Saraの人生右往左往

『人生は長い旅路である』
Saraの“あっちふらふら、こっちふらふら”な由無しごと

自分開き、岩戸開き その2

2010-03-08 22:34:25 | 
【2010年2月21日(日)】

朝起きて外を見ると、ものすごい晴天!
窓から見える戸隠連峰がとっても威風堂々としていて思わず手を合わせたくなる。
窓を開けると冷え切った空気が入ってきて、すぐ閉めた…
最低気温はマイナス6度くらい。

今日はまず宝光社から火の御子社、奥社を回って鏡池へ行く予定。
夕方間に合えば、再度中社へご挨拶に行こうっと。

またまた豪勢な朝食をいただき、取りあえず腹ごしらえ。
中谷旅館内にある祭壇に手を合わせ、宿で長靴を借りて出発!
ここのお宿のみなさんは本当に親切で気持ちの良い滞在ができた。
奥社は晴れると雪崩の危険性があるので、慎重に行ってくださいねと助言を受ける。

舗装道路は除雪されているものの、その両側には場所によって2m以上の雪が積っている。
久しぶりの長靴で、歩くスピードがのろい…
両側の雪を触ったりしつつ、のんびり坂を下ってゆく。
歩いて30分くらいで宝光社の鳥居に到着。
拝殿までの階段が雪に覆われて、つるつるの坂道になっている!!



しかもかなり急な坂道だ。
手すりにしがみつくようにしてゆっくり登ってみた。
宝光社も冬期はご神体は中社に移しているとのことだが、
その場のエネルギーを感じたくてえっちら登った。
こじんまりとして清々しい。



そして、怖いのは登りより下り…
しゃがんで少しずつ滑りながら降りて行った。
ダンナは骨折が完治していないのに、よく頑張ったことよ…

鳥居を出て、先ほど下ってきた舗装路を戻って火の御子社へ。



ここは拝殿までは急な階段などはなく、楽に行けた。
ここもご神体は、冬期は中社に移すようだ。

さらに戻って川中島バス戸隠営業所へ。
ここでフリーチケットでバスに乗り奥社まで行ってしまおうという魂胆。
しかし、いざバスに乗ってみたら、「奥社は行かないよ」。
がーん!
冬期は奥社は回らないらしい…
たった2つ先の停留所の中社宮前で下車。
そこから歩いて奥社を目指した。

どれくらいか忘れたけれど、結構な時間歩いて奥社の鳥居前に着いた。



さて、これから取りあえず随神門まで行ってみる。
踏み固められているとはいえ、奥社はさらに気温が低く、雪がサラサラで歩きにくい。
おそらく距離的にはそんなにないけれど、慣れない雪歩きは時間がかかる。
クロスカントリースキーを履いた集団に、どんどん追い抜かれる…とほほ。



そうこうするうちに随神門前に着いた。
狛犬ちゃんが綿帽子をかぶっていて可愛い!!



随神門からは無理に侵入するなと書いてある。
ここから先は自己責任だ。
もし、無理だと判断したらすぐ引き返そうと心に決め、中に入った。

普段は階段になっているらしい道も、雪に埋もれてただの坂道だ。
そこをえっちら登っていく。
パウダースノーは歩きにくい。

とうとう奥社本殿に着いた!
本殿前の鳥居は雪に埋もれてくぐれないので、脇を抜けて本殿前へ。
その鳥居を過ぎたあたりで、「よく来たね」という声が頭の中で聞こえた。
空耳かもしれないけれど、奥社へは来るようになっていたんだな~。



本殿前でおにぎりを食べていたスキーヤー達に挨拶。
なぜ山ですれ違う人には気軽に挨拶ができるのだろう?
それにしても本殿の屋根近くまで雪が積もっている。
屋根と同じ高さを歩くなんて、普段ではできない体験に大興奮!
そして本当に清々しい空気だ。
戸隠はもっと重苦しい空気の場所かと思っていたら、とっても明るくて開けている。
歌を歌ってスキップしたい気分。
本殿の裏は巨大な磐座という話だけれど、すべて雪に埋もれて確認できず…

戻りは滑り降りるようにして、行きより楽に鳥居へ到着!
鏡池に向かう途中の「そばの実」で、念願の戸隠そばを堪能!!
美味しかったぁ!

腹ごしらえ後、「そばの実」の裏手から鏡池に向かう。
ここも凄い雪!!
カーブミラーが埋まりそう。



歩きにくいパウダースノーを踏みしめて、ようやく鏡池に到着…
と思ったら、池がない!!!



池は凍って雪が積もり、どこが池だかなんだか…
それでも遠くに見える戸隠連峰は相変わらず雄大でした。

日が暮れ始めて再び気温が下がり始めた道をえっちら戻り、中社に参拝。
そこでダンナが「大人向けみくじ」を見つけて引いてみた。
年齢を聞かれて祝詞をあげていただき。受け取ってみたら中吉。
仕事上では驕ってはならぬとのお言葉。

宿に帰ってお土産を買い、早速お風呂へ。
風呂上りの夕飯は、昨日にも増して凄いボリュームで、
さすがに全部食べきれず…
しかも胃に血が集まって、頭がふらふらして座っていられない。
まだモリモリ食べ続けるダンナを残し、部屋に撤収。
横になってごろごろして就寝。

…続く


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