Saraの人生右往左往

『人生は長い旅路である』
Saraの“あっちふらふら、こっちふらふら”な由無しごと

イルカに会いに

2006-10-08 23:59:38 | 
8日は波は4mというニュースでの報道だったものの、
風がおさまったためようやくボートが出せる海況になった。
明日は既に帰途につくけれど、小笠原からはフェリーで帰るため、
ギリギリまでダイビングができるというメリットがある。
『KAIZIN』に電話を入れて、翌日の2ボートを申し込み、
この日は予約していたイルカ船『ピンクドルフィン』に乗船した。


本当は母島周りを巡るツアーの予定だったが、
さすがにまだ海が荒れていて母島までは行けないとのこと。
それでも、海に出れるだけで有難かった

まず、南島の方へ。



うわぁ
荒れて荒れて、南島上陸は無理だぁ
あの美しい扇池を見たかったのに、今回は無理だった。
写真でよく見るあの美しい扇池のある南島は、1日100人までという
入島制限を設けている。
夏のハイシーズンに行く場合は、上陸できない場合もあるようだ。

その後もCaptainのスタンリーさんは、イルカを探して
ポイントを巡ってくれたけれど、台風後の荒れ海にはイルカは近寄って来ない…

真ん中に見える赤い部分がハートに見えることから名づけられた、
『ハートロック』。

午後になると満月の大潮のせいでどんどん潮の流れが速くなり、
イルカがいても泳げない状況になってしまった。

諦めてお昼ご飯を食べ、
兄島の『海中公園』へ行って、魚の餌付け。
ピンクドルフィン号はグラスボートなので、餌付けの様子が見える。
もちろん、スノーケルで見てもOK


餌付け用のネットに引っかかったゴイシウミヘビ。

海蛇という名前が付いているが、実際はウナギの仲間。

海中公園は観光用に魚の餌付けを行っているため、
人間が海に入るとものすごい勢いで寄ってきます。
追い払っても逃げないので、かなり怖かった…

夜は、10月2日に生まれたアオウミガメの子供たちの放流を見に、宮の浜へ。
この日は83頭の子供たちを海に放したけれど、
生き残る確率は0.03%だそう。
自然というのはこうも厳しいものなのか。


カメは生まれてから2~3週間後の砂の温度によって、雄か雌か決まるのだそう。
29.5℃という温度が分岐点だそうです。
そして20年~30年で大人になり、また父島に帰ってくるのだそうだ。
自然の神秘。
人間にはどうしようもない、大きな力。

帰ってから、同じ宿の人たちと焼酎を飲みながら談笑。
いよいよ明日は念願のダイビング