで、あたしの両親、ダンナ、妹夫婦と合流し、
福井は越前に住む、御歳93歳の父方の祖父に会いに行くのだ。

10時20分ごろ米原着。
結構な雪が舞っている。
今日は東京も雪だと天気予報で言っていた。

12時少し前、武生着。
かなりの雪。
ダンナが【冬のソナタ】ごっこ。



お蕎麦を食べて、越前海岸方面へのバスに乗り込む。
路線バスだけれど、このまま1時間半くらい揺られて宿に着く。
宿の窓からは冬の日本海。



祖父が住む越前市は、元々は織田町と言った。
これは織田信長にちなんだ名前で、
信長が剣を突き立てた土地には剱(つるぎ)神社が建立された。
しかし、最近流行りの合併で地名が消えてしまった。
古来からの地名がどんどんなくなって行く寂しさ。

蟹が売りである寂れた温泉街に立つ、【越前ガニミュージアム】。
これは町興しで行政が建てたものらしいが、なんともお粗末な内容。



宿の女将さんは『町民の血税を使ってるのに…』と苦笑いしていた。

夜は蟹尽くしの晩御飯。
3年分くらいの蟹をいただいてしまった…



食後、祖父が伯父に連れられて宿に来た。
緑内障を患っているため目が弱っているものの、頭と耳はしっかりしている。
御歳93歳とは思えない。
まだ自力で歩くことも苦ではなさそうだ。

先日、とあるチャネラーさんが、
『死を受け入れられない人や死を恐怖している人、
人に面倒を見て欲しい人は認知症を発症する人が多い。』と言っていた。
祖父は祖母にも先立たれたが、意外と冷静に死を見つめているのだろうか。
まったくボケておらず、可愛らしい穏やかな顔をしている。

祖父と一緒に撮った写真には、どれもこれも沢山のたまゆらが写っている。



戦争を生き延び、様々な思いをしながら生きてきた祖父。
穏やかな人柄がそのまま顔に出ている祖父。
久しぶりに会えて、ほんわかあったかい気持ちになった。

あたしも、精一杯生きて、悔いのないように死んでいきたい。
生きることとは学びの場。
しっかり学びを得て、次の世界に行きたいと思った祖父との再会だった。

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2 コメント

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たびたび失礼^^; (あや)
2008-02-13 23:39:40
「続き楽しみ」って書いた直後に、続きの日記はっけん…(アホすぎ)

てか、かなり近くまで来てたんやね~!
敦賀のさかな街でもポストカードや色紙画おいてるよん☆

たまゆらを呼ぶおじいちゃま、すてき。。。
認知症の話、ちょっとわかる気がするなぁ。
淋しさとか、恐怖の裏返しなのかも知れないね。

いろんなものを手放して、学んで、
より深く生きてゆきたいなあ。
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ふふふ (Sara)
2008-02-14 16:39:45
>あやちゃん
ありがとう、続きを発見してくれて!
大垣駅は通過したよ。
土地勘がなかったので声かけなかったけれど、
次回は会おうねぇ。

そして、あやちゃんの絵は敦賀にもおいてるんだ!
それはほんとに近くだなぁ。
お伊勢様も行ってみたいし、また計画たてようっと。

今回もいろいろ深い学びがあって、良い旅でした!
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